化学系エンジニアの独り言

時の話題や記事の備忘録

Podcastで英会話

2008-07-24 | 社会
ソフトバンクからiphoneが発売されて話題になってます。いよいよ日本にも上陸したかという感じです。

自分の経験では、マイクロソフトがまだWin95を出すずっと前は、マッキントッシュを使ってました。なんといってもあのユーザーインターフェースは優れていましたから。
でも、カラーのノートブックに更新しようとしたとき、納期遅れもはなはだしく結局半年以上待ちました。それですっかり、アップルは止めてWin派になってしまいました。工場などの大型システムの端末としてマックが使えなかったことも、乗り換えの大きな要因でした。

アップルはいい製品を開発するのだけれど、それの生産が間に合わないというのでは消費者としてはついていけない、というのが当事の感想です。
iphoneもそうならなければいいのですが。
小生はソフトバンクですがノキアの電話機を使ってますので、iphoneに乗り換える予定は全くありません。

しかし少し前にipodは買いました。podcastでやってる番組を聴いてみたかったからです。買ってから知ったのですが、無料の英会話番組なんかもたくさんあって便利なもんですね。

今週聴いた番組で覚えた単語、soonとat some pointです。
soonといえば中学で習うんでしょうか、すぐにと言う意味ですね。映画の予告を見ていてComing soonといえば来週くらいから始まるのかな、と分かります。

すぐにというからには比較的短い時間と日本人は考えますが、Nativeにいわせると結構先のこともsoonなんだそうです。例えば、ビルの工事現場にsoonと表示してあるとします。日本なら、ビルは出来上がっていて内装をやっているような時期にsoonというでしょう。ところが、Nativeは基礎工事をやっている段階でsoonといってしまうそうです。
完成までにゆうに1年くらいかかってもsoonと表示するらしい。

これは日本人と北米人の気質の違いというか、文化の違いからくるそうです。soon=すぐに、と覚えるだけじゃ駄目なんですね。

それから、at some pointです。いつか、という意味です。いつかとか今度ということですが、これは実現しない可能性が高い場合に使う言葉のようです。今度また会おうねというつもりで、at some pointをつかうと、よっぽどのことがないと合うこともない、とか積極的に会う機会を作ろうとはしない、場合のことだそうです。

こっちについては日本語でも、今度またね、というのは次に会う予定が決まっていないときに使いますよね。だから全く確実性が高くないということで日本語も英語もこの場合はおんなじニュアンスです。

番組では日本語でも「今度といつかは、来たこと無い」といわれますから、と解説していました。んー、うまいことを言いますね。


後期高齢者医療制度

2008-07-20 | 社会
以下の文章はこの記事
http://www.dir.co.jp/publicity/column/080529.html
を参考にしています。

後期高齢者医療制度に関する批判は多い。民主党はすぐに廃止して、以前の制度に戻した上で、新しい制度を考えようと主張している。
数々の批判が必ずしも正しいとは限らないので、やっぱり自分で一度整理してみることが一番です。

この制度にはこんな指摘があります。
1)名前が悪い
2)保険料が年金から天引きされるのが気に入らない。

3)保険料が増えるのはいやだ。
4)若いときに使う以上に保険料を払って積み立ててあるのだから、高齢者になったらその積み立て分で医療を受けられるはず。保険料が増えるのはおかしい。

1)はそのとおりですね。後期高齢者って言う響きは気持ちのいいものじゃない。
おそらく官僚の世界では、高齢者という言い方があって、その高齢者の仲でも75歳以上を後期高齢者とこれまでも呼んでいたのかもしれない。しかし、これはあくまでも官僚の用語、いわば業界用語です。業界用語をいきなり一般社会に持ち出してはいかんです。もっと分かりやすい表現に変えるべきです。

2)は、国のいつものやり方ですね。サラリーマンの税金を給料から天引きするのと同じ感覚でしょう。取りやすいところからは確実に徴収するという発想です。
この際だから、税金の天引きもやめてすべて申告、支払い・納税にすべきです。

3)と4)は関連しています。私も4)のように考えていましたが、年金と同じように現在の制度は個人個人を取ってみると若いときの積み立てを老後に使う、ということになっていないのだそうです。

