♪シンガーソングライター★近井智沙子のブログ☆彡

シンガーソングライターは趣味と言い切る近井智沙子のちょっとした日常を書き留めます。

映画『ロマンスドール』

2020-01-30 | アート・映画・演劇
昨日行ってきました。ネタバレしませんが、良かったです♪

本当に一生さん出づっぱり。2シーンくらいしか出てないシーンが
ないらしいけどその2シーンも分からなかったくらいずっと
出ていたので一生さんのお芝居にどっぷり浸れます。

最初のシーンで妻の秘密は分かるけどこれは結婚してからの
ラブストーリーだからいくら好きで結婚したとしても
ああいうすれ違いってあるよなぁと思いました。あ、私自身は
結婚してもいないししたこともないのですが(^_^;)

すれ違いの様が見事にうまく描かれていました。ベッドシーンも
美しく映画の世界に没入できるので蒼井さんに嫉妬するとか
全然なかったです。むしろいい夫婦だなと思いました。

どっちの気持ちもよく分かるなー。そりゃ嘘のまま言い出せない
のも秘密を打ち明けづらいのも。

またラブドールの工場の人たちが当たり前だけど皆さん大真面目に
プロ意識持って働いていいキャラクターだったこともこの作品の
良さです。

こんないい作品はもっと上映映画館を拡大してほしいですね(^^ゞ
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『屍人荘の殺人』

2019-12-19 | アート・映画・演劇
昨日行ってきました。たぶんこれが今年の映画の見納め。

“この衝撃、ネタバレ厳禁!!”とあるのでもちろんネタバレはしないが、
期待値を上げるような感想にはならないと思うので今のうちに忠告して
おきます。

この映画を見ようと思ったのは推理小説が好きだからというのと、
『ロマンスドール』の予告を見ようと思ったから。それで、本当は原作ものは
原作を先に読んでから映画を見る派なのだが全然時間がなくて何となく
この映画は原作を読まなくても楽しめると思ったから。あ、ちゃんと理由は
あった。木村ひさし監督の手がけた「民王」が面白かったし、私、未だに
「民王」の原作読んでいないんだよね。

しかし、映画館間違ったねー。『ロマンスドール』のフライヤー探しても
ない! TOHOでしないからてっきり大阪ステーションシネマの方やと思って
わざわざ大阪ステーションシネマで観たんだけど、梅田ブルク7でしたか。
映画館チェックしたつもりだったけど抜けてたー。というわけで、
フライヤーもゲットできず予告も見られず。まぁこの映画はブルク7で
上映していないからまたの機会にフライヤーだけもらいに行けばいいか。

さて、ここからが本題の映画の感想ですが、娯楽映画としてまぁまぁ
面白くはありました。まあまあです。ほんのちょっぴりサスペンスでも
あって。
浜辺美波ちゃんがとにかく可愛いし、美波ちゃん演じる比留子を絶えず
可愛いと思う葉村役の神木くんも可愛かった。クスクス微笑ましい。

でもさぁ、中村倫也くん目当てオンリーだと全然物足りないだろうね~。
名探偵なのか迷探偵なのか、どっちなんだ!?みたいなキャラは
うってつけで合ってたけどさ。

それから“衝撃”のことで言えば、犯人は予想できるし、途中で動機まで
解っちゃいますけどね。理論的にではなく簡単に想像できるので、犯人が
告白したときあまりにもドンピシャな想像通りで衝撃を受けたよ(笑)

ただ・・・正直、最後の結末の衝撃は衝撃でした。だけど度肝を抜かれる
衝撃ではなく、予想が違って残念というか、好きじゃない終わり方です。
原作も最後ではないにしろ同じらしいのですが。

でね、まだ解決してない案件残しちゃってるよね。原作は続編がある
みたいだけど、これじゃ映画で続編あっても観に行かないな。

原作もあんまり読む気しないな~。トリックは分かるけど、実際問題
可能かね? 例えば、私が犯人なら・・・絶対ムリやと思う。
動かせない。結構、私の中ではこれが最大の謎なんだけど。
モアイ像的な謎やね~。ネタバレになってないよな?

