化学系エンジニアの独り言

時の話題や記事の備忘録

ペトロブラス

2007-11-11 | エネルギー
大きな記事ではありませんが、ブラジルのペトロブラスという石油会社が沖縄にある南西石油を買収すると報じられています。

南西石油といえばエクソンモービル傘下の石油精製会社です。規模はそれほど大きくはないですね。トッパー能力で10万BDですから国内のシェア2%くらいに相当します。とはいえ、日本の製油所を外国の会社が買収するというのは初めてのことではないでしょうか。

国内の石油会社は発電用重油の減少など需要が落ち込み、設備稼働率が低下したこと、自由化により石油製品の、特にガソリンの値段が下がったことから、設備稼働率を上げるため、精製装置能力を減らしてきました。一言で言えば製油所を閉鎖してきました。でも、これまで入らなくなった製油所を売却するということはありませんでした。

製油所を閉鎖するのはそれなりに企業にとっては一時損失になります。お金が出て行く方向です。それを売却できれば、お金は入ってくるほうですから、そのほうがいいですね。

ペトロブラスはかつては国営石油でしたが、今は民営化されています。原油の高騰と自前の石油資源を持つことから、今は大きな力を持っているといえます。そのペトロブラスが地球の反対側に製油所を、あるいは石油ターミナルを持とうとしている。当然、売り先は中国でしょう。

中国はエネルギー確保に必死ですから。党大会でこれからは資源確保よりも効率的利用を第一にする、といっています。しかしあくまで建前の国ですから、実際はこれまでと同様にエネルギー確保に走るでしょう。

ブラジルといえば石油だけでなく、バイオエタノールの最近は大いに注目されています。沖縄という地はバイオエタノールの試験的生産や利用を進めています。バイオエタノールについては、日本も中国も市場となりえます。沖縄に拠点を持つというのは、両方の市場をにらんでのことでもあるのでしょう。

中国は世界の工場といわれますが、と同時に大きな消費地になっています。産業用資材はもちろんですが、高額所得者は日本よりも人数的には多いそうです。そういえば、日本に来る中国旅行者の数は増えるばかりではないでしょうか。行楽地に行くとそのことを実感します。

それにしても原油100ドル時代がこんなに早くくるとは、10年前(原油価格10ドルの時代)にはまったく想像もできませんでした。せいぜいオイルショックと同じ40ドルくらいがピークと思っていました。この先さらにエネルギー価格には注目をしていかなければいけません。

内情は分からない

2007-11-04 | エネルギー
落合監督についていく選手はいない、と書いてしまったが、内情は違うようですね。物事の結果やうわべだけで判断してはいけないということです。でも、あそこまでやったんだからもう少しやれたかも、と想像するのは床屋談義の楽しいところです。

もう少しやったら、というのは某政党の代表にも言えるかもしれません。求心力を失ったというか、賛成者が少なかったことに、落胆したんでしょうか。でもやめんでもまだまだ道はあるように思いますがね。ということは、やっぱり離党してしまうんでしょうか。それに同調する有る程度の人数を引き連れて、新党旗揚げして保守合同という流れを予想するのは当然ですね。

残されたというか、某政党はその後どうするんでしょうか。2回目、3回目の人を代表にするのかな。あるいはもっと新しい人にするのか、いずれにせよまとまりを欠くことに変わりはありません。結局フフン首相に思わぬ果実が転がり込んだということでしょう。

こういう騒動の中でも国や国民にかかわる仕事は待ったなしです。年金、薬害問題、構造改革、大丈夫かね。知らぬうちに一番ラッキーと思っているいるのは役所の方々だった利して。でも、そうなっちゃ困りますがね。

ファイターズよ お疲れ様

2007-11-04 | スポーツ
野球シーズンもファイターズの完全試合負けという結末で終わってしまいました。まずは中日の皆さん、ファンの皆さん、おめでとうございます。過去の優勝のこと53年ぶりだって、覚えている人、すくないんとちゃうかな。

去年は日ハムの優勝の前に涙を飲んだドラゴンズですから、今年はりべんじできてよかった、とエールを送ります。

それにしてもこのシリーズのファイターズは弱かった。ダル一人ではいくらなんでもシリーズは勝てないよね。でも、みんなよくがんばったと思う。そもそもシリーズに出られるような戦力じゃなかった、というと失礼ですね。

2年も続けて優勝しちゃ、いろいろと大変なのでこれはこれで結果としてよいのです。また、がんばる目標ができたのですから。それにしてもファイターズは本当に北海道に根を下ろしましたね。というか、北海道民がファイターズにはまってしまいました。背負うものを持った球団は、かつての広島のように強いものがあります。もちろん、中日もそうですね。どこかのうさぎ球団は背負っているものが違います。ファンじゃなくて違うものを背負っているので勝てないのです。原さんのせいだけじゃないでしょう。

それにしても山井さんはどう思っているんでしょうか。落合は監督まったく失格ですね。選手はオレ流で一人でできますが、監督は一人じゃないんですから。ヒルマンのつめの垢をせんじて飲め。

あの場面で岩瀬登板を期待した日本人がいるでしょうか。中日ファンは岩瀬を出してほしかったのか。違うでしょう。完全試合をみんなが期待していたのです。
プロ野球はファンあってのものでしょう。山井を続投して一発打たれて同点になっても、怒り心頭の中日ファンがいるでしょうか。

こういう指揮官の下で働きたいと思う選手がいるでしょうか。やっぱ、落合は空気読めない元祖ですね。いつも第7戦まで考えているのが監督でしょうが。7戦まで考えれば、もうピッチャーにいない日ハムに対して、中日のピッチャーはいっぱいいるのに。日本一の監督が首になることはないでしょうが、これで来年の日本一は絶対ないと思う。選手やスタッフがついていけないでしょう。

まー、よその球団のことをとやかく言うのはいけませんが、野球ファンという目線でいえば、夢を売る商売のはずが、夢を摘むやり方ではいけませんね。
ほんと、何で落合監督は投手交代したんだろうか。本当の理由を聞いてみたい。