化学系エンジニアの独り言

時の話題や記事の備忘録

安倍・プーチン会談

2016-11-26 | 社会
12月に安倍首相とプーチン大統領の会談が山口で予定されています。
もちろん議題は北方領土問題と経済協力に関するものです。両国首脳は今国内では大きな支持を得ていますので、このような強いリーダーの時しか、領土問題は解決できないと言われています。

東洋経済オンラインに鈴木宗男氏の記事が載っていましたので論点を要約してみました。

1945年8月9日:ソ連の対日参戦
 一方的にソ連が不可侵条約を破って参戦したと言われることもありますが、「日独伊3国同盟」で、ナチスドイツによって3000万人の犠牲者が出たというのが、ソ連の言い分です。

1945年9月2日:日本が無条件降伏

1951年:サンフランシスコ講和条約
 千島列島と南樺太を放棄。千島列島には歯舞・色丹は含まれない。
 ソ連はこの講和条約にサインしていないので、国後・択捉も日本は放棄していないという主張が後年なされる。

1956年10月:日ソ共同宣言
 平和条約は結ばす、領土問題には触れず。

1960年:グロムイコ書簡、「外国の軍隊が駐留する国には領土を渡さない」

1991年4月:海部-ゴルバチョフ会談、北方領土問題を話し合いで解決する。

1998年:川奈会談、4島の北で国境線を確定するが当面はロシアによる施政権を認める、という日本の提案をロシアは拒否。

2001年3月25日:プーチン、日ソ共同宣言を交渉の出発点とする。

2016年5月:ソチ会談、安倍首相から新しいアプローチとして8つの経済協力を打ち出す。

鈴木氏の主張は、2島返還で平和条約を結び経済交流を進めていく中で、残りの2島の課題を継続的に協議していくというもの。

戦争で失った領土は戦争でしか取り返せないという議論もある仲、話し合いと経済協力で領土問題を解きほぐしていくのは正道と思います。

JR北海道が半分の路線を廃止

2016-11-19 | 社会
JR北海道の列車や駅には大谷選手の大きなポスターが張ってあり、北海道新幹線に乗って東北を旅しよう、というキャンペーンが展開されています。 今年の大谷選手、ファイターズの活躍は素晴らしいものが有りました。 頑張って欲しいものです。

しかし、JR北海道の経営は誕生以来苦しい状況が続いています。

鉄道収入はざっと700億円ですが、その費用は1100億円かかっており、この時点で400億の赤字です。関連事業で数十億の利益は出ていますが、毎年経営安定基金と称して300億を遥かに超える補助金をもらって何とか収支トントンにするというものです。

こんな状況をJR北海道誕生以来30年も続けてきているわけで、このままでいいわけが有りません。

肌感覚として、函館-札幌、札幌-旭川、札幌-帯広の路線以外はほとんど赤字と思います。

何も赤字は現在のJR北海道だけの責任では有りません。民営化時に大きな路線を引き継がざるを得なかったのですから。

広い道内を全て鉄道でカバーするのはそもそも非効率なわけで、飛行機とレンタカーを主体に移動をするほうが効率的です。また、ローカル路線はバスで代替するのが得策です。

人口減少と札幌への人口集中を考えたとき、やはり赤字路線の廃止はやむを得ない選択と思います。

個人番号カード

2016-11-13 | 社会
個人番号カードを受け取りに行きました。

申込みはWebでできるのですが、本人確認のため受取に市役所までいかなければなりません。

隔週で土曜日午前中なら受取可能ということで、これもWebで順番予約が必要でした。

1)顔写真付きなので公的身分証名になる。
->運転免許があるので特に有難いわけではない。

2)住民票がコンビニで取れる。
市が発行しているカードが有り今でのモールにある自動発行機で受け取れるので、あんまり有難いわけではない。

3)有効期限は10年。更新時には手数料1,000円がかかる。
->更新しないだろう。

4)暗証番号を5年度に変更しなければならない。変更時は市役所に本人が行く必要あり。
任意の時期に変更可能だが、これも本人が市役所に行く必要あり。

ということで、個人番号カードを持っているメリットは今は無い、と感じた次第。

乗用車の自動運転

2016-11-12 | 社会
自動車会社のみならずIT産業も参加して、自動運転がブームになっています。

高速道路のような整然とした道でないと機能しないとか、まだまだ安全面が万全でないとの指摘もあります。
車庫入れは完璧に自動運転に頼って良い、といった評価も有ります。

まだ未完の技術ではあることを認めた上で、どんどん実用車に搭載して欲しいと思います。
というのは、昨今の高齢者が引き起こす悲惨な交通事故を防げるのではないか、と思うからです。
完全ではないが、運転補助機能はあるのですから、アクセルの踏み間違いでの急発進などが防げる、不幸にもぶつかったとしてもその前にブレーキが作動するので被害は確実に軽減されるんじゃないでしょうか!

高齢者の免許更新時には特別な身体能力測定をしているのですから、この際高齢者は自動運転機能付きの自動車しか乗れない規制を作ったら如何でしょうか。 不幸な事故が減るんじゃないか。

アメリカ大統領選挙

2016-11-10 | 社会
皆様もそうでしょうが、私も昨日は仕事しながらネットの開票速報を見ながらハラハラしていました。そして最後はなぜだか分かりませんが、意気消沈していました。

起きてほしくないことは起きない、と思いこむのは禁物。選挙は水物で開けてみなければわからない、その通りです。

「アメリカ国民は何を考えているのか!」と言った同僚もいましたが、思い返せば数年前に我々も民主党を選んだ経験があります。とにかく現状を変えたい、という思いを持ったアメリカ人が多かったということでしょうか。

マスコミも評論家も事前にトランプ大統領を予想した人はいなかったのではないでしょうか。私の周囲では一人だけ、2月頃にトランプを泡沫候補と片付けるのは間違い、この先どうなるかわからない、と言った人がいました。

妊娠中絶を避難して全女性を敵に回し、メキシコ国境に壁をメキシコの金で作らせるといってヒスパニックを敵に回す。これでは選挙に勝てるわけがない、と皆んな思ったのでしょう。しかし、ヒラリーを嫌う女性は多く、全女性を敵に回したと言うのは間違いだったのですね。

産経新聞の一面にありましたが、日本から米軍を引き上げるならば、普天間の問題は一気に解決。TPPを批准しないのも結構、もともと後から入ってきたんじゃないか。別にトランプ大統領でも日本は平気だよ、ということです。