やっぱりね、娯楽作品はハッピーエンドがいいと思う。作り物なんだから
ハッピーで終わろうよ~。
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ファントム@梅田芸術劇場

2019-12-08 | アート・映画・演劇
この週末は忙しい。

7日、昨日のことです。ファントマー(!?)である私は夏前に
この公演を知り、城田優さんと加藤和樹さんのWキャストなら
城田ファントムは以前観たことあるので、加藤さんのファントムに
行きたいなーと思ったのです。

ところが、大阪公演では加藤ファントムは7日と8日の土日だけ。
えー!?土日の公演なんて一般発売で買えるか!?とビクビクしていたけど、
何とか注釈付きのB席、すなわち一番悪い席が買えたのです。

3階席の右の隅っこの席で、舞台の右側前方は死角になってしまって
見えない位置でした。でも、その辺りで演者が台詞言うこと多かったなー(^^;
同じ3階でも劇場の大きさが違うので前日よりはステージに近いと思えたのが
救いでした(^^ゞ

ファントマーと言えど、このアーサー・コピット&モーリー・イェストンの
「ファントム」は過去に3回見たことあるだけ。やはり好きなのは原作に
近いアンドリュー・ロイド・ウェバーの方。

開演10分前に先がけて一部の演者が客席にやってきてCD手売り?注意案内?
挨拶?何やらパフォーマンスがあちこちで行われているようでした。
場内アナウンスもパリ警察署長のルドゥ警部が担当されていました。
これらは城田さんの演出によるものらしいですね。

3階にも男性に連れられ男の子が来ていました。どちらも演者さんらしいけど、
子役・・・あったっけ?と思っていたら、ファントムの幼少期を演じておられました。
それによりおぞましい顔を持って生まれてきたファントムの悲痛な叫びが鋭く
観客に突き刺さったと思います。これも城田さんならではの演出なんでしょうか。
良かったと思います。

仮面も大概はつるっとした仮面ですが、鏡の破片を貼り合わせたようなカクカク
した仮面も格好良かったですね。

和樹ファントムは今まで観た「ファントム」の中で一番ソフトな歌声でした。
でもあんなにメッタ刺しして殺すかね?とそこはちょっと合わない気がしました。

愛希れいかクリスティーヌは申し分なかったです。歌声もバレエも。
今まで見てきた「ファントム」の中で1番納得できるクリスティーヌでした。

それからたぶん初めて見るばかりかお名前すら知らなかったのだけど、
廣瀬友祐シャンドン伯爵も格好良かったですね。髪の毛が綺麗でした
(3階からだからお顔よりも整った髪に目が行きました^^;)

総じて何がいいってやっぱり生オーケストラがいいのです。舞台奥の上層に
オーケストラの演奏者の方々がいて、よく見えなかったから分からないけど
ファーストバイオリンの方が1人指揮棒を持っておられたのかな。

でも最初の方はマイクの音量のバランスが悪かったか、生じゃないように
聴こえました。だけどすぐに演者の方たちの歌声と調和して綺麗な音楽に
なりました。

演者のマイクはこめかみに這わせてありました。ついついしょうもない確認を
やってしまいます。なんで私はこんなことを気にしてしまうのか自分でも
分かりませんが。

こっちのファントムではあまり泣かないのだけど、今回クリスティーヌが
仮面を外してとお願いするところ(前回もここで泣いていた^^;)と
ファントムが最後父親と昔話をするところ泣けました。
久々に泣いた気がします。

うむ、城田優&木下晴香キャストでも観たくなってしまいました。。。
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カリギュラ@神戸国際会館こくさいホール

2019-12-07 | アート・映画・演劇
この週末は忙しい。

6日、昨日のことです。菅田くんのカリギュラ行ってきましたー!
初の生まーくんです。でも、3階の5列目だったからあんまり
生の実感が薄いんですけどね。

でもってパフォーマンスは素晴らしかったの一言です。見応え十分!
ほとんど笑いもない、残虐非道なローマ皇帝の物語で、長々と難しい
台詞の応酬でも眠くならずあっという間でした。

そこにはカリギュラがいましたね。
時には妖艶なヴィーナスとなって、時にはキュートなバレリーナと
なって。

観劇自体が久々だったのだけど、マイクの性能も上がってるのでしょうね。
マイクが全くどこにあるか分かりませんでした。たぶん髪の毛の中?
背中にはコードが見えるので、どこかに這わせてあるはずなのです。

ま、相変わらずどこ見てんねん、ですね;^^A

3階だとバミってるテープがあちこちにあるのが分かるのと、このお芝居は
カリギュラがよく寝そべってくれるのでじっくり双眼鏡で観察させていただき
ました^^;

