遥か彼方へ

行きかう年は旅人なり
いずれの年よりか、片雲の風に誘われ漂泊の思いやまず
我、前だけを見据え最期まで走らむ

戦争 人はなぜ殺し合うのか ~「NHKスペシャル」&「どうする家康」から

2023年06月27日 | 時事

昨今、個人レベルでもその動機が理解しがたい殺人が頻発し、人間には「殺戮願望」なるものが有るのかと思うほどだ。集団レベルでも、「ワグネル」などの民間軍事会社があって、刑から逃れられる、金がもらえるという報酬はあるにせよ、人を殺すことを生業(なりわい)とする集団もある。さらに、集団間、国家間の戦いになると「戦争」という名で公にも認められ多くの「敵」を殺すことが推奨される。 なんじゃ、これは? という思いはずっと持っていた。

 

その中で、先日見たNHKスペシャル「戦争 なぜ殺し合うのか」は当然のことながら非常に興味深かった。

 

副題は、脳内物質オキシトシン・人間の本能に潜む二面性 |   戦争 なぜ殺し合うのか 

👆「You Tube で見る」をクリックすれば、番組概要が短く紹介される。

 

しかし敢えて見られる方は少ないと思うので(笑)、私が要約すると

1.人間は猛獣等の外敵から個人の生命を守るため、仲間意識を育てて仲間集団で外敵に立ち向かうようになった。その集団行動を促す脳内物質が「オキシトシン」

2.オキシトシンは仲間意識を促進するだけでなく、仲間と非仲間の線引きを強化する。

3.この仲間と非仲間の「線引き」には、非仲間に対してはネガティブなイメージが付与されることがくく(鬼畜米英)、同時に攻撃的になりやすくなる。

4.この心理メカニズムで、集団間の戦いが昔も今も起こされるている。

 

猛禽類から身を護るため進化させてきたオキシトシンが、内には融和的に外には攻撃性を持たせるというパラドキシカルな二面性の指摘が、味噌で目新しい。

 

しかしこれだけでは、人間界は戦争から逃れられない無間地獄ということになってしまうので、番組では戦争から平和になる救済策をも示そうとしていた。

南スーダンでは、2部族間の戦争が続いたが、部族通しが共同で開墾したほうが豊かになるという機運が高まった。恨みも捨てる。兵士は職業教育をうけ、融和策が実現されたという例が出席された女性NPOの方から示された。仲間、非仲間意識を越えた共通の、共に利益を得る目標を実行するのが、戦争を無くす方策だ。番組の締めくくりでは、地球温暖化を防ぐグローバルな施策を各国が実行することがその例になるとの示唆があった。

 

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一方、週末の「どうする家康 築山へ集え」は、まるでこのNHKスペシャルを踏まえたように、戦を避ける方策そのものが展開されて驚いた。

 

▲ 瀬名の築山に踏み込んだ家康らに

 

▲ 瀬名は「途方もない計画」を明かし「同じ夢を見て欲しい」と訴える。

「私たちはなぜ戦いをするのでありましょう?」

「戦いをするのは貧しいからじゃ。民が飢えれば隣国から奪うしかない。奪われれば、奪い返すのじゃ」

「奪うのではなく与えあう。さすれば戦いはおきません。繋がりをもった大きな国をつくればいい。大きな国になれば信長も戦わないでしょう」

 

ということで、戦っているふりをして徳川vs武田がいったん停戦に入ったのは、御存知のとおり。

 

しかし、しかしだ。

▲ 信玄の後を継いだ、武田勝頼はそののち前言を翻して、「徳川は密かに武田と和睦した」と言いふらせと指示する。

「この世は戦いぞ。我らは戦いこそ生きる道だ。我が夢は天下を取る。信玄を越えることぞ」

 

NHKスペシャルではそこまでの指摘がなかったが、人間には威信、威厳を持ちたいという感情の虜(とりこ)になることがある。流行りの用語を使えばマウントを取りたい、オレのほうが優れているという優越感を持ちたいというやっかいな欲望だ。優越感では飯は食えない、経済的にはなんの得にもならない感情だ(笑)。しかし、これだけで戦争をやりたがる者もいる。

 

