佐渡の金山
よみがえったトキ
尖閣湾の風景を
紹介しましたが
最後に印象深かった
場所を紹介します。
金銀の積出港だった
小木港のすぐ近くに
宿根木(しゅくねぎ)と言う
小さな集落があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/a6/c69e95c642c25e5ea5778e9775e31e80.jpg)
宿根木は狭い谷あいの
わずか1ヘクタールの土地に
110棟の家屋が
密集しています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/e3/0171401ead98adb259c49516dd48761e.jpg)
道が非常に狭く
まるで迷路のようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/47/725f3a41cbddf5a6e5982c62f3543c5b.jpg)
江戸時代
北前船で賑わった
宿根木も
明治になると
急激に衰退し
現在は高齢化が進み
ほとんどが空き家に
なっているそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/1b/6283eeed9629b99fd9c5daf8ee490c10.jpg)
重要伝統的建造物群保存地区に
指定されている建物には
外壁に船板や船釘を使い
船大工の影響が
色濃く残っています。
海岸近くの
集落の入りでは
家々を潮風から守る
竹で作られた巨大な柵
「風垣」が
出迎えてくれます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/48/40a0c579a874dbabb7b6cda113141532.jpg)
屋根は
薄く割った板を
何枚も重ねて
その上に石を置いた
石置き木羽葺(こばぶき)屋根と
呼ばれる独特な作りの家も
何軒も残っています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/d2/234bca9037ee86117bc472b026105a60.jpg)
狭い土地を
有効利用するため
路地の形状に
合わせて作られた
三角家まであります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/46/001a57a6926f0d23d1e22c16e431d1b8.jpg)
吉永小百合さんが
三角家の前で
立たれたポスターが
JR 東日本のCMに
使われたことで宿根木は
一躍有名になったそうです。
集落唯一のお寺は
称光寺と言い
集落全員が時宗
称光寺の檀家です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/bc/eee3a0a48a090be9de770c18edb7f872.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/ab/8ab4cd4c4c0fa4c58554d128ea8d30f9.jpg)
土地が狭いため
お墓まで岩をくりぬき
建てられていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/b9/20cf0724343d064f5cf12a9dd8bbb525.jpg)
宿根木生まれの
柴田収蔵は幕府に仕え
世界地図を作りました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/b9/c9f258d5c6d067811f7398442b4c05ad.jpg)
その中の日本に
佐渡島が描かれ
宿根木と言う地名まで
書かれていると聞いて
故郷宿根木に対する
思いの強さを
感じました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/b7/2a790c7ef0f300e913a7a925bd8ebd50.jpg)
ここ宿根木には
ぜひもう一度
訪ねてみたくなる
魅力がありました。
初めての佐渡島
歴史とロマン
あふれた
素晴らしい
場所でした。