普通サイズより小さいちょうさは、
「子供ちょうさ」とよばれるが、
ウチの地区のちょうさは、
他所の子供ちょうさよりも、
さらに、ひと回りそこいら小さい。
photo by jh5eux from フォトフレンド for マイポケット
そこで狭い路地にでも入って行けるので、
ご祝儀を集めるのには好都合である。
こんな小さいのでもちょいとした修理には、
百万単位のお金が必要らしい。
従って、
標準サイズのちょうさを保有する地区では、
不況の最中、維持費集めが大変らしい。
(そういば、みんなよく撮る祭りの写真!
自分ちの地区のは兎も角、
他所のを写真とか撮らせて貰う時、
みんなは、やはり?ご祝儀を用意するのだろうか?)
子供ちょうさというからには、
本来それを引くのは子供達なのだが、
少子化の影響で、引いているのは大人ばかりだ。
隣の地区では終に、
子供が居なくなり、もう何年も引いていないそうだ。
七畳?の上の二人の子供は、私のカメラに気付いたら
大そう喜んで、さかんにVサインやポーズを取ってくれた。
画面いっぱいの超アップの笑顔で、
物凄くよく撮れたと思うので、
当然、その子供達の写真も掲載予定だった。
しかし、ご祝儀の領収書代わりに受け取った、
獅子舞の写真は、
曲打ちの子供の顔はカットされ、さらに、
見物者や獅子の顔まで、丁寧にぼかしが入っていた。
したがって、自治会の意向に沿って、
残念ではあるが、子供の顔写真は掲載を見送る事にした。
それにしても、やはり暗くなってから、
ストロボ禁止で、撮るのは難しく
上手く撮れた「ちょうさ」は、
コンデジで撮った、この去って行く最後の一枚だけ。
・・・・・
ちょうさが去って行った後は、
びゆぅーと音を立てる、冷たい秋風が吹き出した。
いやあ、取り合えず、祭りだったので!!