カーテンコールは4回、お辞儀のフォーメイションが同じなので、何回も
せがむお客でした。もちろん私も含めて。拍手もしたいので、あまり表情を
ちゃんと見られませんでしたが、カーテンコールも魂が抜けたカリギュラで
放心状態のように見えました。ちょっと素に戻っているところを見たかった
ですが、4回目ステージから捌ける間際にまーくん1人手を振ってくれました。
それで観客が満足したようで終わったのです。

いやぁ、大した俳優になったものだなーなんて、どの立場で物言ってんだ(笑)
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『アナと雪の女王2』

2019-11-28 | アート・映画・演劇
昨日行ってきました!当然字幕版です♪
それもドルビーアトモスシアターで。ってよく分かってないんだけど、
とにかく+200円かかるのでこれ通常料金だったら2000円越えちゃうね。
はぁ日本はホント映画料金高いんだから。

でもいろんな方向から音が聞こえる感じで座席が動くことはなくても
アトラクションを体験しているような臨場感たっぷりの映像でした。

そう、映像もとても立体的で人形を動かしているのかと錯覚するくらい
でした。私は雪景色を見るだけで寒さを感じてしまうのでもちろん
着込んではいましたが、思ったほど感じませんでした。これは自分の
体質が変わったのか、それほどの景色でもなかったのかは分かりませんけど。

映像も綺麗で音楽も悪くありません。前作を越えたかどうかはそれは
やっぱり人それぞれの好みになると思います。前作はサントラを
買いましたが今作は買うつもりはないですね。

ストーリーはまぁハッピーエンドでいいのはいいけどちょっと
ハッピー過ぎない?とも思えます。

とりあえずオラフがやっぱり可愛かった キュート過ぎる
グッズ売り場も品揃えが豊富で思わず何か欲しいかもと思いましたが、
いやいや使うこと想像したら使わないものばかりなので抑えました。
でもオラフ推しには変わりありませんよ。
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億男-原作と映画の違い-

2019-11-15 | アート・映画・演劇
先週、KHBライブの前の時間潰しに執筆していた記事がこれです^^;

この億男のプロモで一生さんは九十九と一男は鏡映しのような、
1つ間違ったら九十九は一男の立場になっていたかもしれないと
コメントしてたことがあったけど原作と映画を対比して見ると
それがよく分かる。

原作では床に敷き詰めた三億円に一男が座っているのだ。
これに対し映画では九十九が乗っている。

それと原作では三億円と九十九が消えて気分が悪くなり嘔吐したのは
一男の方であり、新歓コンパらしい描写は原作にはないのだ。でも
映画ではあのシーンで2人が親友となったのがよく表れている。
九十九は一男が落研に入部したのが嬉しかったんだよね。

また映画では九十九は自身のことを変わらないと言っているけど
原作では大金持ちになることで変わってしまったと言っている。
お金で何でも解決できてしまうことが分かってしまってからは
何も楽しめなくなってしまったと。だからこそ細かいお金にも
執着しようとした。
旅も本来格安航空券をとったり予算と希望に合うホテルを探したり
少しでも安く欲しいものを手に入れたりするのが楽しかったり
するのだから。

大きな違いはあきらは映画だけの登場人物であるということ。

原作では自力で調べて最初に十和子を訪れている。十和子の話も
浅くはなっているが旦那と結婚した理由はまぁまぁ同じ。だけど
原作では一男はその旦那さんに駅まで送ってもらうときに
話してるんだよね。

次に百瀬を訪ねてあの賭けする件は同じだが、百瀬が落ちてる
1円玉を拾うシーンはなかったな。それに映画では百瀬は一男の
三億円は戻ってこないだろうと言っていたけど、原作では
「九十九見つかるといいな」「親友なら見つけるべきや」、
そして一男が九十九を見つけることに「賭けたい」と言っていた。

そして千住。百瀬は千住のことあまり好かんかったみたいだけど
九十九と千住は親友やったと聞かされる。映画では触れていない。
それもバイカムを売却した経緯が簡単になっているからだ。
この経緯が原作では泣かせるな。

