2010年10月25日開講の心理学研究法でつかった資料です。
先週開講授業で実施したみなさんのストレステストの結果から学びました。
ストレッサ得点とストレス反応得点の関係をみる方法として、
(1)それぞれの平均値と標準偏差の計算
(2)散布図の作成
(3)相関係数の計算
の3ステップのお話をしました。
相関係数rは、-1から+1までの間の数値をとるのですが、みなさんのストレッサとストレス反応の得点間の相関係数は0.5778。
正の相関はあったといえますが、相関が強いかどうかは微妙なところ。
相関係数rの自乗は2つの変数の共通部分を示します。
ストレッサとストレス反応のrの自乗は0.333。
33.3%。
したがってストレッサとストレス反応との共通要素は1/3。
2/3はそれぞれ独自の要素ということになりますか。
こうした関係から、ストレッサが原因となり、ストレス反応が結果といったように、因果関係がありとはたして言い切れるかが問題となります。
いずれにしても、正の相関関係は認められました。
昨年度の結果。来年度の結果。日本中のその他の大学1回生での結果などを集めて、ストレッサとストレス反応の相関係数を検討していくといいのでしょうね。
ちなみに今回計算した相関係数は、Pearsonの積率相関係数です。
統計の本や、Web情報から、計算のしかたを勉強しておいてください。
来週は、集団の心理をしらべる研究法について学びます。
2010/10/25・記
先週開講授業で実施したみなさんのストレステストの結果から学びました。
ストレッサ得点とストレス反応得点の関係をみる方法として、
(1)それぞれの平均値と標準偏差の計算
(2)散布図の作成
(3)相関係数の計算
の3ステップのお話をしました。
相関係数rは、-1から+1までの間の数値をとるのですが、みなさんのストレッサとストレス反応の得点間の相関係数は0.5778。
正の相関はあったといえますが、相関が強いかどうかは微妙なところ。
相関係数rの自乗は2つの変数の共通部分を示します。
ストレッサとストレス反応のrの自乗は0.333。
33.3%。
したがってストレッサとストレス反応との共通要素は1/3。
2/3はそれぞれ独自の要素ということになりますか。
こうした関係から、ストレッサが原因となり、ストレス反応が結果といったように、因果関係がありとはたして言い切れるかが問題となります。
いずれにしても、正の相関関係は認められました。
昨年度の結果。来年度の結果。日本中のその他の大学1回生での結果などを集めて、ストレッサとストレス反応の相関係数を検討していくといいのでしょうね。
ちなみに今回計算した相関係数は、Pearsonの積率相関係数です。
統計の本や、Web情報から、計算のしかたを勉強しておいてください。
来週は、集団の心理をしらべる研究法について学びます。
2010/10/25・記
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます