-写真の部屋-

奥野和彦

一人で運転中

2018-01-15 21:55:10 | 写真


車に乗って
実家へ用事をしに行く途中で
どうでも良いような畑の風景が
撮っておいたほうが良いような景色に見えて
景色というより
「土と木の電柱とその向こうの林の組み合わせ」
細いくねくね道で後続車もあるので車も停められず
Uターンして戻ろうかと迷いながら走って来てしまったが
急にそのあとちょっとした景色が
「そのように捉えれば存在する理由が無くもない」
ものに見えて来て
「気のせいだ、気のせいだ、すぐ忘れる」
とそのまま通り過ぎて、落ち着いている。

その、撮っておいたほうが良いような
でも、感傷でも記憶でも記録でもない
どうでも良い景色を
本当に撮って並べたら
撮っておいて良かった、何か形を成すものに
なるのかどうかを
やってみたほうが良いのか
時間の無駄なのかを
誰か教えてくれる 訳ないよね。

五線譜に模様としてデザインするように
見た目のバランスを考えて音を(音符を)置いて
ピアノで弾いてみるとか
和音の響きなど気にかけずに
時系列の中に置きたい音をここ、ここ、と
置いていって頭から流して聞いてみるとか
そんなことも考える。

トンボ仕掛け

2018-01-11 21:34:43 | 写真


霞ヶ浦湖畔の古渡と言うところを
何年か前に通り過ぎて
いつか写真を撮りに来たいと思っていた。
もうちょっと生きている町らしく見えてたけれど
今日行ったら人も少ないし
商店も風化してるし(失礼)、でもそこへ行ったのだから
30分ぐらい歩いた。

町の外れの用水路でオオタナゴ(外来種)を
1匹釣り上げて、初めてなので眺めていたところへ
おじさんの軽ワゴンがやって来て
埼玉から来たのなら、嫌われ者のオオタナゴよりは
バラタナゴの方が良いだろうと魚影の濃い場所に
案内してくれる。

もうちょっと写真を撮りたかったけれど
折角なので付いて行き、
タナゴを釣るための仕掛けにトンボ仕掛けというのがあって
興味はあったけれど作るのが面倒くさくて
しくみもよく分かってなかったが
今日丸々ワンセット頂戴して、その優秀さに感心した。
おじさんがこれも使え、と言ってわけてくれた
バニラの匂いがついてる自家ブレンドの練りエサも
自分が持っていたエサより食いが良かった。
色々研究をしているそうだ。

結局、小さな町場を何ヶ所か回って撮ろうと思っていた写真も
釣りの魅力に負けてしまい
バニラの匂いにこちらが釣られたようなもので
古渡の町だけで終わってしまった。
本当は写真の研究をしなければいけないが
でも、トンボ仕掛けを新しくマスター出来そうだから
それはそれで良いか。



夕方

2018-01-09 22:56:04 | 写真


女房はキャベツを刻み
トンカツを揚げる。
バラバラに帰ってくる子供や亭主に
その都度、キャベツを盛り、トンカツを並べて
食卓に載せる。

モモ肉の一口サイズを買って来たが
やはりヒレも買ってくれば良かった、安かったのに
とかブツブツ言っている。

私よさようなら

2018-01-08 20:07:00 | 写真


年が変わって、野球も始まって
仕事も始まって。
森山大道さんの写真集の名前をお借りして。

どうにもならない心境の変化が起きて
ブログを一旦閉じて、
まるで違う場所でやり直したい。
でも、いろいろな手続きを始めようとすると
ツールとしてはこのままあるものを続けた方がいいようでもある。
自分のことを知る人などおらず、
言いたいことを言えるように作った場所が
読み人知らずの写真や言葉が
自分で蒔いてる種とはいえ
そうではなくしてしまった。
一旦、全部公開も閉じてしまってやり直すか
とも考える。
でも、おっさんになって来た道程を
隠して蓋をするようでそれもずるい気がする。

こうだったらいいな。
こうあるべきだな。
と思って信じて来たことは
昭和の古い考えであったことに
気がつかされて
あなた方が子供なんだと思っていたのが
私たちがじじいだったのだと気付かされる。