万佐子との馴れ初めも原作には詳しく書かれている。映画では
クライマックスに向かう回想シーンでほんの一瞬だけどそれが
織り込まれている。

前にちらっと書いたけど物語後半で娘のまどかと話すシーン。
映画では自分のこととして親友がお金とともにいなくなったことを
打ち明けるが、原作では友達の話としてまどかに話してみる。
すると、まどかは「お父さんのお友達もいなくなったお友達も
どっちも悪い人じゃないと思う。」と言うんだよね。友達のこと
じゃなくてお父さんのことだと気がついてなのかどうなのかは
分からないがこの娘の言葉には勇気づけられる。

そうそう、九十九が飲食で悩みたくなくていつも同じカップ
ラーメンとコーラを愛飲しているのは説明こそされていないが
いつもコーラを手にしているし九十九の部屋にカップラーメンが
箱買いされているのが見受けられた。まぁ要するに原作を先に
読んで映画を見たいのはそういうところを見てニヤニヤしたい
からだ(^_^;)

最後再会するシーンが微妙に違う。原作では三億円の存在より
九十九だけが一男の前にふいに現れる。そして九十九に誘導されて
一男は九十九が消えたのは「芝浜」だと気づく。映画では先に
三億円が返されて九十九と話し、「『芝浜』なんだろ?」と
一男から言い出す。

前にも書いたけど映画でモロッコで何かあるといけないから
現金を靴に隠しておきその現金が思い出の写真とともに置いて
あるのは原作にはない演出なんだけど、これにも意味持たせて
あるんじゃないかと想像する。

モロッコ通貨のディルハムって国外持ち出し禁止なんだよね。
つまりモロッコ以外では流通してないの。てことは日本にある
あのディルハムは「こんなの紙切れー」(もちろん千住風に)
なのだ。

ところで、娘の“まどか”は平仮名なのだけど、漢字にしたら
“円”なのかな。英語タイトルはMILLION DOLLAR MANで“ドル”
なんだけど。


東京公演のチケット取れなかったー(;_:)
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『記憶にございません!』

2019-10-31 | アート・映画・演劇
以前、中距離バスの昼行便を利用したときに三谷幸喜監督の
『ザ・マジックアワー』が車内上映され、何となく見ていたん
だけど、思わず笑い声を漏らしてしまったシーンもあり、
面白かったんだよね。

そのイメージがあっての『記憶にございません!』政界コメディ。
総理大臣が記憶喪失になるというトップシークレット事項が
勃発してしまうのは『民王』を彷彿とさせ(しかも草刈正雄さん
出演されてるし!)、面白いんだろうなという期待しかなくて
公開からかなり日は経っていたけど観に行ってきた。

ふむ。爆笑できるのかと思っていたけど、それはなかったな。
面白いけど、めっちゃ面白いというわけじゃない。
抱腹絶倒は言い過ぎ。クスクス笑えるのがまぁまぁ連続してる
のかな。

記憶なくなる前は史上最悪のダメ総理・・・こういうのって
最後には記憶戻るパターンでしょ? いつ戻るのかほんのちょっと
ヒヤヒヤしながら見てたけど、最後は爽やかに終わっていったから
後味は決して悪くはなかったよ。ああ、やっぱりねーとも思ったし^^

だけど、もっと爆笑したかったなぁ。

HAPPY HALLOWEEN!
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金曜ロードショー『億男』カットシーン

2019-10-27 | アート・映画・演劇
先週の週初めから繰り返し『億男』を見ていたので、25日の
地上波初放送を見ていくと、カットしたところは即座に気付く
状態だった。

2時間枠に収めるには1時間33~34分にしなければいけない。
最初はまぁまぁ納得しながら見ていたけど、やっぱりモロッコでの
道案内のシーンがカットされていたのがショックで、感動が薄く
なってしまった。

小説から映画にするにも1つ1つのエピソードを浅く拾って
映画の尺での物語として完成されているのにその上カットされると
やっぱり深みがなくなるなぁ。

エンドロールではモロッコの映像や写真が映し出されてバンプの
「話がしたいよ」で余韻をたっぷり引き摺れるのもこの映画の
魅力のうちの1つなのだけど、エンドロールはまるまるないだろうな
とそれは覚悟できていた。

最初からカットシーンを語っていこうか。細かいカットはカットするが^^;

