化学系エンジニアの独り言

時の話題や記事の備忘録

私、原発再稼働に賛成です

2012-09-22 | 再生可能E

2030年に原発が無くなればいいね、という意見には「そうですね。」と同意します。

しかし2030年に原発は廃止するということには
1)その時の電力供給はどうなるの?
2)廃止した原発はどう処分するの?
3)廃止した時の社会状況、電力料金などはどうなっているの?
これらの疑問に対する答えがないのならば
到底賛成はできません。

小生はかつて原発には懐疑的でした。 
原発の発電コストは3円/kWhで安いといいますが、核廃棄物処理を含めたコストは明らかではありません。 
絶対安全と言いながら設置した市町村に莫大な補償金を払っているのはなぜか。 
核燃料を輸入しているにもかかわらず原子力発電は国産のエネルギー(水力発電と同じ)と政府はみなしている、ことも胡散臭いです。 
核燃料リサイクル技術は本当に完成するのか。 
いろんな情報がいわゆる原子力村の人々以外に開示されない、
など その理由はたくさんあります。

しかし、今ある原発をこのまま全て停止しておくことには反対です。 30%もの電力供給を担ってきた手段を突然放棄することの危険のほうが大きいからです。 勢い石油、石炭、天然ガスの輸入量を増やすこととなり、それはそれでリスクが大きくなります。(地球温暖化の議論は差し置きます) 原発をこのまま停止してしまったら、寿命の来た原子炉を解体する技術開発も出来ません。

これまでの原子力行政で良いとは到底思っていませんが、それでも原発の再稼働に賛成します。


国会議員定数

2012-09-16 | 社会

国会議員定数を1/2にする、という公約が話題になっています。

それは無謀だ、そもそも何故1/2なのか理由がわからない。

日本の国会議員一人あたりの有権者の数は16万人とかで、先進国の中でも低いほうじゃない。だから多すぎることはない。 などの反論、指摘があります。

それでも多すぎるんじゃないのと考える人は多いと思います。 そこで提案ですが、国会議員定数は投票率に連動して決まる方式にしたらどうでしょうか。

議員定数は有権者数によって決められているのでしょうから、これは投票率100%を仮定しています。小選挙区制なので議員定数は1なわけですが、全国平均投票率よりも低い選挙区は当選者なしにします。こうすれば議員定数は自ずと調整されます。 議員選出がない選挙区が出来るのが不都合であれば中選挙区制に戻したらいいでしょう。

これなら投票率向上と議員定数の調整が同時に出来るわけで一石二鳥と思うのです。定数を減らしたくなければ投票率向上に努めればいいのです。どこかの政党で検討しないもんですかね。