ブログは、というか
写真を撮って、何かを述べるということは
出来なくなるまでしようと決めていることだから
こうなることも人生の変化のうちの一つで
かっこ悪くてもお見せしないと。
ここからは 出がらしの日記だ。

ここまで12年間
とても楽しい12年間だった。
かけがえのない日々でした。
ご縁のあった若者たち、頑張ってください。
今までのFileを見てくださった方
ありがとうございました。

冬のトレーニング

2018-01-06 12:17:18 | 写真


なぜ、冬は体力トレーニングをするのか。

冬は気温が下がるので、野球がしにくくなります。
どういうことかというと
手がかじかんでボールがうまく投げられない。
グラウンドに霜が降りて溶けて練習にならない。
身体が温まらないままやるとケガもする。



どうせ投げてもボールがちゃんと行かなかったり
怪我するぐらいなら
冬は跳(と)んだり走っていれば暖かいし
だったら身体をきたえておくことに
使おうということではないかと思います。
筋力や持久力はもちろんですが
今、どんどん成長しているみなさんにとって
思ったように体が動かせる
器用になるということにもつながります。



プロ野球も冬にはやりません。
アマチュア野球も冬は試合をやりません。
ただ、なぜか少年野球は冬も大会があったりするので
まるでボールをにぎらない時期がないのですが。


暖かくなって、体が思うように動かせるようになったら
技術的なこまかいことに力を入れていくとして

そのときが来て、ボールを1球投げようとする。
バットでボールを打ってみる。
それが、思ったよりも速く投げられて、
思ったよりも遠くへ投げられて、打てたなら
強力な武器になる。
冬のトレーニングのせいかが表れたということでしょう。



でも、これはきっと他のチームもしていることです。
そうだとしたら、手を抜けませんね。
何よりも私自身が高校生の時に感じたことです。
冬休みのトレーニングがきつくて
監督先生をにらみつけたりするぐらい嫌だったのですが
そんな選手を見放しもせず、むしろ人より厳しくやらされて
春になり、フリーバッティング、練習試合を始めたら
自分の打球が 飛ぶわ、速いわで驚いたのです。
最上級生になって1番バッターになれたのはその練習のおかげです。



ポジションと番号

2018-01-06 10:28:58 | 写真


野球場のスコアボードや
コーチの書いているメンバー表などを見て
背番号とは違う番号が書いてあったり
なんだろう?と思うことについて書いておきます。
ポジション=守備位置 の呼び方
それぞれ、英語と日本語、守備位置を番号にしたものの順です。



ピッチャー  投手  1
キャッチャー 捕手  2
ファースト  一塁手 3
セカンド   二塁手 4
サード    三塁手 5
ショート   遊撃手 6(ゆうげきしゅ)
レフト    左翼手 7(さよくしゅ)
センター   中堅手 8(ちゅうけんしゅ)
ライト    右翼手 9(うよくしゅ)



ショートはショートストップが正式な呼び名ですが
日本ではショートと省略されています。
左翼手、右翼手はホームベースから見て左側、右側と
考えればわかりやすいです。
守備位置の番号はスコアボードやスコアブックに書くときに
数字1文字にしておくと短くて便利なのです。
高校野球の選手はこのままそのポジションの
背番号になるので、この背番号をもらうべく
選手たちはまず、チームの中で争うわけです。
でも最近は、投手も継投(1試合を何人かで分けて投げる)
を始めから決めていて必ずしも先発が1番ではない場合も
ありますし、野手と投手をかねている選手もいますので
だいぶ、変わって来ました。



ピッチャーの1番から始まって
キャッチャー2番、左回りに番号が続いていきますが
ショートより先にサードが5となります。
投手と捕手のことをセットでバッテリーと呼び
この2人以外の守っている人を野手と言います。





