東京電力は14日、福島第1原発1号機の原子炉建屋1階で、毎時2000ミリシーベルトの放射線量を計測したと明らかにした。作業員の被ばく線量の上限(250ミリシーベルト)を約8分で超える値で、事故後に計測された空間線量の中で最も高い。 2011年5月14日
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【放射能漏れ】
作業員死亡で浮かび上がる過酷で劣悪な作業環境、高まる疲労
5.15 00:50
事故収束に向けて作業が続く福島第1原発では、作業員の過酷な環境が問題となっている。
放射性物質(放射能)を防ぐ防護服などの重装備に加え、高温多湿な現場の状況、貧弱な生活環境が疲労度を高める。
東電は改善を進めてきたが、事故後初めて作業員が死亡したことに、改めて作業員の健康管理の把握や、作業環境の見直しが求められそうだ。
「本当に気の毒」福島第1原発作業員死亡で菅首相
60代の男性作業員が死亡 被曝線量0・17ミリシーベルト 福島第1原発
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