ホンダ フィットシャトル 新型車解説 【オートックワン】
あのフィットに荷室をプラスしたフィットシャトル近日登場!
フィット。この名前を聞けば、誰もがコンパクトカーを想像するほど、初代から日本で人気を博してきたクルマ。人気の秘密は初代から「低燃費」「室内の広さ」「使い勝手」の3拍子が揃った日本にピッタリなクルマだったからだろう。
そんなコンパクトカーの代名詞的存在のフィットに、さらなる広さと使い勝手がプラスされたワゴンモデルが登場だ。その名も「フィットシャトル」。
フィットの良さはそのままに、全長を伸ばし、伸ばした分はすべて荷室部分に、もう少し荷物が積めたらというユーザーニーズに応えたクルマだ。
フィットシャトルの全幅×全長×全高は、1,695×4,410×1,540(mm)と日本の狭い道路事情にピッタリの5ナンバーサイズ。全高も1,540mmに抑えられているので、一般的な立体駐車場にも入庫可能。
そして最小回転半径は4.9mと取り回し性も優れている。
エクステリアはフロントこそ、ファミリーであるフィットを連想させるデザインだが、サイドビューは空間を感じさせるロングキャビンを流麗なラインと伸びやかなフォルムでスタイリッシュに。リアもどっしりとした安定感に傾斜を強めたリアウインドウが軽快さを演出している。
ハイブリッドモデルでは、メッキにクリアブルー塗装を施し、アクリルカバーを合わせたフロントグリル、同じくメッキ部にクリアブルー塗装を施したヘッドライト&リアコンビレンズなどにより、先進性&クリーンイメージを持たせたハイブリッド専用のエクステリアとしている。
パワートレインは1.5リッターと1.3リッター+IMA(ハイブリッド)の2機種。現行フィットがマイナーチェンジを機にホンダ独自のIMA(インテグレーテッド・モーター・アシスト)を搭載したハイブリッドモデルが追加されたが、このフィットシャトルには登場からこのハイブリッドモデルが設定されている。
しかも、フィットシャトルはボディサイズが大きくなったにも関わらず、ベースのフィットハイブリッドと同じく、10・15モード燃費で30km/Lを達成。
これなら燃費を気にするユーザーも十分納得の数値だろう。
ハイブリッドモデルは、インサイトから採用しているエコ運転度の状態やアドバイスしてくれるコーチング機能&ティーチング機能はもちろん、パワートレインなどを燃費優先に制御し、積極的にエコ運転をしたい人に便利なECONモードも同じく採用。低燃費を楽しく支援してくれる機能が満載だ。
さてこのフィットシャトルのキモとなるのは、ベースのフィットより大幅に拡大したラゲッジスペース。
上記にも記した通り、全長を伸ばした分はすべて荷室部分にまわしたというだけあって、その荷室容量は590L。荷室は床上と床下で通常は仕切られていて、床上に496L、床下に94Lとしている。
ハイブリッドモデルはバッテリーを積んでいるので若干容量は少なくなるが、それでも517Lと十分。
もちろん5人フル乗車じゃなければ、6:4分割のリアシートを倒すだけでさらに広いラゲッジスペースを確保することができる。
さらに、リアシートを左右ともに倒した状態の最大荷室容量は1,165L、ハイブリッドモデルで1,092L。
これだけのスペースが確保できれば、日常で大きな荷物を購入したときや、アウトドア用品を大量に積み込んで、遠方にドライブなんていう使い方も十分対応可能だ。
ちなみに、5人乗車時での荷室長は1,020mm、荷室幅は975mm、リアシートを倒したときの最大荷室長は2,000mmと長尺モノでもへっちゃらだ。ワゴンモデルとしての積載性は十分とわかっただろう。
この手のワゴンで次に気になるのは積み下ろしが便利かどうかの使い勝手。
フィットシャトルはベースのフィットと同じく、センタータンクレイアウトの低床設計によって、荷室床面地上高は 540mm。重い荷物でも積み下ろしはラクにできる高さ。さらに狭いスペースでのテールゲートの開閉を考慮し、ヒンジを前方に配置したことで開閉の必要スペースを抑えたつくりと細かい配慮がなされている。
ボディカラーは見る角度によって色味が変わるヒスイをイメージした新色「プレミアムオーロラジェイド・パール」をはじめ、ハイブリッド専用色にはフィットハイブリッドと同じく「グリーンオパール・メタリック」など全9色を設定。
価格は1.5リッターモデルが1,610,000~1,820,000円、ハイブリッドモデル1,810,000~2,330,000円(価格はすべて税込)。
近日、発表&発売となるフィットシャトル。すでに予約受注は受け付けているが、コンパクトの新しいカタチにハイブリッドもプラスされ、魅力タップリの話題車がまた1台誕生する。
というわけで本日発売予定だったフィットシャトルの記事です。今日発売予定でしたのでこのような記事が出るのでしょうね。
写真も今までにない写真だらけなので見たほうがいいと思いますね。このように発売できる状態ですのでいち早く発売出来る環境になることを願います。