-写真の部屋-

奥野和彦

シンキデナホシ マキナホシ

2012-10-30 22:07:21 | 写真
121030

写真は、実世界のコピーなので
切り取った世界に、意味だとか解釈がないと
見る者との間に共通項が生まれず
なんでこんなものを?何を撮ったの?
という感想がまず先にたち、理解されない事になる。

絵画は、アートは
作家の頭の中にポッと浮かぶものなので
それがどんなに奇異であっても
それをなんで撮ったの?というほどには否定されない。

コピーだと、同時代に生きている人の
感覚との差異を否定されるのだ。

コピーであるのに、こんな見方をした事が無かったと
こんな風に見る事が出来るのかと、
そういう意味で「なんだこれは?」と
言われる仕事をしていたい。