19日、夕方6時
マイのケージからガサガサバタバタという音が聞こえてきた
どうしたんだろうとみてみたら
マイが、ケージの床でバタバタしていた
慌てて抱き上げたら、
体が冷たい!
その上、体に力が入らないようす
歯ぐきの色が白い
これは……!
過去に何本も虹の橋に見送ってきた私としてのかなしい直感
飛んできた母が
「なんか、薬はないの?」と詮無いことを繰り返す
マイを毛布にくるみ、ストーブをつけて、
懸命に暖めた
マイは時折体を動かすものの、だんだん呼吸が弱くなっていき
母と私の見守る中
6時55分に最期の息を引き取った
いきなりのあっけないお別れで、呆然とした私
母は、マイの亡骸を抱いて泣いていた
原因を考えたが、思い当たらない
気になるけれど思い当たらない
老衰ならあきらめもつくけれど、つらい…
マイは、2002年10月19日生まれ、
8歳と1カ月の一生だった
我が家では一番長生きしてくれたし、
ほとんど病院のお世話にもならなかった飼い主孝行のフェレットだった
一日おいて、21日
マイが、マイの姿としては最後のお出かけをするので
軍団にお別れをさせた
チャメは、いつもマイに手を出して遊びたがる
マイにしかられるのが楽しいらしかった
でも、今回はいくら押してもひいても、
起きてこないマイちゃん…
チャメには、マイの死がわからないらしかった
マイの入った箱を持って出かける私を、不思議そうに見上げていた
パフとチーちゃんもお別れに
チーちゃんは、一所懸命マイを舐めてやっていた
マイは、舐められるのが好きじゃなくて
あまりのしつこさに、やっぱりしまいには怒って
チーちゃんに噛みついていた
だけど、今回は舐めても舐めても……
マイちゃん、なんで起きないの?
寂しくなったね…
ただいま、マイの体温が恋しくて
軍団を抱きしめては、迷惑がられているかあちゃんです