遥か彼方へ

行きかう年は旅人なり
いずれの年よりか、片雲の風に誘われ漂泊の思いやまず
我、前だけを見据え最期まで走らむ

柏木山は 愉快なオブジェのある埼玉低山

2024年05月31日 | 山旅

 

この山には、いつも二人のハイカーがいる

 

~・~・~・~

 

5月30日(木)

 

今日は、ブログ「奥武蔵の風」さんが紹介されていた柏木山(かしわぎさん)に行って見ることにした。

数多い埼玉低山のひとつだ。サイテーと略されることがあるが、埼低であって最低ではないから、そこんとこ誤解なきよう。

天気は、終日薄曇り予報だが、台風1号も来ているので止むを得ない。

 

▲ 埼玉県・飯能市の市民会館駐車場に到着。8時半。

自宅から30分ほどで駐車場に着くはずが、やはり朝のクルマラッシュで40分かかってしまった。

後ろに見えるは、多峯主山(とうのすやま)270m。ここは何度も登っている。多峯主山とこれまた近くの龍崖山と合せて飯能三山というらしい。

9時過ぎに駐車場を出発。

 

▲ 街中を歩いて、この標識から山方向に逸れていく。

方向は「吾妻峡」へ。

 

 

▲ 標識の下の花。

何の花か知らないが、いいね。

追記:チェリーセージ のようだ

 

普通の民家の間を通って

▲ ニンニクを売っているところから下りていく。

ニンニクを買っていきたかったが、硬貨を持っていなかった。

 

 

▲ ドレミファ橋が登場。

巾着田の高麗川にも同名の橋があるが、アレは石の上にボードが乗っているが、ここは剥き出しだ。

ド・レ・ミ・ファと口ずさみながらポンポンと渡ることになっている。(自己責任ね)

 

 

▲ 川の上流方向(下流方向も同じようなもの)

この清流は、入間川。このもっと上流は名栗川になって、あの有間ダム(名栗湖)から流れてくる。

この辺りは、吾妻峡という名前が付いている。

 

川を横切って

▲ 土手をどんどん上がっていくと、車道にでる。

車道を右手にまた上がっていって

 

▲ 「柏木山」の標識が

その手前が10台ほど停められる駐車場になっている。クルマを市民会館でなくて、ここに停めれば50分ほど時間短縮になるのだが、あのドレミファ橋で、ドレミファとやりたくて。

ここから、茜台自然広場登山口が始まる。

 

▲ フェンスコース柏木山の標識に沿って、傾斜の緩い登山道を上り続ける。

 

 

▲ 「富士見の丘」

残念ながら、富士山は雲の中で見えず。

 

 

▲ フェンスコースの名の通り右手のフェンスに沿って頂上まで歩く。

フェンスの向こうはゴルフ場らしい。

もう少しだろう。

 

▲ 柏木山頂上303mに到着。10:57AM 2時間弱経っていた。

この標識の裏には

 

▲ 高(たか)ドッケ山 の英語表記が。

その下に丸いわっかが下げてあって、「平和の輪」との説明も。

タカドッケヤマはこの山の別名らしい。ドッケとは尖ったという意味なので「高く尖った山」を意味しているのだろう。

 

▲ 三角点みたいな石柱もあるが、正式な三角点ではないだろう。

 

 

▲ ここからの眺望はすこぶる良い。埼玉低山では珍しい。

 

 

▲ 右端の眺望

 

 

▲ 山名の写真が設置されている

それによれば

 

 

▲ 棒ノ嶺と川苔山はあれだ。

 

 

▲ (先月に登った)棒ノ嶺をズームアップすれば

あの平なところが頂上で、ヤマザクラを観たよね。

 

 

▲ 頂上広場から下の斜面には野花があって

 

 

▲ さらに下にはオブジェがあって

 

 

▲ 三人の人形が楽器を奏でている ♬

左から、ギター、トランペット、バイオリンを。

聴こえてくるだろう。

でも、いつもタイヘンだね。

 

 

▲ フクロウのオブジェもあった。(片目がとれているが)

おもしろいな。

 

 

▲ 竹筒の望遠鏡もあって

筑波山が見えるのかな。

どれどれ。

 

 

▲ 写真に撮ると、逆光で何も映らないが

 

 

▲ 遠くの景色(多分、筑波山方向)が見えた。

このお遊び、いいね。

 

 

▲ 女性陣4人が来ると、一気に騒がしく 華やかになった。

 

ボクも昼メシを食べよう。

 

▲ 「ツナサラダ巻とカニカマコーン巻」と「梅づくし」おにぎりで。

 

 

▲ コーヒーで、きょうのこの瞬間(とき)に

カンパーイ。

 

 