プーチンは、口には出さないが、大ロシア帝国の再興を夢見ている。国民の生活レベルを向上させる云々は二の次だ。ウクライナがNATO圏になるなんてことは絶対承服できない。先ずは国境に近い地域を、住民も文化も元々ロシアなんだからと勝手に「線引き」をして、国民にもその新たな線引を護る大義を洗脳し、「特別軍事作戦」を正当化している。もちろん、欧米がロシアを侵攻しようとしているというプロパガンダは忘れない。ウクライナはプーチン個人の威信追求の戦いに巻き込まれてしまった。

 

 

 

さて、我々はどうするべきか。

 

【無断転載自由】

東北・北海道キャラバンの準備で忙しいのに、こんなものを書いていいのかと思ったが。書いてしまった(笑)。ご笑読いただければ。

 

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北軽井沢・浅間牧場でウオーキング

2023年06月23日 | 山旅

6月18日(日)

白砂山・八間山から下山した昨夕は、疲れてだろういつものカレー等のレトルト食 への食欲がわかない。それでも持参してきていたパインアップルカットは平らげた。甘くて冷たいから食べやすかった。

そのままベッドに倒れ込むのは汗で気持ち悪いので、湯を沸かして清拭して寝た。

 

今日の朝のパンがない。腹はさすがに空いているので

▲ そこは自由自在。朝からチキンラーメンを食べた(笑)。

朝ドラをみたり、愚図愚図と。

いちばん近くの道の駅の♨が12時オープンなので、それに合わせて

▲ 白砂山登山口の駐車場を出発。

きょうは日曜日、今は少し曇っているが晴れ予想なので、登山者、釣り人のクルマでいっぱいだ。

梅雨の中休みだ、みなさん楽しんでくれ。

12時に出発。

 

 

▲ 道の駅六合(くに)に到着 12:40

やはり登山口Pから40分ほど掛かった。昨夕に下りてくるのは無理だったろう。

この裏に温泉♨が併設されている。

 

 

▲ 応徳温泉くつろぎの湯

前回2017年の時もここに寄った。

 

 

▲ 温泉浴室 HPより

温泉の質はボクには分からないが、久しぶりの入浴で、気持ちよく爽快になった。

 

 

▲ 入口に温泉の説明が

応徳年間(1084年~1087年)に発見された歴史ある温泉だ。

そして何よりも・・

 

現在の天皇徳仁さまが皇太子浩宮の時・・1960年8月に、白砂山登山の後、このお風呂に入られたと書いてある。うむ、換算すると浩宮さま32歳の時の登山だ。籠に乗って登られたわけでは・・なくご自身の脚で登られたのだからたいへんだったろう。イヤ、僕より40歳も若ければ、たいしたことないのかな?

いずれにしろ、また2度も天皇さまと同じお風呂に入るとは(語弊があるよ、戦前なら憲兵が不敬罪で飛んでくるよ)有難いことだ。

 

お風呂のあとは、

▲ 同じ道の駅の食事処「しらすな」で

 

 

▲ 蕎麦を(ボクが)ご所望した。

10割蕎麦なのかツナギが入ってないのか、ぼそぼそとした食感で、あまりお口には合わなかったが。

 

腹を満たしたあと、さらに南下。北軽井沢へ。

▲ 浅間山のふもとの牧場へ来た。

 

 

 

▲ 牧場の第2駐車場に停める。

駐車場が大好きなのだ(笑)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▲ 窓から風を入れながら、白砂山登山口前日泊のブログ記事を書いていた。

今晩はここで、このままお泊りだ。

この浅間牧場には過去に何度か来ているがお泊りは初めてだ。

 

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6月19日(月)

 

▲ 浅間牧場での朝。

今日も晴れのようだ。

このまま梅雨が明ければ、どんなにあらまほしきことかな。

朝食は、昨日コンビニ調達してきたパン&コーヒーで簡単に。

そのあとは、朝のウオーキングに。

この牧場には遊歩道が整備されている。

▲ 牧場の正式名は「群馬県浅間家畜育成牧場」。

商業用ではなく研究用牧場だ。佐久の種畜牧場(家畜改良センター)と似た成り立ちの牧場だ。ソフトクリームなんか売らないぞ(おそらく)

しかし、広い、広い牧場。

 

▲ 歩行者道路を歩いて

熊? 出ないだろう。

 

 

▲ 天丸山を目指して歩く。25分と表記があったが。

 

 

 

▲ あれれ、ゲートで行き止まりになっている。

行き過ぎたのだな。戻る。

 

