化学系エンジニアの独り言

時の話題や記事の備忘録

ラグビーワールドカップ

2019-10-20 | スポーツ
ほんといいものを見せてもらいました。今日のゲームに限って言えば力負け、相手が一枚上手でした。ラインアウトでターンオーバーされたし、モールでは完全に負けてました。でも堂々のベスト8ですね。ホント楽しい楽しい一ヶ月でした。選手、関係者の皆さんありがとう。

ここからはホントに世界最高の試合が続くのでしょう。日本は敗退しましたが、ラグビーをあと4試合堪能したいと思います。

ノーベル化学賞おめでとうございます

2019-10-10 | 再生可能E
今年はないのかなーと思ってましたが、吉野さんおめでとうございます。カーボンファイバーとLiBはもらっていいよね、と思ってましたが、素晴らしいことです。民間企業に務めていたこともあって、吉野さんの人柄が良いですね。

物理学賞の業績を聞いてもさっぱりわからないことがありますが、LiBは文句なく理解しやすいですね。だって携帯やパソコンは毎日世界中の人が使ってますから。

思い返せば20数年前、炭素材料を売ってくださいと言ってあの会社のイオン二次電池事業推進部の部長さんが工場に来ました。リチウムイオン電池の負極にしたいということです。どれくらい使用量があるんですか?まずは数十トン、いや10トンかな。量産になったらどれくらいですか?500トンくらいでしょうか。それじゃ当工場の一日の生産量が半年分ですね。なんて話をしたのを思い出しました。

当時家庭用ビデオカメラがどんどん小型化されてましたが、LiBではなかったと思います。Libになってホント手のひらサイズというか、手の中サイズになりました。後はノートパソコンの小型化ですね。

LIBは今や中国に生産量では負けてますが、もっともっと性能の良い製品を日本で作り出して欲しいものです。

山火事と計画停電

2019-10-09 | エネルギー
海外出張のための安全情報を得るため外務省の「たびレジ」に登録しています。銃撃戦が有るとかハリケーンが近付いているとか、大規模なデモが予定されているなど、の情報がメールで配信されます。

今日は在サンフランシスコ日本国領事館から「今後の山火事と計画停電」のメールが届きました。乾燥した強風が流れ込むので山火事の発生が予想される。最新の山火事情報を収集して巻き込まれないようにして下さい。

で良く分からないのが、山火事対策として計画停電が最長1週間予想されます。食料や水の備蓄をして、現金、懐中電灯を用意し、携帯電話の充電や車の燃料、医療機器のバックアップ準備を心掛けて下さい、とのことです。

山火事が起きて電線が切れて停電になるならわかるけど、山火事対策として停電させるというのはどういう事でしょうか?
ネットを調べてみると昨年11月の大規模な山火事の原因が地元電力会社の送電線にあるという。強風で送電線が切れてそれが森林に触れて発火するらしい。送電線の点検を怠り、振動を抑える設備を装備していないなどの落ち度が電力会社にあるようです。

日本ではあんまり聞いたことない話ですが、アメリカやオーストラリアでは送電線が原因の山火事が確かにあるとの事。それにしても一週間も停電となると大変ですね。

香港のデモ

2019-10-05 | 社会
心情的にはもちろん香港人の味方です。それははっきりしています。

でも今のデモを見ているとこれでいいのだろうかと思ってしまいます。

1)高校生が打たれたのは可哀想だし、警察は攻められるべきです。
でもデモ参加者を見るとヘルメットにガスマスク、手には鉄棒を振り回しています。警察という武装組織に民間人が武装して対抗しようというのは無理があります。打たれた高校生に全く非がないとは言えないのでは、と感じてしまいます。
武装して対抗しても最終的には警察にはかないません。日本の1970年代の学生運動を見ているようです。結局あれは過激派という副産物を生んだだけで何も変わらなかった。過激になれば一般民衆も引いてしまいます。

2)too little too late
犯人を本土に引き渡す法律は棚上げでなく、一旦白紙に戻りました。香港政府(中国共産党)としては大変な譲歩だと思います。要求は5か条あって、其のうちの一つだけでは成果が少なすぎる。だからデモを続けるという論理だそうな。
でもすべての要求を通すまでと突っ張ってしまったら交渉になりません。

3)1国2制度
返還後50年という約束です。とすればあと二十数年もすれば其の約束の期限が来ます。その後は1国1制度になると考えるのは当然。それでは困るので今から何とかしたい、ということであれば、もっと長期的な戦略が必要です。

今から二十数年前にカナダ・エドモントンのダウンタウンの家を借りて住んでました。大家さんは中国からの移民でした。ご主人は建築設計士で其の家を建てたそうですが、もっと郊外に別の家を建てたので、ダウンタウンにある家は貸しているとか。ご主人はほとんど英語はできませんでしたので、家賃等の交渉は奥さんとしました。

聞けば香港出身で、香港にも自宅・不動産があると言ってました。中国に返還されたら自分の財産が没収されてしまうかもしれないので、返還時には香港に帰って其の家にいると言ってたのを思い出しました。


ロシア産原油の米国への輸出

2019-10-02 | 石油
久しぶりに石油の話題です。

2019年1月-5月のロシア産原油の輸入量は平均41万BPDで2018年に比べて4万BPDほど増加しているそうです。

①クリミア半島併合以降、ロシア制裁していたのに原油はそこそこ買ってたんですね。闇取引じゃないでしょうから米国政府が認めていたはずです。米国の原油処理量は1700万BPDですから、大きな割合ではありませんが、制裁しててもゼロじゃないんだ。

②今年になって増加しているのは、ベネズエラ原油を米国が買わなくなったから。こっちも政治がらみの経済制裁だそうな。直近では60万BPD程度購入していたのが、足元ゼロになってます。この分をカナダ、イラク、コロンビアからの輸入増で補っているそうですが、ロシア産原油にも影響しているわけです。

一筋縄ではいかない世界です。