まず、モロッコの街並みを真上から撮影した映像から始まるが、
砂漠のサンセットからだったね。ここのカットは当然かな。

冒頭のパーティシーンも途中大幅にカット。あきらのハイヒールに
お酒を入れて、まず九十九が飲んで、「2つで1つだから、靴も
僕たちも」と言って一男にももう片方のハイヒール酒を勧めるシーンが
なかった。
原作でもパーティの描写は短いし、仕方ないカットかな。ここでの
九十九は色気あるんだけどなぁ。

だから、一男はハイヒールを見て、あきらのことを思い出したんだけどね。

百瀬のシーンもちょこちょこカットされていた。主に百瀬さんの台詞が。
「バースデー馬券やな?そういうのがいっちゃん当たるからなぁ。」
とか言うのと、2回目賭けるように説得するときにこれは北村さんの
アドリブっぽい台詞だけど、「今でしょ!知ってる?今でしょって。」
まぁこれも納得だね。

一男が九十九を探している経緯を話しているという設定で、九十九に
相談したときに、九十九が三億円どこにあるか聞いて一男が銀行と
答えると、九十九はいきなり「下ろしてきなよ、三億円」って言った
わけじゃなくて、銀行は金利が低いからお勧めしないという台詞も
カットされてた。

競馬場からあきらとタクシーで帰るところは回想までのシーンがカット、
落研入部の歓迎会のシーンでは一男が九十九に肩貸して連れて帰るところが
短くなってた。

千住のシーンでは、最初のセミナーシーンが短くなっていて、回想シーンで
バイカムの売却を巡って言い争いをしているとき、千住の「大事なところで
吃るな。お前と議論するつもりはない。」という台詞。

その後、急に万佐子とお茶のシーンだったけど、その前に娘のまどかの
バレエ練習を見に来ているシーンがあった。

十和子のシーンでは、「九十九とお付き合いされてたんですか?」の質問。

そして、モロッコ旅行の回想シーン。夜の市場のシーンからいきなり
ホテルに着くなんて!!

原作でも少年だったがお金いらないからホテルを紹介してあげるよと
道案内をしてくれて無事にホテルに着くんだ。でもホテルに着いたら
少しお金が欲しいと言われて、100円程度のお金だし一男は財布を出そうと
したら九十九が止めるんだ。「こういうときは、き、毅然としてなきゃ
いけない。」って。You said "No money." と言って断固として払わずに
いたら罵詈雑言を捲し立てて去って行った。

そのシーンが丸ごとカット。なぜ九十九が細かいお金に執着したのか、
意味があるシーンなんだけどな。

原作と映画ではこのシーンの持つ意味が逆になると思ってるんだけど
映画ではつまり九十九は大金持ちでも中身は変わっていないということを
示したかったんだと思うんだよね。

このシーンがあっての現金を靴に隠しておくという一男のアイデアだと
思うんだけどね~。原作にはない演出だ。

そして、もっとマラケシュでの市場での買い物や猿、ヘビ使いの見世物を
楽しむ姿が大幅カット・・・まぁ仕方ない。一男が倒れてから気がついた後
九十九に会って割ったお皿の件を話した後に、九十九が芝浜の音源を
持ってきていて、「モロッコにも合う」と2人して仲良く聞いているシーンも
カット。ここも仕方ない。

それから砂漠に4WDで向かうシーンとかラクダに乗って砂漠を移動するシーン
とかモロッコの景色が大幅カット~!! この大スペクタクルなモロッコの
シーンも話の筋からしたら別に要らんもんなぁ。しゃあないなぁ(;_:)

でもそのせいで九十九の起業したいという告白が唐突に思える。
砂漠での落語シーンはさすがにカットされなかったけど、余韻に浸る間も
なく、まどかのバレエ発表会の日。

この間にまどかとのデートがあったはず。あの宝くじが当たったことも
親友に相談したら親友ごと消えちゃったことも言ったんだよね。
まぁこのシーンは原作とちょっと違うしカットするだろね。

こうして見てみるとやっぱり道案内のシーンだけが悔やまれるな~。

次は原作との比較してみるね。
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『引っ越し大名!』

2019-09-05 | アート・映画・演劇
待ちに待った『引っ越し大名!』観に行ってきました!

