いつかは見たい人。
by |2008-11-05 22:37:34|
キース・ジャレットとダライ・ラマ。
最近は毎年のように来日されているものの、お二人とも長距離の移動が辛くなってくる年齢。
いつまでもお元気でいてもらいたいものですが、来年以降も同じようなペースで訪日して下さるかは分かりません。
僕はといえば講演・公演の度に行きそびれ、明日のダライ・ラマ講演もギリギリまで迷いながら結局断念。
だって、講演の地として選ばれた2箇所が、東京と北九州ですよ?
大阪に住む人間にとってはこの上なく切ない状況。
もちろん、はるばる日本まで来て下さってる時点で有難い話なんですが、やっぱり来年は、もう少し近くに来て頂きたいですね・・・。
さて、ダライ・ラマについて、あるいは一連のチベット問題について、ここで多くを語るつもりはありません。
ただ、怒りに対し常に慈悲の心をもってのぞむというダライ・ラマの一貫した態度を見ていると、観世音菩薩の化身とされているだけのことはあるなあと思ってしまいます。
空(くう)を直観する、稀有な人間のひとりであることは間違いないでしょう。
とにかく、表情が子供のようにピュアなんですよね。
まるで円空仏のような穏やかさと無邪気さ。
チベットの歴史って、知るほどに重いんですが、それでもなお心が濁らず澄み渡っているのが分かる。
執着を捨てること。
大いなる慈悲の心を有すること。
誤解を怖れずに言えば、それこそが解脱への道なんでしょうね。
執着しないこと・・・・・。
ああ、講演聞きたい。
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