サイコロジスト101

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健康心理学、生理心理学、ストマネを学びましょう!

090727心理学概論8章社会心理資料

2009-07-27 03:37:39 | Weblog
7月27日の心理学概論は、8章 「社会心理学を学ぶー1」の予定です。

今日が最後の授業。

人間は1人では生きてはいけません。

他者をどう理解し、つきあう術を考えるか。

他者の印象形成にまつわるファクターをまなびます。

他者の印象をおおざっぱに作ることは、他者認知を効率よくすすめるにはよい手段。

顔で人の属性について印象をつかむのもその一つ。

平均顔から感じをつかんでください。

つぎに、態度はどのようにして形成され、変化されるか。

フェスティンガーの認知的不協和理論は健康心理学の最初の理論にもなりました。

自己(self)の理論は社会心理学から生まれて、健康心理学にもっとも影響している部分。

その一部をお話しします。

これ以外に、self efficacyやら、self locus of controlやら、self reinforcement、self-monitoringなどselfがつく用語はことに多いので夏休みなど勉強してください。

なおこの続きは後期、心裡学研究法の中で集団の測定法というような扱いで勉強しましょう。

では。

2009/07/27記

PGSの挨拶

2009-07-27 00:41:05 | Weblog
ストマネ学会第八回大会情報交換会に参加した人々は全員、地域ごとに挨拶するのがここ数年の定番。

大阪からはPGS研究会のメンバーが登壇。

大野先生が教育講演でストレスマネジメント教育の歴史やこれから求められることなどを話したので、そのことについて少しエクスキューズもしました。

背後で、この夏休みのPGS行事案内も言ってくださいというので、PGS-100回目(8月24日)でザイコフスキー先生の講演会を開催すること。

また、PGS-101回目(10月10日)で服部先生の講演会をすることも通知させてもらいました。

言い忘れたのですが、8月10日には大学コンソシアム大阪の本学提供研修「ストレスマネジメント教育研修」のこと。

この夏休みからPGSも一皮むけます。


2009/07/27・記

ストマネ学会奨励賞

2009-07-27 00:34:47 | Weblog
ストマネ学会8回大会で、発表奨励賞はお二人に。

1人は久留米大学の津田先生グループから。

情報交換会の席上でお披露目がありました。

で、会場入口の立て看板を前に津田先生グループそろい踏み。

おめでとうございます。

2009/07/27記

山野くん発表

2009-07-26 21:00:45 | Weblog
昨年奨励賞を受賞した山野君。

今年度は、工場就労者のストレスの詳細を質的分析から明らかにし、質問紙づくりに役立てる素材作りという基礎研究を発表。

残念ながら受賞には至りませんでした(二年つづくことはないよね)。残念でした。

でも、ストレスマネジメント学会にとって重要な基礎研究の一つのあり方だと私はおもいます。

産業ストレス、職業性ストレスへのアプローチは今後おおいに期待される領域。

働いている就労者の生の声を分析するこの手法は今後重要な基礎資料となることでしょう。

欧米の論文を訳し、欧米の調査用紙を翻訳しても日本の就労者のストレスは理解できません。

そんな、当たり前の議論をいまさらするつもりもありませんが、ストマネ学会では地道に生の声を拾うところから研究をしているという姿をみせてほしいものです。

ちなみに、九州大学大学院博士課程に進学した佐藤君が学会に参加してくれました。

2009/07/26記



植田君ポスター発表デビュー

2009-07-26 20:55:54 | Weblog
修士1年の植田君。

先日のPNEI研究会で、口頭発表デビューをはたしたものの、ポスター発表は初めて。

中畑くんの発表した実験データの詳細を分析。

計算課題で間違いの多かった被験者さんは、コルチゾールの増加量が少ないという結果。

ストレス負荷がうまくいくと、コルチゾールが増加することがわかったというような結果です。

こうした実験結果をふまえて、今年の夏、ストレス負荷課題に特別の配慮をしたいとおもいます。

コルチゾールが増えてから、リラクセーション効果による減少度を比較したいですね。

では。

2009/07/26記


中畑くんデビュー

2009-07-26 20:51:26 | Weblog
修士1年の中畑君。

無事学会デビューを飾る。

リラクセーション効果をコルチゾールの変化で比較しようというもの。

計算課題をストレス負荷課題として、コルチゾールを増加させておいた後のリラクセーション適用によるコルチゾール減少の度合いを自律訓練法、漸進的筋弛緩法、呼吸法で比較したものでしたが、残念ながら有意な違いはなし。

