ボクにはどうしても試してみたいコトがあった。
『オンナ』として女の人として見られ女の人にしか行けないような所に行き
女の人として振る舞う。
これがボクの念願であり夢でもあった。
部屋で身支度を整え『オンナ』としての外出を心待ちにする。
【でもホントに大丈夫だろうか・・・バレはしないか・・
ボクは単なる女装趣味ではない。だから自己満足の世界だけに浸る訳にはいかない!
完璧な女性として世に認知されなきゃいけないんだ】
それに下手な所に行けば『本物の女性』から変態扱いされてしまう・・・。
【いや、でも大丈夫だ!今のボクはどこからどう見ても完璧なオンナなんだから!】
ボクはそう自分に言い聞かせ微かな不安が脳裏をよぎりながらも玄関の前に立ちボクは決心した。
この扉を開ければ男の時だった自分とはまた別世界の景色が拡がっているだろう。
【よしっ行こう!】
ボクはとりあえず扉ののぞき穴から周りに誰もいない事を確認すると
勢いよく扉を開け玄関を出た。
【う~ん・・女性モノの靴って歩きにくいなぁ】
考えてみたらこの姿で外出すること自体、初めてな訳で思わぬところで
いきなり障害にぶつかってしまった。
たどたどしい歩きながらも『コツッコツッ』っと少しだけ【オンナ】を酔いしれながら自宅マンションの通路に歩を進める。
【でもどう思うだろうなぁ・・普段この部屋からは男しか出てこないのに
こんな綺麗な女性が突然部屋から出てきたら! ・・アハ自分で言ってしまった!
まだまだ油断は禁物なのに】
幸いマンションの住人とは会わずに・・・
と思いきやいきなりボクに試練が訪れた
管理人だ
エントランス付近に管理人がいたのだ!
履き掃除でもしているのだろう。
管理人はこのマンションに住む40代くらいのオバサンだ。
【いやっ!ここで引き返す訳にはいかないっ。かえって怪しまれる。
よし!ここは目を合わさずに当たり障りのないよう行ってみよう!】
挨拶する訳にもいかない。声でバレてしまうからだ!
ボクは軽く会釈をしてその場を何とか逃れた。
管理人も会釈していたように気配でボクは感じた。
ふと後ろを振り返ってみる。管理人は何事もなかったように掃除を続けている。
【ふぅ~危なかった!でもあの管理人どう思っていたんだろう・・・
本物の女性と思っていてくれたのかな。誰かの彼女とかって思ってたりして】
人とは時に自分の都合のいいように勝手に解釈してしまう生き物なのだ
でも少なくとも不審者扱いの目で見たりボクだと気づいているよう素振りは全くな
かったと言ってもいい。
【バレてないっ】安堵感がでてきた。
この調子でいけばなんとかなるだろう。
少しだけ自信をもったボクは更に街の中へと繰り出していくのだった
【続く】
※【予告】女性専用車両編、お楽しみ下さい
※【お知らせ】この作品は女装モノとしてではなく『変身モノ』として読んで頂ければ
TS愛好者としてはありがたく思います
これからもご愛顧の程、よろしくお願い致します
『オンナ』として女の人として見られ女の人にしか行けないような所に行き
女の人として振る舞う。
これがボクの念願であり夢でもあった。
部屋で身支度を整え『オンナ』としての外出を心待ちにする。
【でもホントに大丈夫だろうか・・・バレはしないか・・
ボクは単なる女装趣味ではない。だから自己満足の世界だけに浸る訳にはいかない!
完璧な女性として世に認知されなきゃいけないんだ】
それに下手な所に行けば『本物の女性』から変態扱いされてしまう・・・。
【いや、でも大丈夫だ!今のボクはどこからどう見ても完璧なオンナなんだから!】
ボクはそう自分に言い聞かせ微かな不安が脳裏をよぎりながらも玄関の前に立ちボクは決心した。
この扉を開ければ男の時だった自分とはまた別世界の景色が拡がっているだろう。
【よしっ行こう!】
ボクはとりあえず扉ののぞき穴から周りに誰もいない事を確認すると
勢いよく扉を開け玄関を出た。
【う~ん・・女性モノの靴って歩きにくいなぁ】
考えてみたらこの姿で外出すること自体、初めてな訳で思わぬところで
いきなり障害にぶつかってしまった。
たどたどしい歩きながらも『コツッコツッ』っと少しだけ【オンナ】を酔いしれながら自宅マンションの通路に歩を進める。
【でもどう思うだろうなぁ・・普段この部屋からは男しか出てこないのに
こんな綺麗な女性が突然部屋から出てきたら! ・・アハ自分で言ってしまった!
まだまだ油断は禁物なのに】
幸いマンションの住人とは会わずに・・・
と思いきやいきなりボクに試練が訪れた
管理人だ
エントランス付近に管理人がいたのだ!
履き掃除でもしているのだろう。
管理人はこのマンションに住む40代くらいのオバサンだ。
【いやっ!ここで引き返す訳にはいかないっ。かえって怪しまれる。
よし!ここは目を合わさずに当たり障りのないよう行ってみよう!】
挨拶する訳にもいかない。声でバレてしまうからだ!
ボクは軽く会釈をしてその場を何とか逃れた。
管理人も会釈していたように気配でボクは感じた。
ふと後ろを振り返ってみる。管理人は何事もなかったように掃除を続けている。
【ふぅ~危なかった!でもあの管理人どう思っていたんだろう・・・
本物の女性と思っていてくれたのかな。誰かの彼女とかって思ってたりして】
人とは時に自分の都合のいいように勝手に解釈してしまう生き物なのだ
でも少なくとも不審者扱いの目で見たりボクだと気づいているよう素振りは全くな
かったと言ってもいい。
【バレてないっ】安堵感がでてきた。
この調子でいけばなんとかなるだろう。
少しだけ自信をもったボクは更に街の中へと繰り出していくのだった
【続く】
※【予告】女性専用車両編、お楽しみ下さい
※【お知らせ】この作品は女装モノとしてではなく『変身モノ』として読んで頂ければ
TS愛好者としてはありがたく思います
これからもご愛顧の程、よろしくお願い致します
私のような者は、世界を頭の中で空想するだけなので、書いている時は常にどかしさを感じてしまいます。
ですから、とても新鮮で、読んでいて、とてもドキドキしました。
面白かったです。ありがとうございました。
「も」が抜けてしまいました。
「どかしさ」ではなく「もどかしさ」です。
ごめんなさい。
今の自分ではあれがいっぱい×2ですよ(笑)
お褒めの言葉ありがとうございます!
いや~しんごさんのような【空想力】私もとても欲しいです o(><)o
これからも色々とご指導の程、ヨロシクお願いします☆