遥か彼方へ

行きかう年は旅人なり
いずれの年よりか、片雲の風に誘われ漂泊の思いやまず
我、前だけを見据え最期まで走らむ

確定申告 と 失われた30年

2024年03月06日 | 年金生活者のリアル

3月6日(水)

 

▲ 昨晩やっと確定申告書類ができた。前年の保存データを引き継いで国税庁のHPで作成するのだが、何回もやっているのだが、毎回1年を経てからなので、やり方を思い出さなくて時間がかかるのだ。それに、税金が戻ってくるどころか納税することになるので、どうも身に入らず1週間近くダラダラとやっていた。

 

今朝は寒い朝。

▲ 雪が積もっていた。

 

朝食後、税務署にクルマで出かけた。天気が悪いから、そんなに来ていないだろうとふんでいたが、ところがどっこい、シーズンだから駐車場で順番待ちになってしまった。

 

▲ それでも、書類を出す部署は待っている人は数人で、ちょっと待って提出してきた。

受付での係員さんチェックは、提出枚数とマイナンバーが合っているかだけで、内容チェックはない。そして控え書類に提出受領印をもらって帰ってくるだけ。ほとんどの人は郵送するだろうが、ボクは持参する。そのほうが安心するのだ。困ったもんだ(笑)。

 

 

▲ 来年からは、収受日付印の押なつサービスはもうやらないと告知があった。

手続きのデジタル化への一環だとよ。今はスマホで確定申告できることになった。たいへんな世の中になってしまった。

確定申告は、もう30年近く毎年マニュアルで続けている。家人が、「あーたが居なくなったら、確定申告はどうなるの、誰がやるの?」と不安げに聞いてくる。「死ぬまでに、申告が必要な資産はみんな売ってしまうからでーじょうぶ」と答える。

 

 

▲ 御存知のとおり、日経平均もようやく1990年のバブルピークの4万円を先日超えた。失われた30年は、長い、長かった。ボクもまもなく73歳になろうとしている。バブル時のネガティブ・レガシー(負の遺産)を、アホなことを、馬鹿だねと言われながら、よく持ちこたえた、生き延びてきた。

あのバブルは、我ら団塊世代が一斉に資産形成に、昔の言い方ではマネービルに走った結果だと思う。

歌う不動産王も 76歳

そんな団塊世代の皆さんも、まもなくみんな80代になって(男性平均寿命81歳)、死に絶えないしはヨロヨロになったとき、日本にも新たな地平が見えるだろう。その時までに、ネガティブレガシーをすっきり整理して、確定申告なんぞしなくて済むようにして去るから、でーじょうぶだよ。もう少しだよ。

 

 

 


薄くなったからかなあ ~ 年金生活者のリアル

2024年02月05日 | 年金生活者のリアル

 

2月5日(月)

地区の防災放送が朝からスピーカーで、大雪の警戒注意アナウンスを流している。

「午後から大雪が予想されてます。不要不急の外出は控えましょう」

それなら早く散髪に行って来よう。

いつもなら車で行くのだが、帰りに雪が降り始めると帰れなくなるから、ええいウオーキングだ。

 

▲ 30分ほど歩いていつものクイック散髪屋へ。

今日は雪になる恐れから散髪に来る人は少ないだろう、と踏んでいたのだが

なんと5人も客が順番待ちをしている!(考えることは皆おなじ)

二人の刈り手で対応している。散髪席は5席あるのだが、コロナ下で客が減ったのだろう。刈り手さんはずっと二人体制だ。ま、20分で終わるのだが。

おもえば、12年前に60歳で定年、嘱託となって給料も減ったのを機に、それまでの一般理髪店からここに変更した。理髪代費は4300円から1800円に狙い通りカットされた。一般理髪店はフルサービス、耳穴ほじりから眉毛はもとより鼻毛切、肩もみまでやってくれた。もちろん顔剃りも。クイックになると、カットと洗髪のみ。

ああ・・オレも都落ちならぬ理髪店からクイックカット屋落ちか・・と最初の日は、悲哀を感じたものだ。(今は何も感じない、早く終わるのでいいと思っているが)

 

ここのクイックカット店にくる客は、アタマなんぞどーでもいいと思う(失礼だな)高齢者が中心だ。安くたって若者は絶対来ない。若者はパーマ屋(古いなあ)・・いや美容室へ行くらしい。1万円以上払うのだろうなあ。

それはともかく、

今日は、えらく早く終わったよ。

ストップウォッチで測ったわけではないが、感覚的には10分余でカット・洗髪・調髪が終わったよ。

「あれぇ・・さらに薄くなったから・・すぐ終わるのかなあ?」

と不安になりながらも

 

本人ではありません

 

「今日は今までで最速だよ」と50代っぽい刈手さんに言うと、こちらは誉め言葉ととるのだろう

「有難うございます」と返事された。

 

数か月まえから、ポイントカードを髪を刈る前に出すように言われているので、なんで支払い時でなくて先に出すのかと、気の良さそうな人だったので、意を決して支払い時に尋ねた。

 

▲ 備考欄に ①ノーシェーブ ②耳出し ➂もみ普(もみあげサイズは普通)とメモってある。

客のカット希望だ。追求が好きなボクが、遠回しに確認すると、年寄りは自分の希望を表現するのに手間取る、カット希望は変わらない ので、このメモを見て(自分から確認の声かけて)、チャッチャッと早く取りかかるのだと。

すみませんねえ。もたもたの同輩に代わって。(自分も含まれてたりして)

 

カット屋を出た頃には、小雨が降り始めていた。

自宅に戻って昼飯を食べていると

▲ 雪が降り始めた。

 

 

▲ せっかく芽吹きが進んでいる河津桜ちゃんも

おおっ、寒いのおう。

 

さてと、これから降り積もるのだろうか。(午後3時脱稿)

 

 

フィーリン非協賛