涼しい日が続き、いよいよ秋の気配が・・と思った途端、
今日は朝から各地の気温も上がっているようだ。
外へ出ると確かに昨日とは大きく違い、上、中旬の頃程ではないが
日差しも強く、流れ来る熱い風も体にまとわりつくような気がする。
午前中は青空に半透明で形もぼんやりとした雲が拡がっていたが
昼を過ぎた頃から夏を思わせるような真っ白いふわふわとした雲が
幾つも浮かんでいる。
先程区役所へ印鑑証明をとりに行ってきたが、区役所の周りの
サルスベリの並木の花もかなり少なくなっていた。
そのサルスベリに呼応するかのように咲いていた木槿の木には
まだかなりの花が残っていたがやはりひところのような勢いはなく、
今朝上手く開かなかったような花の姿もあれば、今朝咲いて一日で
終わる花と交代で『明日は自分たちの番である・・』という意気込みを
見せているように見える花たちの姿もあり、季節の移ろいと共に
終わりが近づくサルスベリとの共演、競演をアピールしているようだった。
そして駐車場に入ると低木の植え込みの下の方になんとツユクサの姿が・・・
時間的なこともあるのだろうかこのツユクサもあの色、形からイメージする
瑞々しさや清々しさなどは感じることが出来なかった。
疲れ切った・・というよりは遠慮がちにひっそりと咲いているような・・・・
もしや?・・他にも?・・と思い、帰りには自宅を通り越し、いくつかの
小さい公園の傍の小さい雑木林を覗いてみた。
そこにはやはり遠慮がち(?)に咲いていると感じとれるような
ツユクサが広い範囲に亘って咲いていたのを見て何故かほっとした。
角を曲がり我が家へ向かうと民家のブロック塀を覆うようなオレンジ色が
目に飛び込んできた。
大きなザクロの木にはたくさんの花と、既に熟し始めた実がなっていた。
思わず口の中に小気味よい甘酸っぱさが走った。
毎年見る柿の実もかなり大きくなりつつある。
未だ残る古民家の広い庭の栗の実もだいぶん大きくなってきている。
こうしていつの間にか我が家の傍でも小さな秋が見られ、それを感じる
落ち着いた時間を持てることも嬉しい。
夏のあしあと _ Quand vient l'été _ Paul Mauriat _ ポール・モーリア・グランド・オーケストラ
秋を感じる、癒しの音楽【ほっこり 作業用BGM】