 

▲ はい、右横に表示があった。

この丘が天丸山なのだな。

 

 

▲ 天丸山頂上

 

 

この頂上から眺める

▲ 浅間山 2568m

信州佐久側より、残念ながらこの群馬側からの眺めのほうが浅間山の裾野が大きく見えるかな。

 

ふもとの左手に見える

▲ このポッコリ出た黒い山は、小浅間山(こあさまやま)1655m。

冬の2020年2月に登ったよ。

 

 

▲ 第2駐車場に戻った。

そろそろ帰ろうか。

帰ってよいか家内にメールし、OKが出たので出発!(笑)。

軽井沢経由、上信越道、上里SAで昼食。

午後3時頃に帰宅。

さあ、あと1週間でいよいよ東北・北海道キャラバンだな。

 

3泊4日山旅:総走行距離376km

 

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上信国境の山・白砂山に登る

2023年06月21日 | 山旅

 

稜線を辿って白砂山に登る

 

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6月17日(土)

 

▲ 白砂山への登山口駐車場は、久々の晴れた週末でもあり、クルマでいっぱいだ。

朝6時に、駐車場横の登山口を出発。標高1525m。

 

 

▲ ハンノキ沢出合の沢を横切る

橋は壊れているうえに、増水している。2本のストックで支えて、なんとか渡る。

 

 

▲ 白い花

右はマイヅルソウ。

 

 

▲ 水場分岐

左手の水場に進むとシラネアオイの群生があると、あとで他の登山者から知らされたが。真っ直ぐ登っていった。

 

 

▲ 堂岩山(どういわやま)頂上 2051m  8:47AM

頂上であっても、視界は開けてない。

 

 

▲ 八間山分岐点に到着 9:06AM

白砂山へは左手から稜線を登っていく。

右手は八間山へ帰路で向かう。

2017年6月12日に、白砂山は濃霧で見えず登頂はあきらめ、ここから八間山へ迂回した。

 

 

▲ 八間山頂上はあそこの中央だ。

ここからすこし登ったあと下って、手前に見える猟師の頭へ登って、そこからまた下って、長い稜線を登っていく。

 

 

▲ 上り下りの両脇は笹で覆われた、狭い山道。

2度横に足を踏み外して転倒した。気が付いたらリュックの横ポケットに詰めていたペットボトルが無くなっていた。

 

 

▲ 猟師の頭と呼ばれる小ピークへ 9:34AM

この時点では、CT比まだ30分ほどのビハインド。

 

 

▲ ここから辿るる稜線を赤線で記してみた。

下って少し登って、下って鞍部に達したらそこからずっと登り詰める。

 

 

▲ シャクナゲ

この辺りから多く咲いていた。

 

 

 

▲ 鞍部からの最後の登りが続く

実はあの見えるピークからまた下って、ほんとに最後の登りが控えていたが。

 

▲ スエヒロママのバイカオウレンか、ミツバオウレン

 

 

▲ ムシカリ(オオカメノキ)

紫陽花みたいだが。

 

 

▲ 黄色い花も ⇒ キジムロ(雉莚)?

 

 

▲ この黄色い花には茶色の筋が入っていて⇒オオバキスミレ(大葉黄菫)、上の黄色い花とは別の種だろう。

 

 

 

▲ この50cmぐらいの段差を一気に昇ろうと、右脚を上に掛けて体を引き上げたら、右太腿の内側筋が攣った。

今日のいままでの行程で、これぐらいの引き上げは何度もクリアしてきたのに・・疲れ始めているのだろう。ここで止まっているわけにはいかないので、津村漢方68を飲んで歩行続行。

しかし、歩きは慎重にせざるを得ずで、ペースは落ちた。

 

▲ おおッ! シラネアオイちゃん。

キミが見たかったのだ。

 

横を向いて、うつむき加減なので、

▲ 正面から撮ろうと、体をかがめて、曲げようとするが

また攣りそうになるので、ままにならず。

 

 

▲ さあ、あそこが本当のピークだろう。

 

 

 

▲ 白砂山(しらすなやま)頂上に到着。2140m。11:13AM

6時に登山口を出て5時間ほど要した。CT比1時間半のビハインド。

頂上スペースには10人ほど居たかな。

 