▲ 頂上では1時間ほどいた。

最初はだれもいなかったが、オッサンばかりになって

バイバーイ。

 

フェンス沿いに進んで、最後にはここに

▲ 「ジャンダルム」と名付けられた2番目のピークに。

 

 

▲ ここにも、竹筒望遠鏡がお遊びで設置されていたが

 

 

▲ 本来4本の望遠鏡が2本だけになっていた。

風雨で壊れたのか、壊されたのか・・。

 

更にジャンダルム尾根を進んで

 

▲ 昇ってきた車道が見える高台端まで来た。

登山口まではもう少しだけ。

向こうに見えるのは飯能の町。

 

また、ドレミファ橋を渡って

▲ 市民会館駐車場に戻った。13:29PM

 

 

▲ いつもなら、出発前にコーヒーを淹れて、シャキッとさせるのだが

今日は暑い(頂上で25度C)ので、Tシャツ1枚で下山してきた。

で、コストコ炭酸水を飲み干したあと、ちびたいフルーツゼリーで。

それでも1時間ほど休憩を楽しんで、帰宅した。

 

最後に余談。ボクの全くの勝手な推測だが、柏木山は個人所有の山ではないかな。昔は高ドッケ山と呼びならわしていたが個人所有になって、「柏木」という所有者名に代えたのでは。柏木という地名は見当たらないようだし。飯能市のハイキングマップ等には「柏木山」は掲載が無い。頂上の面白いオブジェ等も所有者個人の趣味を表しているのでは。

それはともかく、柏木山の頂上の展望は魅力的だ。次は冬に来てみようか。富士山の見える時に。

 

 

 

 


尾瀬沼と水芭蕉そして燧ケ岳

2024年05月25日 | 山旅

 

沼尻平の避難小屋から尾瀬沼を臨む

 

~・~・~・~

 

5月23日(木)

 

▲ 大清水第二駐車場

昨日は関越道赤城高原SAで前日泊。

BS朝ドラを見たあと、1時間ほど走って(沼田IC経由)この駐車場に到着。実に12年ぶりだ。

8時半に出発。(前回より45分ほど遅れているW)

 

▲ 駐車場から5分ほどで、大清水登山口に出て立つ。

脚にサポーターを付けるのを忘れてクルマに戻る。これで、1時間ビハインドに。

 

 

 

▲ 一の瀬休憩所

ここまで砂利道を1時間ほど歩く。6月下旬からは、大清水Pから低公害車の運行がある。売店も開くようだ。

 

一の瀬からは山道になる。

▲ 木道階段がつづら折りに続く。

 

 

▲ ヤマツツジがポチポチと見える。(多分ムラサキヤシオツツジ)

 

 

▲ 歩荷(ぼっか)さんに出会う。

 

 

▲ 三平(さんぺい)平に到着。標高1762m。11:10AM

大清水が標高1180mだから標高差580mほど。ここが今回の山行では一番高い。

この峠を15分ほど下って、三平下へ。

 

▲ 尾瀬沼山荘の横に出る。11:28AM

大清水Pを出発してから3時間ほど経っていた。

ここから、尾瀬沼周回を始める。

向こうに、その尾瀬沼が見える。

 

 

▲ 尾瀬沼の向こうには燧ケ岳(ひうちがたけ)。2356m

東の至仏山2228mと並んで尾瀬を代表する山で、これより北には北海道も含めて、燧ケ岳より高い山は無い。

 

 

▲ 水芭蕉も出てきた。

尾瀬の水芭蕉は5月下旬~6月中旬が見ごろ。12年前に尾瀬沼に来た時は6月8日でベストだった。

今回はちと早い。これからの梅雨入りも心配だし、

歳を取るにしたがい、気がせいてくるので (笑)。

 

三平下から北の長蔵小屋、尾瀬沼ビジターセンターに向かう沼沿いの木道。

 

▲ 釜ッ堀湿原が見ごろを迎えている。

 

 

 

▲ 沼と水芭蕉は相性がいい。

 

 

▲ みずみずしく、可憐な、水芭蕉

 

 

 

▲ 長蔵小屋に入る前の、釜ッ堀湿原の

このスポット、アングルが水芭蕉と燧ケ岳組み合わせのベストではないかな。

これに青空が加わったら・・珠玉の風景。

残念ながら、今日は薄曇りの空。

 

 

▲ ここもいいよね、お姉さん。

向こうに小屋等が出てくる。

 

 

 

▲ 校舎みたいな、長蔵小屋

営業をしているようだ。

 

 

▲ 立派なトイレ  小屋。

尾瀬には があちこちで完備している。勝手なマーキングを防ぐ意味もあろう。

100円玉を握り絞めていれば安心だよ。

 

 

 

▲ 小屋群を後にして、大江湿原へちょっくら行こう。

 

