趣味と老後と

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音楽   

方丈記

2012年03月04日 | Weblog

なつかしい曲を聴いていると

あの日
あの時
あの人たちを思い出します

その時が
いつまでも続くものだと思っていたら
そうは行きません

 


ゆく河の流れは絶えずして、
しかももとの水にあらず

よどみに浮かぶうたかたは、
かつ消えかつ結びて、
久しくとどまりたるためしなし

世の中にある人とすみかと、またかくのごとし
 
たましきの都のうちに、棟を並べ、甍を争へる、
高き、卑しき、人のすまひは、
世々経て尽きせぬものなれど、
これをまことかと尋ぬれば、
昔ありし家はまれなり

あるいは去年焼けて今年作れり
あるいは大家滅びて小家となる

住む人もこれに同じ
所も変はらず、人も多かれど、
いにしへ見し人は、二、三十人が中に、
わづかにひとりふたりなり
朝に死に、夕べに生まるるならひ、
ただ水のあわにぞ似たりける

知らず、生まれ死ぬる人、
いづかたより来たりて、いづかたへか去る
また知らず、
仮の宿り、たがためにか心を悩まし、
何によりてか目を喜ばしむる

その、あるじとすみかと、無常を争ふさま、
いはば朝顔の露に異ならず
あるいは露落ちて花残れり
残るといへども朝日に枯れぬ
あるいは花しぼみて露なほ消えず
消えずといへども夕べを待つことなし

(方丈記より)

 

記憶に残る
あの日
あの時
あの人たちは

確かに存在していました
しかし今
多くが消えてしまっています

わたしもいつか
フェードアウトしますので
その時まで皆さんよろしく
お願いします エヘヘ

コメント
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