360度のパノラマ風景

▲ 遠く向こうのギザギザ連山は、上州榛名連山。

北アルプスらしい、白い山も見えていたが、何が何だか同定できない。(笑)

2枚のみアップする。

 

 

▲ 白砂山頂上から苗場の方向へ稜線は、まだまだ続く。

 

 

▲ 気温は30度C。

これからは、山の上でももっと上がるだろう。

 

 

 

▲ 昨日スーパーで調達したオニギリ弁当を。

食欲がいまひとつで、半分だけ食べる。

珍しいことだ。

 

 

▲ さあ、下山しよう。12:02PM

頂上には1時間ほどいた。

12時下山開始は、十分に安全圏だ。

 

 

▲ イワカガミ

 

 

 

▲ また、シラネアオイ

 

 

▲ 道脇のシラネアオイは、決して群生というものではなくて

ちょぼ、ちょぼ としか見れない。

しかし、花の中ではこれが今年一番見たかったものだから、見れて安堵した。

 

 

▲ 下山の稜線は

①が猟師の頭 ②が八間山分岐点 ③が八間山方向 といったところだろう。

 

 

八間山分岐点まで戻った時の時刻がはっきりしないが、今から考えればかなりビハインドだったはずで、八間山経由は取りやめて、出発の登山口へピストンで戻る判断すべきだったろうが・・・。

 

▲ 2017年の時の八間山へ迂回が、気持ち良かった覚えで、八間山を目指してしまった。

長袖シャツなので、暑いし、脚はじわじわと疲れていた。

 

▲ コバイケイソウ

 

 

 

▲ 中尾根の頭を通過 14:49 PM

6時出発から9時間近く経過していた。CT比 3時間半のビハインド。

 

 

▲ サラサドウダンかベニドウダン

 

この八間山コースでは誰にも出会っていなかったが、ご夫婦の組に抜かれた。少しお話をする。このあと同じコースで駐車場まで戻ることが判明。

次のポイントの「黒渋の頭」では、このご夫婦は食事しながら休憩されていた。この方たちは、朝6時40分ごろに駐車場を出発されたとか。ボクが、予想以上に時間を費やしていて疲れたと嘆くと、ご主人が「何か口に入れたほうがいいですよ、経験的に少しずつ食べながら歩いたほうが疲れないですよ」。それでボクは弁当の残り半分を空腹感はなかったが、ここで食べた。

そして、ボクが先に出発。このペースでは駐車場にたどり着くのは6時を過ぎるな。もし行き倒れていたら警察に連絡してくださいね、と冗談を言って。

体は確かに楽になった。

 

▲ この八間山経由コースも、実際はアップダウンが3峰ほどあって、タイヘンだった。

左脚も下りで攣って、もう一服漢方薬をずっと前に飲んでいた。

そのあとも、何回も攣るのだがその度に飲むわけにはいかない。一日に2回が限度になっている。両脚を伸ばして立った姿勢で、攣りが収まるのを待つしかない。

 

▲ 八間山頂上 1935m に辿り着いた。16:54PM

ご夫婦もまもなく到着して、20分ほど休憩して、ボクが先に出発。

ここからは、駐車場まで400mほど標高を下げて下って行けばよい。

YAMAPの予想到着時刻は、18:30PMを示している。午後6時半ならまだ明るい(日没は7時)。

とっとと下っていくが、2回ほどまた攣って、癒して、また下る。下りの傾斜が緩いので助かった。ボクが癒している時、ご夫婦が追いついて「大丈夫ですか?」と聞かれたが、「大丈夫です。お先に行ってください」とキッパリ言った。山は全て自己責任だ。でもこれで行き倒れたら、だれも通報してくれないなあ(苦笑)。

攣らないように、姿勢を整えて、とっととっとと下る。

野反湖も見えてきた。

 

▲ おお、ヤマツツジが出てきた。

オマエもボクを励ましてくれる。

もう少しだ。

 

 

▲ 駐車場に戻ってきた。18:44

生還したのだ (笑)。

さすがに残っているクルマは少ない。

 

 

▲ 先のご夫婦が、様子を見にきてくれた。

ありがとうございました。

アドバイスもいただきましたし、非常に心強いものになりました。

長野市在住の方だった。

お顔は完全にインプットされましたから、またどこかでお会いするかもしれませんね。

お二人はこの後、下山されていったが、ボクは今からの林道運転は自分の疲れから危険と判断し、ここでもう一泊することにした。

 