 

 

▲ 大江湿原

この先をずっと歩き続ける(1時間)と、沼山峠・展望台へ。そこから御池Pへの巡回バスが出る。

 

 

 

▲ リュウキンカと水芭蕉のコラボ。

 

 

 

▲ 大江湿原から尾瀬沼を振り返ると

大江湿原のランドマーク、三本カラマツだ。

 

 

▲ 三本カラマツ

大江川が尾瀬沼に注ぎ込むところが少し高くなっていて、そこに。

 

 

 

▲ 大江湿原を後に、尾瀬沼の北岸を回っていく。

 

 

 

▲ 北西端の沼尻平に来た。

この木道は、燧ケ岳頂上へ登る山道で、ナデツ窪。

標高差700mぐらいだから登れないこともない(1泊するならW)。

 

反対方向の木道を進むと

▲ 沼尻休憩所. 後ろに

12年前と違って新しい。調べると2015年に焼失、これを2018年に再建したようだ。

 

 

▲ WDも新しい。パラソルもある。しかしまだオフピークで、誰もいない。

中にはいって

 

 

▲ ここで、ランチにしよう。

晴れ間も出てきて、無風で、尾瀬沼を眺めていると気持ちが解放される。

 

 

▲ いつものオニギリセットを取り出す。

リュックの底に置いているので、オニギリがぺちゃんこだ。

ちと考え直さないといかんな。え?食べれば一緒だと?

 

こんな気持ちのいいところなら、夏場ここで寝起きしていてもいいかな。しかし熊も出入り自由だから無理か。

 

▲ バイバイ。

沼尻休憩所を後にして

今回も、尾瀬沼の南岸を回って、戻ろう。

 

 

▲ 残雪が木道を覆っている箇所もあった。

しかし数カ所で長さもせいぜい数メートルだから、持ってきたチェーンスパイクは不要。

 

 

▲ 足を踏み外すと沼に直下する箇所も一箇所あったが。

道にはゴム網が被せてあり問題ない。

 

 

▲ 燧ケ岳と尾瀬沼

 

 

 

▲ 燧ケ岳頂上をズームアップ。

燧ケ岳は双耳峰。左が柴安嵓(しばやすぐら)(2356m)、右が爼嵓(まないたぐら)(2346m)。

裏側の御池Pコースから2回登った。

 

 

そして、三平下に近い所で

▲ 逆さ燧ケ岳もなんとか

最期に最後に見れて良かった。

 

さあ、戻ろうぜ。

このままでは大清水Pへは、午後6時半になる。WAO!!

三平下 15:46PM から

▲ 三平峠まで上がって16:12PM

 

12年前のスナップ 2012.6.8 14:05

右端のご夫婦、ご主人は70代ちょいで今のボクと同じ。あの夏にお二人で利尻富士に登る予定とおっしゃっていた。左端の男性とは南岸をご一緒に周った。ブログ記事にコメントもくれた方。

みなさん、その後も御息災だろうか・・。

 

12年前を回顧しつつも、急がなくては。あの時より2時間半以上遅い時刻になっている。

 

▲ 下山途中、鹿に遭う。

いつものように、お互いにじっと見つめ合う。

鹿ちゃんは、ボクが何も行動しないのを確認して、山道を横切って白い尻を見せながら、消えていった。

 

気持ちはせいてはいるが、焦ると岩手山下山の時のように前につんのめて顔面を打つ。両ストックを確実に突いて、集中して下りていった。

 

▲ 大清水第一駐車場ゲートまで来た。

左下に折れて降りて

 

▲ Harmonyちゃん、無事帰ってきたよ。17:50PM

総山行時間は9時間19分(含む休憩1時間16分)となった。12年前は8時間の山行だった。

 

昨年の6月17日にシラネアオイの白砂山に登った時は、山行時間がヘロヘロの12時間50分で、18:44にPに戻ってきて、さすがにそのままPで車中泊とした。今回は帰りの林道も舗装道で広いので、珈琲休憩も入れず即下山運転に移った。

 

▲ 片品村の花咲温泉に立ち寄り。午後7時。

車中泊できるか聞いたら、やめてほしいだったので、30分ほど入浴したのち、即出発。真っ暗な県道64号線をクネクネと下って、対向車は一台もなく(笑)、再度沼田ICから圏央道に乗って、赤城高原SAに到着、そこで再度車中泊とした。ほんと、無茶なことをしている。

全身運動で交感神経が高ぶっている上に【速報】まで載せたからだろう、体は疲れているのにいつまでも副交感神経優位へ切り替わらず、ウイスキーナイトキャップも効かず、ほとんど寝付けなかった。ほんとアホなジジイだ。

 

それでも翌日 朝10時半に無事自宅帰着。

2泊3日山旅:総走行距離328km

 

