S君と写真展へ。
あと残り20年ぐらいの寿命で何が出来るかねと話をする。
もっと短いかもしれないし
生きるだけならもう少し長いかも知れないが
頭と身体が使えて写真を撮ったりするならば、の話をしているのであって
そうするとそのぐらいかな、と。
それが即ち
じゃあ残りの寿命を楽しむために
どんなカメラを買ったら良いかという
結局そんな話になるのであって
ちっとも創造的ではないのである。
まぁ創造だろうが想像だろうがいいのである。
「なるほど、世界はこうなっているのだな」
見た人が何の言葉を述べるでも無く
ただ、肯首するような、
その上で見たことも無いような新しい切り口で
突き付けたいのである。
今日は秩父で仕事で
最寄りの駅に着いたら
昼食をとっておいた方がいい時間。
駅構内の地場産のお土産お食事コーナーで
なんか美味しそうなお肉の厚いのがのった丼と
秩父舞茸天ぷらの付いたざる蕎麦と
時間的にそばの方が安全かと思い
それを食べて集合時間にもちょうど間に合った。
蕎麦も天ぷらも美味しかった。
仕事場に着いてざっと
段取りを決めたら
ではお弁当をどうぞと言われる。
用意されていたのは
さっき食べなかった方の
厚い豚肉の丼と、立派な牛のもも肉のすき焼き弁当で、どうやら豚も牛も地元の特産らしい。
豚、といきたかったが
天ぷらがまだ腹に来ているので
少しでもあっさり目な牛を頂く。
美味かった。
仕事後に再び駅で
食べていない豚丼を食べられない事もない
食べればあくまでも個人的に
コンプリートした感があるも知れないが
帰れば夕飯もあるし
秩父鉄道に乗ってガタゴト帰る事にする。
豚はまたの機会に。
アイスコーヒーが
ホットコーヒーに変わる季節になった。
タオルケットだけで寝ていては明け方寒い。
10月は都内での活動が続きそう。
街の写真も撮ろう。
一人暮らしの長男が来ていて
ピアノを弾いている。月の光を練習している。
次男は筋トレ中で
ウッとかハァっとか声が聞こえてくる。
母は二人の間を行ったり来たりしながら
何か話しかけている。
月の光を何の曲だっけ?と聞いて、
何かの光です。何の光でしょう?と逆に問われ
朝の光?と答えている。
次男がパンプアップした腕を
見せに来たら
ああ、献血しやすそうだねと言っている。
私は食後の食器を洗いながら
それを眺めている。