地味に終活はじめました!

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シニアカー

2011-09-19 11:01:00 | インポート
 人気も無く周囲に人家も疎らな、田畑のど真ん中だとか山間部だとか、
そんな所を通る道を走ってて、ちょと気になることが時々ある。
 それは道路脇をお年寄りが、シニアカーに乗って只管走っているのである。

 大変暑い昼下がりであったりして、
 そんな時こんな場所で、
バッテリー切れになったりしたらどうするのだろうか、
            なんて、心配になってしまう。

 聞くところによるとフル充電のシニアカーの’航続距離’は、
(老人がシニアカーで走ってるのを見ると私は、
          大海を航行している小船のように見える)
意外にも私が思ってたより長く、
 「往復10キロを通院してる」、
 「山道を1時間掛けてスパーに買い物に行く」
            等等、例を挙げたら枚挙に暇が無い。

 最近はお年寄りも、誰もが携帯を持ってるだろうし、
それでも「道中、故障したりしたら」と、杞憂を抱く。
 自動車のように、JAFのロードサービスみたいなのあるのだろうか?

・・・・・

 街中のシャッター通りよりも一層と閑散とした、
郊外の倉庫が建ち並ぶ区域の一画に、
何時の頃から、「福祉介護用品」の看板を掲げた商店が現れた。

 確かに時流に乗った商売の様だけど、
(大変言い方が悪いかもしれないが、ぶっちゃけた話)
先の短い高齢者を相手にした商売が、私には、
それ程儲かる夢がある、楽しい商売のようには思えない。
 周囲の風景と同様、何時も人気が無く、
ガラス戸越しに覗いても、照明も点いていない。
駐車場には、白塗りの営業車が1台置かれてるだけの店。

 そんな店の前に今日は、
ワックスでよく磨かれた青いスポーツカーが停まってた。

 駐車場には3人の人影が見える。

 シニアカーを試乗中のお婆さんが1人と、

  それに付き添う男性が、
1人は、30前後の好青年。
 もう1人は、ワイシャツネクタイ姿で、
額に汗を滲ませていそうな、小太りな中年男性。

 ワイシャツネクタイ姿の男性は青年に向かって、

「これは古いので、この辺がガタガタしてますが、
  (お買い上げのは)確りと作られてますので」

と、指差したり揉み手をしたりしながら、
            一生懸命に説明をしてた。

・・・・・



(追記)
    ところで、もはや自分自身の年齢は・・・、
    ところが、周囲の年寄りにそんな事を言うと、
    かと言って、周囲の青年中年諸氏からは、

    そんな世代の私たちは~♪
    どこへ行けば~♪
    
    と、思う今日この頃である。

*(バス)**(本)**(お茶)*