放射能漏れ】汚染は数十年続く 避難範囲広がる恐れも指摘 仏原子力当局
2011.3.22 00:25
フランスの公的機関、原子力安全局(ASN)のラコスト局長は21日の記者会見で、福島第1原発の事故で放出された放射性物質による汚染は、今後数十年続く可能性があると表明した。また汚染が避難指示区域である原発から20キロの範囲を超えて広がる恐れも指摘した。
同局長は「放射性物質の放出は既に深刻であり、なお続いている。日本にとり(汚染との闘いは)何十年も続くことになるだろう」と指摘した。
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福島原発2、3号機から白い煙 電源復旧と放水作業がズレ込む
2011.3.22 09:51
東京電力によると、22日朝も、福島第1原発の2号機から白い蒸気のようなものが立ち上り、3号機からは白いもや状の煙が上がっているという。
こうした状況を踏まえ、東電によると、福島第1原発での22日の電源復旧と放水作業の再開のめどは立っていないという。
政府から消防隊員に「処分」と恫喝 石原知事が首相に抗議
2011.3.22 00:39
東京都の石原慎太郎知事は21日、
首相官邸を訪ね、菅直人首相に対し、
首相官邸を訪ね、菅直人首相に対し、
東京電力福島第1原子力発電所への東京消防庁の放水作業をめぐり、政府側から消防隊員に恫喝(どうかつ)まがいの発言があったと強く抗議した。
会談後の石原氏の説明によると、政府側の人物から放水準備作業中の隊員に対して「言う通りやらないと処分する」との発言があった。
会談後の石原氏の説明によると、政府側の人物から放水準備作業中の隊員に対して「言う通りやらないと処分する」との発言があった。
石原氏は、首相に
「みんな命がけで行い、許容以上の放射能を浴びた。そういう事情も知らずに、離れたところにいる指揮官か誰か知らないが、そんなばかなことを言うのがいたら戦(いくさ)にならない。
絶対そんなこと言わさないでくれ」と注文、
首相は「大変申し訳ない」と陳謝した。
石原氏は記者団に「処分するという言葉が出て、
隊員は皆、愕然(がくぜん)とした。(現場の)指揮官は、それが一番不本意だったと言っていた」と述べた。
真相は不明だが、都関係者によると、「処分」と発言したのは海江田万里経済産業相だという。