 

 

 

過去記事: 「薫る 尾瀬沼・水芭蕉・燧ケ岳」2012.6.8

 


西瓜香る My Rose Cafe に夏来たりぬ

2024年05月19日 | ガーデニング&DIY

きょうは、この初物。

 

~・~・~

5月18日(土)

今日は30度近くまで気温が上がるらしい。

ウオーキングは、お茶畑は止めて、雑木林へ行こう。

 

▲ 裏手方向にずっと広がる武蔵野の雑木林。

 

いつの間にか、名も無い、もとい 名も知らない

野花が咲いている。

 

 

▲ 写真だけ撮って

 

 

▲ いつもの蕎麦畑まで出て

 

 

▲ 回りの桜並木を歩く

 

 

▲ 向こうの桜並木も、すっかり緑だ。

もう深い緑に。

 

▲ この辺りは、トトロの森基金が買い上げている。

狭山丘陵の雑木林をぜ~んぶ買い上げてくれ。

 

帰りに

▲ 駐車場に寄る。

クルマのポリタンクは、万が一の災害時に備えて水を入れたままにしているが、気温が30度以上になってくると保存水が腐ってくるので、全部水を抜いた。夏対策。

 

家に戻って

▲ 今、ポニカ82が満開だ。

もっと、WDに這わせたい。

 

▲ そして、

「ああ、あそこの、バラ園みたいな家ね」と呼ばれるようになりたい (笑)。

 

今日はスイカをいただく。

▲ 家内の熊本のお友達からスイカが届いているのだ。

毎年、この時期に送ってくれる。

 

 

▲ 見事なスイカだ。

二人だけでは食べきれないので、おすそ分けする。

 

 

▲ 昼は、冷やしうどん。

おすそ分けした方から、「あらっ、今天ぷらを揚げたところよ」ということで野菜の天ぷらをいただいたので、それを。

農家なので全部自分ちの畑のモノ。他にも大きいキャベツ玉をもらったので、夕食はホイコーローになるらしい (笑)。

 

 

▲ 気温は1時で、29.8度。湿度22%。

暑くはなくむしろ快適だ。

 

昼食のあとは、今無料期間中に夢中になっている HULUのPrizon Break を観る。

 

▲ 午後3時ごろ スイカを食べようか。もう充分冷えただろう。

カットすると、スイカのみずみずしい香りが漂った。

夏の香り 

夏来たりぬ

 

 

▲ おいしいわ。

あ電話しなくちゃ。

 

 

良かったですね

 

 

~・~・~


バラ園を観に~道の駅めぬま へ

2024年05月17日 | ガーデニング&DIY

5月15日(水)

 

▲ 久しぶりに、道の駅目当てに出かけた。

 

▲ 熊谷市にある 道の駅めぬま(妻沼) だ。昼に到着。

 

 

 

▲ 道の駅に併設してあるバラ園が、首都圏ニュースでよく取り上げられていた。

家内が行ってみたい、というので。お安い御用でというわけ。

 

 

▲ 平地に巡回通路がめぐらされていて、観やすい。

 

 

▲ では、観て歩きましょう。

 

 

▲ 小さいバラの花

 

 

▲ おっと、これは?

 

 

▲ ピエールdeロンサール

家の鉢植えにあるバラだ。

しかし、今年は・・枯れてしまった。

 

 

▲ これ、なんだけどねえ・・

ウチには、上品過ぎたのだろうか (笑)。

 

 

▲ このバラは立ち木に、まといついて花を咲かせている。

生き方、色々あらあな。

 

 

▲ どうしても、ツルバラ状のものに目が行ってしまう。

蔓バラは、華やかになるよね。

 

 

▲ 一番、均整の整ったバラ

 

 

▲ ブチの入ったような、珍しい柄のバラ

 

 

ひとわたり観たあとは

▲ 物産館に入る。

 

 

▲ 埼玉の物産が色々売っている。

2階のレストランで食事をしたかったが、列をなしている。

食にありつくのには1時間ほどかかるようだ。

この道の駅がこんなに繁盛するのは、このバラ園の開園時期5月~6月だけだろうが。ヤメタ。

 

 

▲ おばちゃん達が、列をなしてウエイティング・リストに名前を書いているのは・・

 

 

▲ 吟ぎん寿司

これまたここの名物らしい。これぐらいは買って帰らねば。3箱購入。

 

食事は帰りの関越道・高坂SAで、天ぷら蕎麦で。価格レベルが一気に上がっているのには驚いた。

 

で、家での夕食は

▲ 吟ぎん寿し でして。

この細長い稲荷寿司は、結構食べ出があった。

 

翌日の昼にも、もうひとパックを食べて、閉口した(笑)。