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振り返り:

 

12時間51分の山行(内休憩時間が1時間58分)。CTは8時間5分(休憩時間なし)。これって、いままでで最長かも。10年以上前に浅間山登山で火口まで覗いて来た時(真似してはいけません)が11時間。

今月から有料プレミアム会員(年5700円)になったので、「歩行ペース表示機能」も表示される。右軸で100%がCTだ。水色の折れ線グラフでペースが表示される。

それによれば、分岐点までは100%に近いペースで登っていったが、山頂への稜線を登るにつれて50%近くへペースダウン(疲れと攣りの始まり)。稜線下降時もペースダウンは続き、分岐点以降は70%ぐらいのペースで。八間山を下山する時に(日没前にして必死に)ペースを上げていった。と読み取れる。

①攣り対策 ②ペースを見てコース短縮・変更 が必要。そもそも③余裕をもった山行計画が必要。そのためには、これからの東北・北海道の山行計画の再検討が必要。

幸いなことは、休憩時間を除いた実働11時間余の山歩きでも、疲れはしたがどこも痛くはならずに歩き通せたこと。

 

3D画像で見れば

 

 

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待ちに待った梅雨の中休みは 出動

2023年06月18日 | 山旅

6月16日(金)

梅雨の中休み。

先ずは11時からの3カ月ごとの定期健診へ。

▲ 1時間ほどの待ち時間中に、血圧測定してみる。

3回時間を違えて、測ってみた。140台、110台、130台。なんじゃこれ。心の動揺を表して(笑)。

先生が「最近はどうですか?」と聞かれるので、山の話し、長期旅行の話しになってしまう。先生も「いいですねえ、いいなあ」になってしまうので、「血液検査の結果はどうですか?」と尋ねると、横ばい。すぐどうにかなるようではなく、ほっとした。

いったん、家に戻ってクルマに準備してあった道具を積み込んで

 

▲ アジサイ(紫陽花)を確認して

息子が過去の母の日に2度贈ってくれたもの。

左が筑紫2021.5、右がハイドランジア2019.5。

ハイドランジアが好きだ。

 

▲ ハイドランジアの花は、まるで王冠・ティアラだ。

 

 

▲ 繊細な色の配合は自然の神秘。

 

 

▲ 家内にも「行ってくるでえ」 家内旧姓を冠するバラに。

 

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すると直ぐに現地に到着してしまうのが、ブログのいいところ。

▲ 午後5時過ぎに、富士見峠第一駐車場に到着。

 

 

▲ 背後にみえるのが八間山(はちけんさん)。

もう峠の休憩所は閉まっており、他に誰もいない。

左手前方にはもちろん

 

 

▲ 野反湖(のぞりこ)

 

すぐ近くにある

▲ 八間山への登山口から少し登ってみる。

 

コマクサ、シラネアオイの群生地があるはずなので

▲ ガレ場にまだちんこいコマクサは少し見られた。

 

 

 

▲ しかし、いくら進んでも(笑)、シラネアオイはどこにも見当たらず。

終わっていた。

 

 

▲ しゃーねーなー と「群生地」を下りて、第一駐車場へ戻る。

 

 

ここから、野反湖沿いに北へ10分ほど走って、

▲ いちばん奥の駐車場へ着いた。

今晩は左右3台の皆さんと、ここで車中泊だ。

 

 

▲ ここからも、野反湖の北湖畔が見える。

 

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で、何をやりにここまで来たかって?

もちろん、お山だよ。

明日の計画は、ジャーン!

 

 

▲ 白砂山(しらすなやま)に登って、八間山を経由して戻ってくる。

これは因縁登山、リベンジ登山なのだ。2017年6月12日に白砂山を目指したが濃霧で中途で断念した経緯がある。

 

 

白砂山は雪山だったが、花の稜線と湖畔トレッキングが楽しい - 青い空とわたし

6月12日(月)前日から白砂山の登山口駐車場に来ている。白砂山と言っても、ほとんどの方はご存じないだろう。▲広~い駐車場。新潟県・湯沢町と、(大地震のあった)長野...

