誇り高き大日本帝国 http://youtu.be/y0dcISYYvD8
海・空・陸をつなぐUS-2
「飛行艇」とは、飛行機と船の両方の特徴を持ち、陸上だけでなく海面にも着水できる飛行機のこと。 新明和工業が製造するUS-2型救難飛行艇は、海難事故の救助活動を目的に、防衛省海上自衛隊によってUS-2が5機、US-1Aが2機が運用され、前身となるUS-1から起算すると900回以上もの出動回数を誇っています。
8年間にも及ぶ改造開発により完成した「US-2」。その主な能力をご紹介しましょう。
項 目 | 諸 元 |
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全長 | 33.3m |
全幅 | 33.2m |
全高 | 9.8m |
エンジン | Rolls-Royce AE2100J×4基 |
プロペラ | Dowty R414 |
最大離陸重量/距離 | 47.7t / 490m |
最大着陸重量/距離 | 47.7t / 1,500m |
最大離水重量/距離 | 43.0t / 280m |
最大着水重量/距離 | 43.0t / 330m |
航続距離 | 4,500km以上 |
巡航高度 | 6,000m以上 |
巡航速度 | 480km/h以上 |
最大速度 | 560km/h以上 |
BLC(Boundary Layer Control:境界層制御)と呼ばれる動力式高揚力装置を、世界で唯一実用化。約90km/hという極低速での飛行、極短距離での離着水を実現しました。 |
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独自の溝型波消し装置とスプレー・ストリップにより、着水時の機体損傷を防ぐ「高耐波性」を実現しました。極低速飛行技術とあわせて、3mクラスの波高での離着水も可能です。
優れたSTOL<短距離離着水(陸)>性能で、一般の旅客機のような長い滑走路は不要です。 |
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前身機「US-1」に、エンジンの換装・与圧キャビンの導入といった新技術を取り入れ、スピードや航続距離の改善を実現しました。 |
陸上はもとより、荒海にも離着水できる「US-2」。防衛省が開発した装備品ではありますが、この機体の民間、もしくは他省庁への転用が実現すると救難・救急患者の移送以外にも、様々な活用が可能な多様性を秘めています。
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