冒頭に引用した記事を読んでよく分かりました。

人は誰でも年を取ります。早い話、定年になって年金しか収入がなくなってからのほうが医療費がかかります。保険がないと生活が破綻してしまいます。事実、国民皆保険ではないアメリカでは中流の人が病気になったことで、貧困層に転落する例が数多くあるそうです。

日本の医療保険は老後に備えて積み立てるという方式ではなくて、単年度会計だそうです。つまり、毎年毎年若い人が払った保険料で高齢者が医療を受けているという構造です。人口構成がづーと変わらなければこのままでいいのでしょうが、確実に少子高齢化が進んでいますから、医療費を使う以上に保険料を払っている若い人が減ってしまうと、保険制度は破綻します。

そういえば、かつて保険料を払っている人の自己負担は1割でした。それが2割になり、あっという間に3割になったのは実感しているのでよく分かります。

人口構成が変わったのだから、保険料負担もみんなで増やさなければいけないというわけです。これまでの制度だと若い人の負担がめっちゃ増えてしまうので、高齢者を区切って制度を設計しなおすというのが今回の改正だそうです。

国鉄の赤字を切り離してJRをスタートさせたときや、不良債権の多い金融機関を税金で救済させたのと同じ方法を取ろうというものだそうです。不良債権の多い金融機関を特定しないと、いくら税金を投入したらいいか分かりません。

それとおなじで医療費を必要とする高齢者を区切って、いったいいくら税金を投入すればいいかを算定する制度ということのようです。

もちろん、若い人の負担と高齢者の負担を応分に増やすのですが、その増やし方には大いに議論はあるでしょう。しかし、制度を設計しなおす必要がある問い言うことだけは理解できます。

NOMO投手、ありがとう

2008-07-19 | スポーツ
野茂投手の引退が報じられました。新聞、テレビは言うに及ばずブログでも、この偉大なパイオニアをたたえる記事であふれています。自分としても思い出のある選手です。

思い返せが10年以上前、1995年10月に家族とともにアメリカ南西部の小さな町に住むこととなりました。人口3万人のこの町には日本人家族などいません。この町で知り合った日本人は結局3人でしたが、いずれも50代以上の人で、若い頃アメリカにわたってきたといいます。中には戦後まもなく講和条約前だったので、吉田首相の手紙をVisa代わりに携えてアメリカに来た、というおばあちゃんもいました。

要するに全く異国の地で、ぽつんと家族だけで暮らすことはなかなか大変でした。言葉の問題、習慣の問題などです。もちろん私以上に家内と子供3人(末っ子はまだ1歳だったので苦労はしていないと思うが)は大変でした。

そんな時、野茂投手が大リーグで活躍していることにとても勇気付けられました。トルネードといわれる独特のフォーム。三振をたくさん取ることから付けられたドクターKのニックネーム。野茂投手のニュースに接したり、職場でその話題が出るたびに、日本人の誇りというか、プライドを鼓舞されるように勇気が沸いたものです。

時は下って2002年の夏。出張でヒューストンに行ったときのことです。週末をはさんだ日程だったので、日曜日は一日オフでした。さて何をしようかとネット検索したら、地元アストロズの対ドジャーズ戦があり、先発は野茂です。これを見逃すわけには行きません。早速ミニッツメイドスタジアムに駆けつけました。

3塁側のビジター関の切符を買おうとすると、切符売り場のおばちゃんは、何でアストロズ側を買わないのかと不満そうに聞いてくる。待ってましたとばかり、あたしは日本人なんで先発の野茂を応援したいんだ、と応えると、おばちゃんはそれならよろしい、と切符を売ってくれました。

アストロズの先発は若手の速球派です。名前は覚えてませんが、95-96マイルがコンスタントに出ていました。大リーグにはこんなピッチャーがごろごろしているというからびっくりです。

野茂の球速は90マイルを超えたくらいが最高でしたが、ストライク先行の良い内容でした。試合は投手戦になったのですが、終盤にドジャーズがホームランで得点して野茂は交代しました。結局ドジャーズが勝って野茂投手は勝ち投手になりました。

初めてなまで見る大リーグでしたが、本当に良い思い出になりました。これまで何度も復活してきた野茂投手ですが、今度ばかりは引退を決意したんですね。残念ですが、これまでいい思い出を本当にありがとう