4月11日(火)
笠丸山はアカヤシオの山
~・~・~・~
▲ 笠丸山登山口の駐車場での朝。
昨日は道の駅小菅から移動、秩父市経由で国道299号を4時間余かけて午後2時頃に到着していた。
7時半頃に出発。
▲ 現在地の駐車場から、時計回りに登ることに。たいていの方は、逆の反時計回りで周るが。
時計回りの方が、上りは急登だが下りは傾斜が緩く、この方が楽だと考えたため(正解)。
まずは、住居附(すもうづく)集落を通り抜ける。
▲ うむむ・・ これはミツバツツジが径の両脇を埋め尽くす。
▲ ミツバツツジ
▲ 桜も混じっていて、これは桃源郷の面持ちだ。
▲ 10分ほどで、径の右側に笠丸山登山道入口が。
「山頂へ約2K」との表示だから、そう長い行程ではないはずだ。
▲ 杉林の尾根を登っていく。
始めは緩やかだが、その後それなりの急坂が頂上まで一貫して続く。
▲ 初めは両脇にずっと、アセビの植生が続いたが、花は終わっていた。
そのかわりに、まもなくアカヤシオ 赤八汐 がポツポツと現れてきた。
▲ 頂上近くになると山道はさらに傾斜を増して、岩道になってきた。
▲ 笠丸山山頂 (東峰)1165m
このあとの西峰のほうが若干高いのだが1189m、西峰は三角点のみで「山頂」表示は無かった。
おそらく、西峰は頂上エリアが狭く危険なことから、西峰を「山頂」としたものとボクは勝手に考えている。
▲ ここにも周りはアカヤシオ。
▲ 展望は、西峰に比べれば落ちる。
▲ サクラの花を大型にしたようなアカヤシオ。
ミツバツツジが、鮮明な色なのに対しアカヤシオは薄みがかかっている。
▲ 頂上エリアを若干下って、次は東峰へ向かおう。
▲ 当峰への山道は、岩稜線になり細い。
ほんの少し足を踏み外せば、真っ逆さまに転落するスポットもあった。
▲ アレを越えるのかよ?!
やめてけれッ。
恥ずかしながら岩の上を這いつくばって、前進する。周りに誰もいなくて良かった。これが前後に他の登山者が居れば、順番等で気が散って危険。
▲ 西峰に着いた。三角点がある。1189m。
両サイドは切り立っていて、立っているのがイヤだ(笑)。
しかし、展望はパノラマになる。
▲ 左から・・同定はあとでしよう。
▲ 正面のギザギザ山は分かる。両神山だ。
もう高所恐怖症のボクは早くこんな所は立ち去りたい(笑)。
▲ 西峰からは、ここから降りる。
前に見えるロープを伝って。
▲ 伝って降りて、上を見上げる。
かなり長い傾斜だ。
昨日のレポでは、ここで女性たちの渋滞が発生したと書いてあった。登る人、降りる人がいればなおさら順番待ちになろう。今日は時間的に早いから、一組のご夫婦とすれ違っただけだった。
▲ 下山のほうがアカヤシオは多いように見えた。
▲ 両脇の傾斜にもアカヤシオが続く。
▲ のどかなもんだ。
なんでこんな山の中に、アカヤシオが咲き誇るのだろう。
▲ ま、いいや。八汐のごとく押し寄せる赤い情熱と、理解しておこう。
▲ こんな大きな岩の横を通り抜けて。
▲ 地蔵峠と名付けられた節目まで下りてきた。
ちんこい地蔵様が大木の根元にあって。
▲ オマエはなんの安寧を護ってくれるのだろう。
登山者の安全だよな。ありがとうよ。
下山近くになると、花が出てくる。
▲ この赤茶の蕾を持つ花は、ずっと繁茂していた。
咲いたらきれいだろうな。
ハシリドコロ です。(ハナネコさんからご教示)
▲ ?? (笑)
▲ 駐車場のすぐそばの、もう一つの登山口へ戻ってきた。
12時前で、駐車場は満杯だ。
▲ 一応コースタイムは、どちらから回っても2時間半ほどだが、ボクみたいに岩稜で匍匐前進(ほふくぜんしん)したり、アカヤシオとゆっくり語りあっている者は4時間も掛かる。
これで、いいのだ。
▲ おにぎりセットをリュックに入れていったが、まだ昼には早く山では食べず。
クルマの中でのランチとなった。
その後は、いつもの珈琲&ケーキ タイムで。
ケーキは生チョコタルトで濃厚。珈琲も濃い目に大目にした。
この後は、また国道299号で3時間ほど走行して、夕食前には自宅に帰るからな。
▲ 傾斜は下りのほうが、はるかに緩くて、膝には優しく正解だった。
ここは、群馬県上野の山の中だ。周りには登ったことのある懐かしい山々が位置している。
国道299号をこのまま、西に進めば十国峠を経て、佐久に出る。
3泊4日花山旅 総走行距離 305km