アルミホイールのバレル研磨日記

アルミホイールの研磨状況などの紹介

フォルクスワーゲンでハマった!!

2018-02-15 16:24:49 | ホイール研磨
 ワーゲンで砂浜を走っていてスタックして亀さんになった・・・。

ではなくてワーゲンの純正ホイールの天面を磨いてほしいと依頼があり、送られてきた画像を見て〇〇〇円だと見積もりました。

お客さんも価格に納得してうちに送ってきました。

開梱して物見たら何の変哲もないディッシュタイプのホイールです。
これならチョチョイのちょ~~いで終わるでしょうと現場に渡す。

すぐさま表面が硬くてバフが切り込んでいかないと報告があり現物確認
クリヤ塗装が硬いのだろうと塗装剝離屋さんに流動

剥離から帰ってきて研磨開始

また現場から表面が硬くて時間がかかって前に進まないと苦情・・・
すぐさま確認するとアルマイトが施してあった。
今度はアルマイト剝離屋さんに流動

今度は良さそうなのでしっかりバフ研磨できそう



これがそのホイール



バフ研磨中・・・硬くてなかなか研磨されない。



クリヤ塗装を剝離してからアルマイト層を剥離ました。
エッチングにより金属組織が現れ白っぽくなりました。


ということで見立てが甘いと余分に剥離代がかさんだり
余分な作業が増えたりと散々なことになります。

このワーゲン社のホイールですが
普通のホイールに見えますがかなり凝ったというか高品質表面処理です。

それはアルマイトをしてから更にクリヤ塗装という耐食性に関しては最強の
組み合わせです。材料もAL-Mg系なので耐食性はかなりいいです。

ということでヨーロッパの冬の道路は塩を撒くのが当たり前、このような表面処理が品質キープには必要なのでしょう。

以上