これももっと笑うのかと思ったらそうでもありませんでした。
(えっ!?私、笑いに厳しすぎ?そんなことないよー^^;)

でもちゃんと面白かったし現代社会と同じパワハラ、リストラ
問題が描かれていて最後はちょっとした感動もあります。

とりあえず、御刀番の鷹村源右衛門がめちゃくちゃ格好いい!
一生さんの殺陣が最高に格好いい!! 特に御手杵の槍を扱う姿は
惚れ惚れ(´▽`*)

やっぱりねぇ、それくらい(どれくらいか知らないけど)体重ある方が
好きだよ、私は。

あとね、一生さんと岳ちゃん、仲良すぎ(笑) お2人のコメディ要素の
掛け合いシーンは安心して見られます。

そうそう、「民王」での新田さん(=山内圭哉さん)も出てたね。

それと・・・これにも出てはったのね。それでもしかして公開日
遅くなったとか? たぶん途中のシーンはカットして最後はそのまま
使ったんだろうな。

しかし、星野源さん、この引きこもり侍もハマリ役ですね。あ、私
にげ恥を見ていないんですけどね。

でも、神キャスティングと言われるだけあって、他のキャストも
それぞれがハマっていました。そして本当にあった昔の引っ越しの話が
ものの見事にエンターテイメント作品となっていて面白かったです。
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ウイーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道

2019-09-04 | アート・映画・演劇
大阪の国立国際美術館へ行ってきました。

なんせ好きな画家さんの偏りが激しいので、普段ならスルーしてしまう
展覧会ですが、フミヤさんが熱弁を繰り広げるほど、自身の作品にも
大いに影響を受けているとなると、藤井フミヤ展に行く前に、行って
おこうと思ってチケットを買っていたのでした。

だけど、肝心の藤井フミヤ展がまだ大阪もしくは関西で開催が決まって
いないというちょっと複雑な面持ちで出掛けました。東京で好評だった
みたいですよ。関西のファンもたくさんいますから、100点ほどの
展示が可能なアートギャラリー関係の方々、どうぞよろしくお願いします!
全国巡回を切に望みます!

で、展覧会は私がコンセプトを理解していないこともあり、最初はあれ?
クリムトの作品が出てきそうにない雰囲気。

あ、ウイーンの近代化とともに市民の生活が芸術、美術を通してどう変遷
していったかという展覧会なのね。最終的にクリムトやシーレに繋がる
芸術の道がテーマでした。

ウイーンには2006年に訪れてシュテファン大聖堂やシェーンブルン宮殿に
行ったことがあるのでそれらが登場すると単純に取っつきやすかったです。

それと音楽とも切り離せないようで絵画には作曲家がたくさん描かれて
いますし、画家でも作曲家でもあるシェーンベルクの作品も数点ありました。

絵画だけでなくファッションや銀器、家具などの展示もあり、ボリューム
満点でした。クリムトやシーレに興味なくても面白かったです^^;
特に椅子とか良かったな~。木材はギターでも使われる木材だったりして。

絵も油彩だけでなく素描もポスターも何点もあって楽しめました。

展覧会は4つの章から構成されていて、最終章でようやくクリムトの作品に
お目にかかれるのですが、何でしょう。言葉で上手く説明できませんが、
クリムトにハマる理由が何となく分かった気がします。たぶん、私初めて
見たと思うのですが。

理想と現実みたいに二面性が暗に描かれていたり、金箔が使われているけど
ゴージャスではない、日本のわびさび的な使われ方(?)・・・だから
日本人なら好みやすいのかも。

「エミーリエ・フレーゲの肖像」だけは写真撮影OKだったので、これは
綺麗に撮れるテンちゃん(タブレット)で撮ろうとしたら・・・あれ?
私が映る。なんで自撮りの設定やねん。レンズの方向を変えたい。
というか、そもそもなんで最初にカメラ立ち上げてこっち向きなん?

レンズ変えるの、確か簡単にタップでできたはずやけどそんなマークの
表示がない。あかんあかん、ちょっと時間かかる。ベンチに座って
設定をいろいろ見てみるけど、一向に普通の向きのレンズを使ってくれない。

しばらくテンちゃんと格闘していたが、どうにも分からないので折れて
携帯で撮りました。大連でテンちゃん落としてからおかしなった?
いやいや、その後にもテンちゃんで写真撮ったし。なんで突然?

そのことが気になり後の展示品は全然頭に入ってきませんでした;^^A

美術館を出た後、テンちゃんを電源OFFにして、映画見終わった後、
電源入れたらカメラを起動させると普通のレンズの向きで立ち上がり
ました。

平日でゆっくり鑑賞できたのはできたけどちょっと最後は残念でした。
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