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YAMAPのコースタイムでは、8時間余となっている。

うmm、これはたいへんだよ。ボクの脚では・・プラス2時間の10時間になるかもしれない。ただ目的は6年前に進めなかった白砂山へだから、戻りはしんどければ簡単ピストンでもいいか。

いずれにしろ、7年前と同様に北海道への前哨戦(あの時は利尻富士に登るぞ!)で、実践的体力チェック(笑)、との位置づけだ。

 

天気は

▲ 明日10日は、降水確率10%だ。

ずっとこの日を狙っていたが、順延順延で伸びていよいよ明日。

行くぞ。

 

ここは

▲ かなり上信越国境(長野・新潟・群馬県)の奥地P・標高1500m

 

 

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夏のクルマ旅 ’23 を計画しよう

2023年06月12日 | 一般旅

雨模様  が続く今こそ、ぼちぼち今夏 のクルマ旅計画を立てねば。

で、温故知新、過去6年の夏旅(6、7月~8月)を遡ってみた。

 

2017年 (6月25日~8月25日)

東北: 早池峰山、秋田駒ヶ岳、岩手山、八幡平を 登山・周遊

北海道:(函館7/10着)羊蹄山、雌阿寒岳、富良野岳 登山、21世紀の森・美深アイランドキャンプ、小樽発

 

2018年 (7月1日~8月31日)

東北: 月山、羽黒山、鳥海山、森吉山、十二湖、岩木山、八甲田山、三内丸山遺跡

北海道:(函館7/27着)北海道駒ケ岳、ウインザーH、十勝岳、美瑛岳、21Cの森、銀泉台(雨失敗)、摩周岳、斜里岳、美深アイランド、(小樽8/31 )

 

2019年 コロナ禍が始まる ⇒ 長期旅行は中止

信州:燕岳8/4、蝶ヶ岳8/6、8/7~13乗鞍高原避暑

 

2020年

あっちゃこっちゃへ: 7/19浅草岳、8/7池の平湿原、8/19火打山、8/21黒姫山、戸隠高原周遊

 

2021年

東北・信州: 7/17南蔵王、和賀岳(失敗)、7/22森吉山、乗鞍高原周遊

 

2022年

新潟・八ヶ岳: 7/1守門岳、7/30美ヶ原高原、霧ケ峰高原周遊、北横岳、八千穂レイクステイ8/14~17

 

2016年以前はまだ現役で、連続休暇も1週間のみ。夏は北海道に絞って、観光地を駆け足で回っていた。しかし引退後は、富良野・富田ファームを何度も見ても、ジェットコースター道路を何度も走ってみてもしょうがないので (笑)、夏旅の中心を高山植物が見れる登山に向けた。こうして振り返ってみると、我ながらよく登ったものだ。

 

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さて、さて、コロナ明けの今夏は

北海道旅を復活し、前半7月を東北、後半8月を北海道としようか。

引き続き登山を中心に組み立てようか。もう自分に適した目ぼしい山は残っていないのだが。落穂ひろい的に拾ってみる。中には7~8時間以上要する山があるので、今年が体力的に最後の、ラストチャンスになるかもしれない故。

東北では候補としては、祝瓶山、神室山、五葉山、和賀岳(中途断念)、秋田駒ヶ岳(ムーミン谷を)、田代岳、白神山。地図にプロットすれば

 

 

これからは、各山の登山口への道路を詰めて、どう組み合わせたら最適か、そもそも全部周り得るのかを検討する。

 

同様に、北海道の登山候補は、

大千軒岳、樽前山、余市岳、暑寒別岳(一部のみ)、十勝岳(最後の)、白雲岳 など

 

ただ、北海道の山の登山最大リスクは、ヒグマとの遭遇だ。ボクの場合はソロ登山なので最大注意だ。

事前調査でボク以外の登山者が見当たらないような (笑) 山は、回避せざるを得ない

 

 

@ 十勝岳 2018.8 樹林のない山にはヒグマは出ないが

 

ただ北海道のクルマ旅が目指すのは、登山だけとするのは・・もったいない。キャンプも観光も食事も楽しみたい。他のキャンパーの旅ブログから、良さそうなところは大きく取り入れたい。

 

@ 森林公園・美深アイランド 2017.8

こののち、ソーラーパネルの据え付け(2018.6)断行し、ポータブル電源(ソーラー接続)(2021.2)、BS自動追尾アンテナ設置(2021.5)、そして極めつけはリチウムサブバッテリー設置(2022.11)で、自律的野宿能力は飛躍的にアップしている。これも楽しみたい。

 

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