-写真の部屋-

奥野和彦

喫茶店

2022-09-20 23:59:25 | 写真


三連休の内の2日この町に来て
今日で最後

2日間外から見るだけで
入る時間の無かった喫茶店に
今日は入ってみる。
入って良かった。

バス停には人が結構並んでいて
町が生きている感じがする。
雨で濡れた歩道のアスファルトに
銀杏がいくつか落ちていて
それをバスを待つ人達が踏みしだくので
匂いが漂っている。


カウンター

2022-09-16 19:16:51 | 写真


実家が印刷屋をしていて
中高生の頃の長期休暇には
父に頼まれて印刷に使う「活字」を
都内に行って買ってくる手伝いをしていた。
活字屋の親父は本当にまん丸の牛乳瓶の底のような
レンズのはまったメガネをかけ
いつも難しい顔をして
箱に並べた活字を目から10センチぐらいに
近づけて確かめる。ごく稀に
「親父さんの使いか、ご苦労さん」
と言ってちょっとだけ笑った。
多分、俺の顔にピントは合ってないな。

電車賃のお釣りで
立ち食い蕎麦を食べても良い事になっていて
蕎麦を沸いたお湯にくぐらせて
丼に入れて
ガラスのウィンドウから
天ぷらやコロッケをつまんでのせる。
おばさんが丼をワッシャワッシャと洗い
注文が一段落したらその間におじさんは
また次の天ぷらを揚げて
客は自分で給水器から水をコップに入れて
仲間と喋ったり愚痴をこぼしたり
つゆをこぼしたり。
競馬新聞を読む人、週刊誌を読む人
平気で店の中には灰皿もあったっけ。
人間の色々の勉強をしていたと思う。

今は喫煙人口も減り
人と飲む機会も減り
別に構わないけれど
その分勉強する科目は減る。
人の機微に鈍くなるだけの事
元々備えている素敵なものを捨てていくだけの事。

ハゼの記憶

2022-09-14 00:55:31 | 写真


電車で行くはずだった仕事が
車で行かなければならない内容になり
ではではと、かなり早めに家を出て
かねてより懸案のハゼ釣りを試してみる事にした。
日焼け止めを塗って
白Tシャツに半ズボンでサンダルに麦わら帽子
仕事場の対岸のお台場には
なかなか似合いのファッション。
ところが釣り禁止の場所があるらしく
遠慮がちでやる所ではダボハゼしか食って来ない。
そこで時間をロスしてしまったが
日中のお客がだいぶ減ったので
多分ここならマハゼがいるんだよな
と思うところへ移動。
釣り禁とOKの境目だったことを後で知るが
そこで1時間半で16匹釣れた。
やっとコツも思い出して、もっと上手になれそうだ。
昔、父や叔父に連れて行ってもらったハゼ釣りの感触を思い出した。

それから仕事をして帰って16匹を唐揚げ用に捌いて
やっと一息ついている。

The Queen is Called by God

2022-09-09 20:18:18 | 写真


もはやタイトルの付けようもない。
「無題」とする手もあるが
毎度「無題」でも如何なものかと
何とか捻り出そうとする。
白紙ではアップロードが出来ず
タイトルを付けろと差し戻される。

だから何か駄文を書いて
そっちのテーマを掲げてもよい。
God Save The Queen
ジョン・ライドンは反王制主義だが
人間としての王室の人たちに反対してはいないと言っていた。
エリザベス女王が生きていて元気なことは
本当に誇らしいと思っていると言っていた。

調子に乗って
この時とばかりにGod Save The Queenを
大きい音でかけたりするのは
センスがない。

ジョンは別にどうだっていいよ
バカには何言ったって分からねえからと言うだろうけど。