日立製作所(笠戸工場等)は、ここのところ列車の完全自動運転システムの売り込みに大いに力を入れているようだ。
このサイトではイタリアはミラノ地下鉄4号線での導入事例を紹介しています。
ミラノ地下鉄は全線とも標準軌で統一されていますが、集電方式はまちまちのようだ。
英国並みの第四軌条型や日本並みの剛体架線型も。
この4号線は第三軌条型ですが、日本の地下鉄とは違い下面接触式のようですね。ちなみに使用電圧は直流750ボルトだそうです。
4号線の最新型電車は何と運転台が当初から全く無し!! ホンマに大丈夫かいな??
日立は既に台湾やギリシャ等にも売り込み、導入させたとも。
まあ、日本でも名古屋市営地下鉄の鶴舞線を除く全線や、東京メトロ丸ノ内線などは、既に半ば自動運転のようなものですが。うん。
それでも運転室内無人では、何だか一抹の不安も頭によぎりますね。まあ、踏切が無いから、まだ良いのかもしれないが。うん。
さて、こんな斬新かつ変な新型電車。日本国内でも、いずれは出現するのかしら?
ちなみにJR東日本では、上越新幹線の運転室内無人化を模索しているらしい。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E7%AB%8B%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%AB_(%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%82%A2)
日立レールSTS
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E7%AB%8B%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%ABSTS
日立レール・日立レールSTSは日立グループですが、欧州に拠点のある鉄道車両・機器メーカーです。主に欧州・アメリカ・アフリカ向けの車両や設備を製造しています。
日立製作所ニュートン・エイクリフ工場
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E7%AB%8B%E8%A3%BD%E4%BD%9C%E6%89%80%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%95%E5%B7%A5%E5%A0%B4
日立製作所の英国向けの車両はこちらで製造しています。
前にも述べていますが、日本ではリニモ・神戸のポートライナー/六甲ライナー・大阪のニュートラム・東京のゆりかもめ/都営日暮里舎人ライナー・横浜のシーサイドライナーが無人運転を行っています。
札幌市営地下鉄東西線では、東車両基地への出入庫列車が無人運転を行っています。
札幌市営地下鉄東西線
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%AD%E5%B9%8C%E5%B8%82%E5%96%B6%E5%9C%B0%E4%B8%8B%E9%89%84%E6%9D%B1%E8%A5%BF%E7%B7%9A より「車両基地」→「東車両基地」参照
パリメトロ1号線
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%AA%E3%83%A1%E3%83%88%E3%83%AD1%E5%8F%B7%E7%B7%9A
https://en.wikipedia.org/wiki/Paris_M%C3%A9tro_Line_1 (英語版)
パリメトロMP05形車両(英語版)
https://en.wikipedia.org/wiki/MP_05
1900年開業のパリ最古の地下鉄路線ですが、鉄輪式で開業した後1963年のゴムタイヤ化を経て2012年に自動運転化され、現在は運転席なし車両の無人運転で運行されています。
パリメトロ14号線
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%AA%E3%83%A1%E3%83%88%E3%83%AD14%E5%8F%B7%E7%B7%9A
https://en.wikipedia.org/wiki/Paris_M%C3%A9tro_Line_14 (英語版)
1998年開業以来無人運転を行い、車両には運転席がありません。
パリメトロMP89形車両(英語版)
https://en.wikipedia.org/wiki/MP_89
パリメトロMP14形車両(英語版)
https://en.wikipedia.org/wiki/MP_14_(Paris_M%C3%A9tro)
ほかにも無人運転の地下鉄や新交通システムは世界各地で導入されていて、むしろ日本の方が遅れている有様。いちいちこのコメント欄ですべて取り上げる余裕はありません。日本の場合、無人運転に関しては、地下鉄とJRや私鉄との相互直通運転という課題もありますが。
管理人さんは無人運転を根本的に信用していないのでしょうか。
また、東武鉄道大師線向けの新車がどんな外観になるのか気にはなりますね。
全自動運転システムはここ暫く様子見の方が良かろう。