超過死亡について考えよう３４

「超過死亡について考えよう」と題して、まさか３４回にもなるとは
思ってもみなかったけど、一応2022年の超過死亡については今回で
終わろうと思います。来月になったら2023年の詳細データが公表される
ので、またすぐ再開しなきゃいけないかもですがしばらくは休みます。
速報では2022年を上回る死亡者数ですから超過死亡は現在進行形で
続いていますから。

さて、前回このブログで挙げられた死因に絞って見ていましたが、
ここまで来るとその他の外因以外の死因も気になってきました。
奇形など極めて稀な死因などは見ていませんが、前回と同様の
１０点満点のポイントのつけ方で他の死因を評価してみました。

さらに傾向が定まらないような死因は省きましたが、ポイント上位から
そのポイントと、2022年の実測値から2017年～2021年のデータより
求めた予測値を引いた超過死亡数を発表していきます。

１０ポイント
糖尿病　約1700人
敗血症　約1500人
その他の内分泌、栄養及び代謝疾患　約1400人
胃潰瘍及び十二指腸潰瘍　約300人

８ポイント
ヘルニア及び腸閉塞　約500人

６ポイント
その他の消化器系の疾患　約1800人
糸球体疾患及び腎尿細管間質性疾患　約200人

５ポイント
高血圧性疾患　約1400人

４ポイント
くも膜下出血　約800人
筋骨格系及び結合組織の疾患　約800人
皮膚及び皮下組織の疾患　300人

３ポイント
血管性及び詳細不明の認知症　約1700人

２ポイント
肝疾患　約700人

前回までに紹介した神経系疾患と同じように2017年に
急増している高血圧性疾患、筋骨格系疾患、皮膚疾患、
肝疾患は、最終年（2017～2021年の予測）だけで
ポイント稼いでいる形となっています。
確実に2017年も何かが起きています。
気づいていないですけどね。

それから、前回と今回で０ポイントだった死因も紹介して
おきましょう。予測できた値だったということです。

胃がん
結腸がん
直腸がん
膵がん
肺がん
前立腺癌
膀胱がん
悪性リンパ腫
胆のうがん
皮膚がん
心筋症

心筋症以外はがんでしたね。

ほんとこんなこと素人がやることじゃないですよね。
よくもまぁこの超過死亡の原因は分からないと言ったままで
ほったらかして2023年もこれ以上に亡くなると平気で予測
できるもんだわ。

厚労省の人たちのお仕事って何なんやろう。国民がこれだけ
異常に亡くなってもお構いなしですからね。自分の命は
政府に預けちゃダメですよ。