好きな音楽をただ語れ(17) '13' blur
by |2017-04-13 09:23:17|
皆様おはようございます。
本日も加登(公式ホームページはこちら)の広報スタッフブログ「カトカト日記」をご覧いただきありがとうございます。
>>加登のオススメ公園墓地 平成29年4月度チラシはこちら
絵だけでカッコいいんだもの。
先日、奈良橿原店Malayのブログに「6年ぶりにGorillazのニューアルバムが発表された」とあった(該当記事はこちら)のを見て、「6年ぶり? 嘘でしょ、それって10年くらい前じゃなかったっけ?」と思って調べてみると、確かに前作は2010年にリリースされていました。
リアルタイムで音楽シーンを追いかけることをしなくなって久しい私は、彼らの3rdアルバムが発売されていた事実すら知らなかったわけです。
その前に発売されたセカンドアルバム「Demon Days」は2005年の発売で、加登に入社して2年目くらいに江坂の東急ハンズに隣接するCDショップで購入したのを今でも憶えています。
中心メンバーであるデーモン・アルバーンは、もともと1990年代ブリットポップの雄「blur(ブラー)」を率いていて(今も活動中)、ブラーといえば初期の音楽性といいアメリカで鳴かず飛ばずだったことといい、私の愛するザ・キンクスを彷彿とさせるバンドでした。
「The Universal」 blur
デビュー当時の印象が軟弱っぽかった(ファッションがオサレ過ぎた)せいか、男なら黙ってオアシス聴いとけやこの野郎的な空気があって、とにもかくにも敬遠しがちなバンドでしたが、あらためて聴き返してみるとデーモンの才能の片鱗は隠しようもなくきらめいていて、私の目(耳?)がいかに節穴だったかを教えてくれます。
oasisは、これだけ聴いとけばとりあえず大丈夫。スピッツの「ハチミツ」みたいなもんだと勝手に思っています。
そんなブラーの余りに軟弱だけど余りに名曲、滅茶苦茶踊れる能天気ポップチューンと言えば・・・。
「Girls and Boys」 blur
ペットショップボーイズによるカヴァーヴァージョンもカッコいいですよね。
当時「ブラーのデーモンとアレックスはエイズにでもかかって死ねばいい」なる発言すらあった天敵ノエル・ギャラガー(元オアシス)とも、知らぬ間に仲良しになっていたりして、まさに私はタロウ浦島状態。
続いて1997年発表のスマッシュ・ヒットをお聴きください。
胸苦しくないローファイ・グランジの傑作ここにあり。
「Song 2」 blur
さて、そんな私がブラーのアルバムを初めて購入したのは1999年のことでした。
それまでの作品も友人から借りたりして一通り聴いてはいたのですが、同年発表の6thアルバム「13」はジャケットのアートワークといい陰に籠った作風といい私のツボにハマり、当時入り浸っていたHMVだかタワレコだかの視聴コーナーでほぼアルバム1枚まるごと聴き通した末、購入に至ったのでした。
アルバムはゴスペル風の大曲「Tender」"で幕を開け、そもそもキリスト教圏でアルバムタイトルが「13」ってどうよ?
などと思わせつつ、かつてないデーモン閣下の低音に痺れ、「Coffee and TV」の気怠さに憑かれ、「1992」、「Mellow Song」、「caramel」、「battle」、「No Distance Left to Run」 といった闇に侵された神経症的なアルバムです。
時折挟まれるパンキッシュな曲たちも、その深い影を際立たせるために周到に用意された人工的な光のように思えてならず、何と言いますかもう、唯ひたむきにダウナーなアルバムなのであります。
同時期に発売されたRadioheadの「OK computer(1997)」やBoards of Canada「Music Has the Right to Children(1998)」あたりと並べて聴くと完全に病みますね。
ジャケットは微妙ですが、エレクトロニカの金字塔と言っても過言ではないのではないでしょうか。
続くアルバム「Think Tank」を経てGorillazを立ち上げたデーモンがここまで台頭するだなんて微塵も思っていなかった私ですが、その後の大活躍は私ごときが語るまでもなく、気付けば90年代以降のUKロックシーンを牽引する存在としてトム・ヨーク(Radiohead/Atoms for Peace)らと並び称されるほどになっていました。
レディオヘッドの問題作「Kid A」が2000年、姉妹作とも言われる「Amnesiac」が2001年のリリース。
ブラーの「13」の発売が1999年、「Think Tank」はレコーディングが2001年から2002年、リリースが2003年。
このあたりのUKは熱いですねえ、いやはや。
物議を醸しましたが、私のようにこのアルバムを通して先述のBoards of CanadaやAutechreなどのアーティストに触れた人も多いのではないでしょうか。
美し過ぎる変態アルバム。
というわけで、懐かしさの余りついついたくさん語ってしまいました。
一昨年には「Think Tank」以来の新作が12年ぶりに発売されていたそうで、買いはしませんが(笑)ちょっと気になってみたり、久し振りにブリット・ポップ熱に浮かれる今日この頃。
これもMalayのおかげですね。
<関 連 記 事 (音楽ネタ)>
◆好きな音楽をただ語れ(16) John Coltrane - A Love Supreme
◆好きな音楽をただ語れ(15) やめられない止まらない曲~サニーデイ・サービス「セツナ」
◆好きな音楽をただ語れ(14) 愛する人と聴きたい。 ~サニーデイ・サービス「One Day」
◆好きな音楽をただ語れ(13) The Kinks
◆寒い冬に疲れたら、cake。
◆好きな音楽をただ語れ(12) 夏の終わり。
◆好きな音楽をただ語れ(11) 癒しのポップミュージック。
◆好きな音楽をただ語れ(10) 「甲州街道はもう秋なのさ」のつもりでしたがやっぱ「ヒッピーに捧ぐ」かな。
◆好きな音楽をただ語れ(9) My Best Beatles.
