熊本で洪水が発生したという。毎年、毎年この時期に洪水が発生している。数十年に一度のとか、これまでに経験ないような雨量と報道されている。数十年に一度が毎年あるのはやはり異常です。気候変動への取り組みは待ったなしと考えざるを得ないです。
経産省は現在稼働している140基の石炭火力発電所のうち、非効率な100基を今後順次廃止していくと発表しました。高効率なものは残すそうで、それは26基に過ぎないのですが、現在の石炭火力発電のおよそ半分を賄っているそうです。
足元では電源構成比の石炭割合は31%なので、その半分の15.5%を26基で賄っている。2030年の石炭割合は26%に減らす計画なので、残りの10.5%に相当する石炭火力発電所を新たに作る必要があります。単純比例計算すれば17基になります。「気候ネットワーク」の新設一覧表で超超臨界タイプの計画中、建設中を数えたら12基ありました。廃止にする100基の代替は既に準備できているという事のようです。
非効率(亜臨界)の発電所が高効率(超超臨界)のものになったら、どれくらいCO2が減るのか概略試算してみます。単純な比例計算なので無単位にしてます。
亜臨界 効率 37% 発電量100とすると、必要石炭は270
超超臨界 効率 44% 発電量100にするには、必要石炭227 となります。
石炭量の差は43減少で率に直すと16%の削減になります。これはそのままCO2削減割合になります。
発電効率の向上は7%ですが、発生CO2に換算すればマイナス16%とかなり大きな値です。
これが経産省の言う最新鋭の石炭火力発電ならばCO2を削減できるという事です。
でもわざわざ石炭を使わないでもっとほかのエネルギー減を使えばもっと削減できるのではと突っ込まれそうです。
人が生きていくのにエネルギーは不可欠で今後ますます増える方向です。CO2を減らすには経済活動を抑制するのが一番ですが、それには誰も賛成しません。
More energy and less carbon
難しい課題ですが無制限に時間があるわけではありません。
経産省は現在稼働している140基の石炭火力発電所のうち、非効率な100基を今後順次廃止していくと発表しました。高効率なものは残すそうで、それは26基に過ぎないのですが、現在の石炭火力発電のおよそ半分を賄っているそうです。
足元では電源構成比の石炭割合は31%なので、その半分の15.5%を26基で賄っている。2030年の石炭割合は26%に減らす計画なので、残りの10.5%に相当する石炭火力発電所を新たに作る必要があります。単純比例計算すれば17基になります。「気候ネットワーク」の新設一覧表で超超臨界タイプの計画中、建設中を数えたら12基ありました。廃止にする100基の代替は既に準備できているという事のようです。
非効率(亜臨界)の発電所が高効率(超超臨界)のものになったら、どれくらいCO2が減るのか概略試算してみます。単純な比例計算なので無単位にしてます。
亜臨界 効率 37% 発電量100とすると、必要石炭は270
超超臨界 効率 44% 発電量100にするには、必要石炭227 となります。
石炭量の差は43減少で率に直すと16%の削減になります。これはそのままCO2削減割合になります。
発電効率の向上は7%ですが、発生CO2に換算すればマイナス16%とかなり大きな値です。
これが経産省の言う最新鋭の石炭火力発電ならばCO2を削減できるという事です。
でもわざわざ石炭を使わないでもっとほかのエネルギー減を使えばもっと削減できるのではと突っ込まれそうです。
人が生きていくのにエネルギーは不可欠で今後ますます増える方向です。CO2を減らすには経済活動を抑制するのが一番ですが、それには誰も賛成しません。
More energy and less carbon
難しい課題ですが無制限に時間があるわけではありません。