♪シンガーソングライター★近井智沙子のブログ☆彡

シンガーソングライターは趣味と言い切る近井智沙子のちょっとした日常を書き留めます。

サイモン・テンプラーとの出逢い

2005-10-11 | Tue:推理小説と私
さらに、あかね書房『少年少女 世界推理文学全集』
からの作品を紹介する。この第14巻は
「あかつきの怪人/暗黒街捜査官」で、著者は
それぞれレスリー・チャータリス/レイモンド・
チャンドラーである。この組み合わせはカタカナで
書くと非常にややこしい。

チャンドラーは前回触れたダシール・ハメットの
影響を受け、彼の書く作品もハードボイルドである。
今ではハードボイルドの巨匠とまで言われているが、
やはり私には趣味に合わず「暗黒街捜査官」という
話は印象に残っていない。

他方、「あかつきの怪人」が私にはヒットした。
また、義賊ヒーローものでその主役が
“聖者(セイント)”という愛称で親しまれている(?)
サイモン・テンプラーなのである。

サイモン・テンプラーは不可能を可能にする、洗練
された怪盗紳士。大胆不敵で頭がキレる。瞬く間に
私のハートをキャッチしてしまった。しかし、この
物語上はパトリシアという妻がいる。だから、私は
単なる一ファンでよいのだ。

チャータリスはこのセイント・シリーズがあたった
ようで、アメリカではドラマ化や映画化されている。
私はいまだにどれも見たことはないが、やはり映像
よりも原作を楽しみたいと思う。

しかし、なかなかこのチャータリスのセイント・
シリーズが訳された本は見かけない。この短篇を
含め、3話しか読んでいないのだ。サイモン・
テンプラーが活躍する話はもっとあるはず。
それが読めないのは残念だ。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ビタミンB2 | トップ | Vol.28 情け »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
賛成! (東方異人)
2010-10-17 20:08:18
これ、子供の頃に読みました。
そのテンポのよい描写とクールで感情のない行動に「変わった本だなー」と思って印象に残っています。まず描写があり、それから説明があるというスピード感のあるアクション路線で、「暁の怪人」と言うインパクトの強い題名と共に心に残っている本です。
ここにお邪魔したのは、なつかしさからネット検索したから。
返信する
どうもです! (ちさこ)
2010-11-09 21:59:35
コメントどうもありがとうございます。
随分、自分のブログをチェックしていなかったので、全然気付いていませんでした(^^ゞ

サイモン・テンプラーシリーズあったら、大人になった今も読みたいと思いますね。
返信する

コメントを投稿

Tue:推理小説と私」カテゴリの最新記事