◆好きな音楽をただ語れ(8) ”A LONG VACATION” 大滝詠一
◆好きな音楽をただ語れ(7) ゲスの極み乙女。
◆好きな音楽をただ語れ(6) ”Pet Sounds” The Beach Boys
◆好きな音楽をただ語れ(5) ちあきなおみの表現力に跪きましょう。
◆好きな音楽をただ語れ(4) 「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」
◆好きな音楽をただ語れ(3) Stevie Wonder & Jeff Beck - Superstition
◆この素晴らしき世界 (What A Wonderful World)
◆好きな音楽をただ語れ(2) 「ハチミツ」 スピッツ
◆好きな音楽をただ語れ(1) ”Strange Days(まぼろしの世界)” The Doors
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リアルタイムで音楽シーンを追いかけることをしなくなって久しい私は、彼らの3rdアルバムが発売されていた事実すら知らなかったわけです。
その前に発売されたセカンドアルバム「Demon Days」は2005年の発売で、加登に入社して2年目くらいに江坂の東急ハンズに隣接するCDショップで購入したのを今でも憶えています。
中心メンバーであるデーモン・アルバーンは、もともと1990年代ブリットポップの雄「blur(ブラー)」を率いていて(今も活動中)、ブラーといえば初期の音楽性といいアメリカで鳴かず飛ばずだったことといい、私の愛するザ・キンクスを彷彿とさせるバンドでした。
「The Universal」 blur
デビュー当時の印象が軟弱っぽかった(ファッションがオサレ過ぎた)せいか、男なら黙ってオアシス聴いとけやこの野郎的な空気があって、とにもかくにも敬遠しがちなバンドでしたが、あらためて聴き返してみるとデーモンの才能の片鱗は隠しようもなくきらめいていて、私の目(耳?)がいかに節穴だったかを教えてくれます。
oasisは、これだけ聴いとけばとりあえず大丈夫。スピッツの「ハチミツ」みたいなもんだと勝手に思っています。
そんなブラーの余りに軟弱だけど余りに名曲、滅茶苦茶踊れる能天気ポップチューンと言えば・・・。
「Girls and Boys」 blur
ペットショップボーイズによるカヴァーヴァージョンもカッコいいですよね。
当時「ブラーのデーモンとアレックスはエイズにでもかかって死ねばいい」なる発言すらあった天敵ノエル・ギャラガー(元オアシス)とも、知らぬ間に仲良しになっていたりして、まさに私はタロウ浦島状態。
続いて1997年発表のスマッシュ・ヒットをお聴きください。
胸苦しくないローファイ・グランジの傑作ここにあり。
「Song 2」 blur
さて、そんな私がブラーのアルバムを初めて購入したのは1999年のことでした。
それまでの作品も友人から借りたりして一通り聴いてはいたのですが、同年発表の6thアルバム「13」はジャケットのアートワークといい陰に籠った作風といい私のツボにハマり、当時入り浸っていたHMVだかタワレコだかの視聴コーナーでほぼアルバム1枚まるごと聴き通した末、購入に至ったのでした。
アルバムはゴスペル風の大曲「Tender」"で幕を開け、そもそもキリスト教圏でアルバムタイトルが「13」ってどうよ?
などと思わせつつ、かつてないデーモン
時折挟まれるパンキッシュな曲たちも、その深い影を際立たせるために周到に用意された人工的な光のように思えてならず、何と言いますかもう、唯ひたむきにダウナーなアルバムなのであります。
同時期に発売されたRadioheadの「OK computer(1997)」やBoards of Canada「Music Has the Right to Children(1998)」あたりと並べて聴くと完全に病みますね。
ジャケットは微妙ですが、エレクトロニカの金字塔と言っても過言ではないのではないでしょうか。
続くアルバム「Think Tank」を経てGorillazを立ち上げたデーモンがここまで台頭するだなんて微塵も思っていなかった私ですが、その後の大活躍は私ごときが語るまでもなく、気付けば90年代以降のUKロックシーンを牽引する存在としてトム・ヨーク(Radiohead/Atoms for Peace)らと並び称されるほどになっていました。
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ブラーの「13」の発売が1999年、「Think Tank」はレコーディングが2001年から2002年、リリースが2003年。
このあたりのUKは熱いですねえ、いやはや。
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というわけで、懐かしさの余りついついたくさん語ってしまいました。
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これもMalayのおかげですね。
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◆好きな音楽をただ語れ(13) The Kinks
◆寒い冬に疲れたら、cake。
◆好きな音楽をただ語れ(12) 夏の終わり。
◆好きな音楽をただ語れ(11) 癒しのポップミュージック。
◆好きな音楽をただ語れ(10) 「甲州街道はもう秋なのさ」のつもりでしたがやっぱ「ヒッピーに捧ぐ」かな。
◆好きな音楽をただ語れ(9) My Best Beatles.
◆好きな音楽をただ語れ(8) ”A LONG VACATION” 大滝詠一
◆好きな音楽をただ語れ(7) ゲスの極み乙女。
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