男はつらいよ
45作「寅次郎の青春」
主演の渥美清さんの健康状態が悪く
映画の中でも
余り動かなくても良い設定にして
上手く物語を組み立てて
それなりに面白い作品に仕上げているのは
さすが山田洋次監督だと思いました
御前様の笠智衆さん最後の出演作
でもあります
寅さんに変わって大活躍の
甥の満男クンの劇中での言葉が
こたえました
寅さんに好意を持つ女性(風吹ジユン)
の元を
離れる寅さんに
満男の恋人(後藤久美子)は
「ここに残るべきだ」と
主張しますが
満夫は
「叔父さん(寅さん)は
面白いし楽しいけれど
奥行きがないから
1年もすると飽きてしまう
だから
(東京へ)帰ることを選んだんだ」
と、寅さんの本質を
ズバリ指摘します
寅さんより
”グザッ”と
わたしの胸にこたえるひと言でした
ブログでぶつぶつ言うことしか
能の無いわたしの本質を
見透かされたようで
穴があったら入りたい気分でございます
”エライ”映画を観てしまったもんです
わたしのコトも
お見通しだったんですね
山田洋次監督は・・・
いやまぁ、そんな事はないでしょうけど
トボトボ