さて、本題です。
ここに来て、一気にインフレが加速しています。
特に建築資材の価格上昇は激しく、
30坪程の家で、2年前より200万以上、
価格が上がってしまいました。
その一方で、「性能は大事である」という考えが
市場に浸透したこともあり、
UA値やC値、耐震等級に関して、
こだわるお客様も増え、
それらの基本性能を高くしている
住宅会社も増えてきました。
ただ、ここ最近は、性能こそが
非常に重要である、という思考の
方たちのグループが活発的に活動していて、
性能が高い商品を持っておくことが、
これからの時代、勝ち残るために重要、
という考えに支配されている会社
も増えてきているような気がしております。
もちろん、住宅性能は非常に大切です。
性能の低い家が普及しなくなることは、
大賛成です。
しかしながら、住宅会社各社の
ブランド力によって、来場される
お客様の客層はことなります。
冴えない写真をSNSに投稿し、
イケてないHPで、
かつ地域の評判も抜群に良くない会社に
アプローチして下さるお客様
は決まっています。
その方のご予算で買える価格帯の商品を
用意しておかなければ、契約まで
至らないのです。
更に、その住宅会社が商売をして
いるエリアの土地価格は、
地域によって全く異なります。
土地がそれなりに高いエリアの場合、
土地+建物の合計金額が
お客様の予算内に収まっていなければ、
これも成就しないことになります。
すなわち、自社商圏の土地価格と
自社のブランド力に合わせ、
お客様が買える価格の商品を持っておかなければ、
どれだけ自社の建物性能が高くとも、
契約に至らない経営をやることになるのです。
ですから、特に土地の高いエリアの
住宅会社では、商品戦略の再構築を
余儀なくされております。
建築資材価格は、残念ながら下がる要因は、
今のところありません。
(この先、需要が激減すれば、
下がるでしょうが・・・)
なので、価格高騰した中で、
どうやってお客様が買える商品を
開発していくかが、非常に重要に
なってくるのです。
市場の変化を予測し、
その変化に適応できるように
自社を変えていくことが経営です。
変化が激しい現代、しっかり
と経営している会社のみ、
変化に適応でき、生き残ることができます。
そのために、日々、勉強と実践しかないのです。
良い時代になって参りました、、