久々に、名古屋市営バスの路線系統の表記の在り方について論じてみたい。
市バスの路線系統は1〜160の通し番号時代から多くのところで枝線とかローカル運用が見られますね。
1998年5月までの通し番号時代。53系統、今の栄23系統では中川区役所を経由するものと、そうでなくて八田駅前を経由するものがあり、当初はいずれも“53”を名乗りましたが、やはり苦情が出たのか、前者は後に“53区”に。
まだ、それなら良い方。
今の八事12系統に相当する60系統は、一時は大久手を通らず仲田経由も。しかしながら、どちらも“60”でしたね。仲田経由は、いつの間にか廃止に。
さらに経由は全く同じだが、頻繁に途中で打ち切るものは系統番号の末尾に“イ”とか“ロ”とか付けられたものでした。72系統とか45系統など。
難しい事例では、かつての18系統。今の名駅14系統や幹名駅1系統に当たります。
18系統はもともと名古屋駅前から守山区の幸心を結んでいましたが、いつの間にか、すべてが大曽根止まりに。
後には17系統を廃して、代わりに西区の菊井町から東片端、赤塚、平安通、大曽根を結ぶ18イ系統に模様替え。確か地下鉄桜通線が今池まで開業した頃だったかな。しかしながら、これまでの土居下、杉栄町を経由する大曽根行きも残りました。そのため表記上では18系統が2つもあった感じに。
今はさすがに見直されて、白壁、赤塚経由は幹名駅1系統に統合されています。しかしながら、今なお幹名駅1系統は東区役所経由と白壁経由があり、行き先も上飯田と大曽根。これでは、あたかも全く別の路線だわ。(苦笑)
他にも幹築地1系統は潮凪町経由と西稲永経由に分かれ、始発も名古屋港があれば、港区役所もあり。行き先もフェリーふ頭があれば野跡(のぜき)駅もあり。一体この“カンツキ”は幾つの路線があるんや??
幹神宮1系統は河合小橋、多加良浦行きもあるし、幹栄1系統は水分橋、如意住宅行きがありますね。
これらのことも踏まえて、末尾に“A”とか“B”をローカル系統に付けて、実際に表示をしてほしいところだね。うん。
幹原1系統も然り。鳴子みどりケ丘経由と地下鉄相生山経由、さらには循環路線もあり。あれでは余所の利用者には分かりにくいのではなかろうか?
都営バスとか京都市営バスは、その点は実に上手だ。“A”とか“甲”などをローカル系統に付けて、表示もはっきりしていますね。
一度、名古屋市交通局にパブリックコメントの形にて伝えてみようかな? うん。