フィールド

2018-01-03 17:41:27 | 写真


昨日、次男と体慣らしに小学校へ行ったら
マーがいて、自主トレをしていた。
ほら、やる人はやっているのだ。
昔から、マーはやる人だから。
でも、その場所が巣立った小学校のグラウンドで
今風のスポーツジムでもなんでもないところが可愛いと思う。
野球選手として見るところと、
自分の倅と同級生の子供として見る部分とまだ両方あって
この子達は今年成人式を迎える。
6年生たちがオールスター大会で優勝したことも
ちゃんと知っていて、そんな話もできるのだ。
今年もちゃんと見てるから、頑張ってください。

身体を動かした後は、仕事始めに向けて
一応、機材の手入れやらバッテリー類の充電もして
さて、今年はどうなることやら。

ナイスゲーム

2018-01-03 16:48:45 | 写真


ナイピーとナイスローはちょっと違いますね。
ナイはナイスの省略だともう分かりますが
ピーの部分はピッチャーのことで
ナイスピッチャーがナイスピー。
ナイスピッチになったりもしますね。
ナイスローというのは
ナイススロー、ナイススローイングです。



同じ、「投げること」に対してかける声なのですが
ときどき、逆に使っている声が聞こえて、あれ?
と思ったりします。
3塁手がラインぎわのゴロをギリギリ捕って
1塁へ矢のような送球をして、アウトにする。
みんなが「ナイススロー!」と声をかけるところです。
これを「ナイスピー」と言うとおかしなことになります。
三振を取った投手に「ナイススロー」も変です。



始めてすぐにはわからないことも
野球と、そのしくみをおぼえてくると
だんだんわかって来ます。
その、わかってくるところがまたおもしろい。



テレビゲーム、ボードゲーム、
たとえば、オセロ、トランプ、ウノ、かるた、
いろいろなゲームがありますが
ルールやしくみをおぼえて、その上で頭を使って
相手に勝つゲームです。
他のスポーツもそうですが
野球も試合のことをゲームといい
頭を使って、さらに大きなグラウンドと
自分の全身を使って、技術をみがいて
同じようにきたえて来た相手と力をきそいあう。
スポーツを、野球をえらんで
その中にとびこんで来たみんなには
そんな特別な場所を楽しんでほしいと思います。





ボールを呼べ!

2018-01-02 22:32:58 | 写真


明けましておめでとうございます。
年末に旅行に出かけたのでほったらかしになってしまいました。
今年もがんばりましょう。

野球のかけ声で「バッチこい」というのがありますが
バッチというのはバッターのことですよね。
なんでバッチなのか考えて見ましたが
たぶん、ピッチャーのことをピッチというので
チの字はつかないけれど、バッターのこともバッチと
言うようになったのではないかと思います。



守備についている選手がバッターに向かって
「さあ、バッター打ってこい!」と挑む(いどむ)かけ声。
それが「バッチ来い!」です。
そう声を出すことで、自分自身も
打球にたいする、気持ちの準備をし続けています。
「さあ、来い!」だけの時もありますね。
バッターボックスに入っても同じく、相手投手に対して
「さあ、来い!」と言うことがあります。
これが、「ボールを呼ぶ」ことなのです。
バッチ来い!と言ったって、じっさいに来るのはボールで
バッターが走り寄って来るわけではないですから。

そうかと思えば「さあ、行こう!」とか「いこーぜぇ!」とか言うこともありますね。
いったいどこへ行くのか。
さっき、来い!って言ったのに
今度は 行こう!なのか?どっちなんだ?
たぶん、行く のは勝利の方へ、なのです。



コーチたちが、ボールを呼べ! と言っているのは
そのように、気持ちをプレーに集中させて
いつ来るかわからないボールに対しての
準備をしなさいと、言っているのです。
けいけんがある選手もいると思いますが
守備のさいちゅうになんとなく、考えごとをしちゃってたりして
ボールが来てあわててしまってとれなかったり
投げるところまちがえちゃったり。
だから、気持ちが野球からはなれてしまってボーッとしないように
声を出して準備をしておこうということなのです。
アウトカウントや守備位置のかくにんも
声を出すことでできますね。失敗がへります。
野球において声を出すことはとても大事なことです。