沖縄県を訪問していた天皇、皇后両陛下は29日、豊見城市の沖縄空手会館を訪れ、空手の演武を見学した後、特別機で帰京された
会館は沖縄が発祥の地とされる空手の普及を図るため平成29年3月に整備。空手は2020年東京五輪の追加種目入りが決まっており、情報発信拠点としての活用も期待されている
両陛下は沖縄空手の歴史展示の説明を受けた後、演武をご見学。天皇陛下は演武を行った師範らに「世界に広まってよろしかったですね」「どうぞ空手の発展のために努めてください」と声をかけられていた
皇太子同妃時代を含め11回目となる今回の沖縄訪問での総移動距離は、2泊3日で約4500キロメートル。国立沖縄戦没者墓苑(糸満市)で先の大戦での戦没者を慰霊したほか、初めて日本最西端の与那国島にも足を運ばれた。長年、心を寄せてきた戦没者慰霊とともに、伝統の踊りや日本在来種の馬を見学するなど島の文化に触れられる旅となった。陛下は来年4月末の譲位が決まっており、沖縄訪問は今回が最後とみられる
宮内庁関係者によると、8月上旬に両陛下の北海道・利尻島ご訪問が検討されている。利尻島は平成23年にもご訪問が計画されたが、東日本大震災の発生で見送られていた。陛下は28年8月のビデオメッセージで「遠隔の地や島々への旅も、私は天皇の象徴的行為として、大切なものと感じて来ました」と述べており、譲位を前に離島訪問を重ねられる見通し