花まつり的情景。 @株式会社加登 堺店(大阪府堺市南区)
by |2008-04-08 19:59:00|
またの名を、灌仏会。
「花まつり」の名で広く知られる今日4月8日は、お釈迦様の誕生日とされています。
関西では5月8日にお祝いするところも多いようですが、いずれにせよ大変おめでたい日です。
堺市霊園(堺市南区)
お釈迦様が生まれてすぐに7歩歩き、「天上天下唯我独尊」と言ったという伝説はあまりにも有名ですが、これにまつわる解釈は様々です。
なかにはこれを「私がいちばん偉いのだ」との意味に理解し、お釈迦様は傲慢な人だったと批判する向きもあるようです。
真偽のほどは僕には分かりませんが、よく言われるように「生きとし生けるものはすべて尊い。自らを尊び、すべての他者を尊ぶことの大切さ」を伝えているのだと、僕はそう思いたい。
仏教、特に大乗仏教の根本にはつねに利他心があります。
他人を思いやる心。
これは仏教に限らず、世界中のあらゆる宗教において最重視されているのではないでしょうか。
人種や性別や地位や貧富の差や、能力や容姿や出自などに関係なく、人が幸せに生きるために最も大切な心。
そのはじまりが自らをいたわることなのだ、ということだと思うのです。
株式会社加登 堺店(大阪府堺市南区)は、こちらの看板が目印です。鉢ヶ峯公園墓地(通称)すぐ手前。
他人を傷つけることは、自らを傷つけること。
自らをいたわることは、他人をいたわること。
憎しみや悲しみに囚われて他人を傷つけるその時、自らはもっと傷ついている。
他人を赦し何かを与えたいと思うその時、人はたくさんの愛に包まれる。
苦しい時にこそ、他者を思うことが救いになる。
そう分かってはいても、辛い時には自分のことしか見えなくなっちゃいますよね。
やっぱり日々修行だなあ。
さて、今日の写真は堺市霊園(通称「鉢ヶ峯公園墓地」)からです。
言わずと知れた堺市最大の公営墓地ですが、お花見をするためだけに訪れる方もたくさんいらっしゃるという桜の名所でもあるのです。
澄み渡る春の空に淡い桜の花びらが、まさに満開。
株式会社加登 堺店(大阪府堺市南区)のスタッフNさんが撮影してくれたのですが、たまたま通りがかったお花見のお客様から
「私もこんなところにお墓を建てて眠れたら幸せやなあ」
と言われたそうです。
そう言えば、桜をこよなく愛した西行法師に、こんな歌があります。
願わくば花の下にて春死なむその如月の望月の頃
やっぱり桜って、日本人の心のふるさとなんですかね。
還るべき場所っていうイメージが僕にもある。
何とも、不思議なものです。
長くなってしまいましたが、加登堺店は堺市霊園のすぐ目の前にあります。
気さくなスタッフが皆様のお越しをお待ちしてますので、お花見のついでに気軽に立ち寄ってみて下さい。
もちろんエコバッグもありますよ(しつこいですか?)。
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