トロイメライじゃありません。
by |2008-12-25 23:47:25|
世間はクリスマス。
けれども僕はこのところ、もっぱらニラーハラー(ニライカナイ)に憑かれているのだ。
つい先日、この国に「神の島」と呼ばれる場所があるのを知った。
ニラーハラーへと通ずる聖なる地、そこでは未だに旧暦が用いられているという。
人口わずか200人。
彼らは太陽と月を最高神としてあがめ、自然そのものを信仰する。
島内の土地はすべて島民によって共有され、毎月のように祭祀が執り行われる。
その数、実に年間20回を超えるそうだ。
ニラーハラーとは琉球神話において、東の海の果てにある異界。
太陽が昇るところだ。
人の魂もまたニラーハラーから生まれ、死んだら再びニラーハラーへと帰ってゆく。
琉球をつくった神さまアマミキヨもまたニラーハラーからやって来て、この地に降り立ったのだ。
程なく国生みを全うしたアマミキヨはまた、ニラーハラーへと帰っていった。
海が空だったり地中だったりという差こそあれ、縄文以前の我が国における世界観・死生観というのは概ねこのようなものだったようだ。
日本仏教の世界観において、転生しているはずの魂が、何故帰ってくるのか。
それに対する答えが、ここにありはしないだろうか。
とりあえず、行ってきます、神の島。
ケータイ繋がらなかったらごめんなさい。
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