2009年11月20日のブログ記事一覧-カトカト日記 ~霊園・墓石の株式会社加登 公式ブログ~

死刑制度について。


そうなんだ。

日本では死刑制度存続派のほうが多いんだ。
国際的に見ると死刑制度が「残っている」国のほうが少ないのに。

とりあえず政治的視点とかそういうの全く抜きにして、
飽くまで一個人としての見解ですが、
僕は死刑に代えて終身刑制度を採用すべきだと思っています。

ここで争点となるのは主に以下の3点でしょうか。

 (1)凶悪犯罪抑止力の有無
 (2)被害者家族の感情
 (3)犯罪者の人権

(1)について。
正直、死刑制度のあるなしでは変わらない気がします。
ヒトを平然と殺めることのできる人間が、「近い将来訪れるかも知れない」自らの死を怖れるほどの想像力を持ち合わせているとは到底思えません。
もちろん、実際に死刑を言い渡された後に改悛する人はたくさんいるでしょうが、それでは犯罪を未然に防ぐことは出来ませんよね。

(2)について。
これは確かに自分が被害者の立場になったら、憎き加害者がこの世に生き永らえているなんて許せないでしょう。
だからこれは綺麗ごとに過ぎないのかもしれませんが、やっぱり「目には目を」っていうのでは根本的な解決にならないと思うんです。
たとえそれがどんな人であろうとも、誰かが死ぬことで満足感(?)を得るというのはとても不幸なことです。
罪は償われなければならない。死ぬことでそれが達成できるとすれば、ある意味何の努力も要らないわけです。
被害者家族の憎しみを背負い、犯した罪を生涯悔いつづけるためだけに存在する日々。
それこそが加害者に課せられるべき地獄なのではないでしょうか。

(3)について。
被害者の人権を奪った人間の人権を奪う、それはそれで良いと思います。
僕が偏っているのかも知れませんが、原則的には人を殺した人間に人権なんて認めなくて良いと思います。
ただ、その人の人権を剥奪することが、イコール死刑だとは思わないのです。
人が人らしく生きる権利を「人権」と言うのなら、薄暗い刑務所の中で一生を過ごすことは、人らしく生きる権利を奪われていることにならないでしょうか。


何だか上手く言い表せないんですが、犯した罪から簡単に逃してはいけないって、とにかくそう思うんですね。
犯罪者が悔悟するか否かは、僕的には二の次かなあ。





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