株式会社加登の社員が日々
綴る、お墓のブログです。
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2009-01-23 23:15:35
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神々の棲む島 ~後編。
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2009-01-23 01:44:18
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朝はやって来ては夜に融け、次第にあふれていく。
空、月と太陽が昇っては沈む空。
分厚い冬の雲を突き破り、光は今にも漏れ出ようとしている。
夜を昼にした近代。
闇を征服した近代。
今の日本に、本当の闇を知っている若者が果たしてどのくらいいるだろう、
甚だ疑問だ。
かく言う僕も、本当の闇の何たるかを知ったのは、二十歳を越えてからのことだ。
西インドの片田舎。僕はバスを待つ。真夜中。本当に、何も見えない。
目を開けていても閉じていても、寸分違わぬ闇。
上下の感覚すら危なくなってくる。
こうして言葉にしてみると何てことないみたいだが、実際にそういう状況に身を置いてみると、現実なのか夢なのかが曖昧になってくる。
目を開いても何も見えないということ。
足元さえも見えないということ。
もしかしたら僕は夢のなかで、果てしのない宇宙に浮かんでいるのではないだろうか。
そう思わせるだけの説得力が、闇にはある。
世界内存在。
視界に飛び込んでくる無数の情報を我々は過去の経験と照らし合わせ、そこに自らにとってのリアルな意味を見出す。
我々の「世界」はそのように出来ている、僕もそう思う。
情報と経験との関係性が、個々のなかでそれぞれに世界像を結ぶ。
けれども闇は、世界を形作るはずの関係性そのものを無効にしてしまう。
我々には、闇を闇としてありのままに受容するだけの構えがない。
存在を保証してくれるものが何もない。
個の解体。
なんて分かるような分からないような話は置いといて、
要は、本当の夜っていうのは実に怖ろしいものだということだ。
僕は朝日を見るべく早起きして、ニラーハラーを望む東の浜辺に向かう。
漆黒の闇。
たまたま同行する人がいたため、恐怖心はさほどでもなかったが、最高神である太陽が隠れているあいだは、悪霊が跋扈する時間とされている。
島の住民は今でも夜歩きすることを好まないそうだ。
久高島の人々にとって、自然神のなかでも一番偉いのは太陽と月だ。
世界中を見渡してみても、太陽や月を崇拝する原始宗教は枚挙に暇がない。
闇を照らす光の有り難さ。
背後にあるのは近代文明が見失ってしまった、闇への恐怖。
朝がこんなにまぶしいものだなんて、僕は知らなかった。
当たり前のことが当たり前ではなくなっている、世の中はどんどんおかしくなっている。
人間にとって怖ろしいものを、文明はすべて排除してしまった。
自然だとか先祖様だとかを冒瀆したら罰が当たる、だなんて非科学の極みかもしれないけれど、そこにこそ我々のモラルはあった。
肉親や兄弟を殺す、などという忌まわしい事件が増えてきた。
こんなことは、法以前の、個のモラルの問題だ。
何故こんなことが起こり得るのだろう。
敢えてキーワードを挙げるとすれば「畏怖」「尊敬」といったところか。
学力向上も大切かもしれないが、教育の場で教えられなければならないことはたくさんあるのだ。
本当の闇を知らない世代に、久高島のように自然と信仰心が育まれるような環境にない多くの子供達に、我々が教えてあげられることは限られている。
そう考えると、お寺や神社や教会に子供達を連れて行くことも大事なのではないだろうか。
かのアインシュタインは、敬虔なクリスチャンだったそうだ。
自らの発見が原水爆の開発に貢献してしまったことを、終生後悔し続けたという。
清らかな心を持つことが、子供達の成長を阻むことなんて在り得ない。
心の拠りどころがない社会は、それこそ空疎だ。
迷信じみたところはあるかもしれないが、何かをうやまう気持ちは、他の方法ではなかなか教えることが出来ない。
仏教はちょっと違うかもしれないが、基本的に「何故?」を越えたところに宗教は在るからだ。
ある人が言っていた。「何故人を殺してはいけないのか」という問いに答えることが出来るのは、宗教だけなのだと。
それだけでも、宗教には価値がある。
目に見えないものを、畏怖すること。
そのことの意味を、ふたたび問い直してみたいと思った。
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