8日、九州周辺の空域で航空自衛隊と共同訓練を行った米空軍のB1―B戦略爆撃機 (ロイター)
10日のグアムのアンダーセン空軍基地。グアムは太平洋地域の戦略拠点の一つで、
基地には戦略爆撃機も配備されている (AP)
前
10日、米領グアムの現地紙では、北朝鮮のミサイルの脅威が大きく報じられた (AP)
防衛省では急ピッチでミサイルの迎撃態勢の検討などに追われた。自衛隊幹部は北朝鮮が4発の同時発射を検討していることに「4発のいずれかに不具合が生じる可能性は少なからずある」と指摘する。不具合でミサイルの部品が脱落して日本領土に着弾する恐れがあれば迎撃対象となるため、「初めて迎撃ミサイルの発射を迫られるかもしれない」と警戒感を強める
11日からの3連休やお盆を前に長期休暇に入っていたり、これから休暇に入ったりする隊員も多いが、自衛隊幹部は「休暇どころではなくなった。警戒や迎撃のオペレーションに当たる隊員のみならず、防衛省・自衛隊を挙げて対応する必要がある」と語った