このデータを再分析したものが、次の植田くん。

2009/07/25


長崎は今日も雨だった

2009-07-26 20:41:02 | Weblog
090726

長崎は初日の7月24日から大雨。

空港から市内に移動するバスからぼつぼつ危ない気配。

長崎駅近くまできたら雷はなるは、バケツの水をひっくり返したような大雨。

突風も吹いて、まるで台風のような集中豪雨。

夜景も雨で烟り、雲が棚引き、すっきりしない。

25日になって、少しだけ遠くまで見られるような時間に、ホテルの窓からカメラを固定して2-3秒のバルブモードで撮影。

この写真は望遠かけています。

女神大橋と名付けられたこの美しい姿。

美しい姿に一首

光の線点と点で撮りづらくまさにヴィーナス・ウィングなり     髭


2009/07/26記


長崎の夜景

2009-07-25 22:32:49 | Weblog
嵐が去って、今夜は静か。

学会も学術大会が済み、楽しい懇親会。

花火大会は明日に延期となりましたが、もったいないくらいの夜景。

2005年開通の女神大橋が遠目に見えて、長崎湾を見渡すこの景色。素敵ですね。

ストレスマネジメント学会第8回大会

2009-07-25 10:00:23 | Weblog
長崎大会開催されました。

長崎大学に来たのは初めて。

土居会長の挨拶風景。

参加できなかったみなさん、広い場所ですよ。

以上は7月24日の午前10時のアップでした。


自宅に帰ってきて、写真を入れ替えました。

土居会長がより美しく写っていますね。

学会大成功おめでとうございます!!

2009/07/26記

長崎行き

2009-07-24 16:55:43 | Weblog
09-07月24日16時50分

伊丹空港22番ゲート。

これから乗り込む、可愛い飛行機。

1720発。

しばしテレビ見ながら待ちますは。

伊丹の空は曇りがち。
雲海越えれば、見える青空。
綺麗な夕焼けが楽しみ。

看護協会

2009-07-23 19:28:59 | Weblog
2009/7/22(水)

皆既日食のあった昨日はすごかった。

大阪府看護協会に出向き、朝の9時半から午後4時半まで、午前3時間、午後3時間、計6時間にわたって研修を行いました。

テーマは「看護職のストレスマネジメント」

126名もの看護師さんが参加されました。

大阪城公園駅から、環状線の外、東川。川沿いに歩いてすぐの建物。

午前11時半ころ、なにやら外の気配が曇りがちかなとはおもっていましたが、あの間に日食が発生していたんだ。

午前中は、ストレスとは何かを話した後、ストレスマネジメントが必要なわけ、そしてストレッサとストレス反応の測定(ストレスドック)から、プロフィール作成。

ストレッサ、ストレス反応の解説までお行いました。

午後は、ストレスマネジメントの奥義「よろしく・ね」を解説しつつ、コーピングの勉強。

その後、1時30分から3時まではリラクセーション体験まで。

3時10分からはストレス緩衝要因の勉強を、HOLC尺度とMF尺度を交えながら楽しく講義。

瞬く間に終わってしまった講演でした。

このところ、週に8こまも授業があるので、喋り慣れていることもあるんですが、昨日はよく舌がまわりました。

本当に楽しく講演できました。少し疲れ気味のナースの眼差しを感じつつ、いつもより静かな声で講演に心がけたのがよかったのかも。

気持ちよくセンターを後に、大阪城公園駅から新今宮に出、なんばへ。

明日出張の長崎行きの航空券を南海交通で購入。なんと割引効かず!高い切符!

ぶらりと歩いていると、大学院生のI君に呼び止められ、ぶらぶら。

ジョーシン一番館でDVD50枚セット1980円でゲット。

旭屋で新書類を数册と、ドイツ一人歩きの旅ブックゲット。

うまいグァテマラ珈琲とクッキー二人で飲みました。美味かった。

これから私の研究室の珈琲はグァテマラを濃いめに入れることにしました。

疲れたけど、楽しい1日となりました。

2009/7/23・記

p.s.
7/23の本ブログアクセスが開設以来最高値になりました。500オーバー。

順位まで出ましたよ。すごいですね。

ごらんになったかた、ひとことコメント御願いします。




健康心理学13(4)

2009-07-22 04:04:31 | Weblog
健康心理学13で配布した資料の最後の2枚です。

免疫系の話をするための図版です。

マクロファージのイラストが1枚目。

二大免疫系の概念図が2枚目。

健康心理学では、このような人間の免疫系の活動を高める働きかけを勉強したいですね。

では、来週最終です。

2009/07/21記


健康心理学13(3)

2009-07-22 03:58:18 | Weblog
健康心理学13の2つめの、言い残し話は精神障害について。

このスライド群は、精神障害についての解説用。

授業では1枚目を解説。

2-3枚目は米国の精神医学診断基準DSM-IV-TRからの要約。

ここに掲載の多くの精神障害は、脳内の内科的疾患と考えられるもので、投薬により症状が改善することが期待されています。

ドーパミンやセロトニンなどの神経伝達物質が作動する神経系での何らかのトラブルが原因と考えられます。

心理学的介入は、こうした医学的治療とタイアップしてこそ成り立ちます。

来週の最終講義において、使います。


2009/07/21記


健康心理学13(2)

2009-07-22 03:45:38 | Weblog
QOLの2つめの話(つづき)

CPTEDの原則にしたがった街作り、地域作りのコンセプトを紹介しました。

また、このコンセプトから、地域の防犯で必要な4つの働きかけ原則をあげました。

私たちのグループは、こうした観点から、青色のLED防犯灯を設置することによって監視性を強化する目的で介入することを提案。

地域での防犯・美化の取り組みに、青色LED防犯灯導入の提案がどう議論され、地域の人たちの領域性確保に役立つかを検討中です。

なお、広島の福山大学との共同研究で、現在おこなっている研究の一部を紹介させてもらいました。

福山大学の平伸二先生、スライドを一部使わせていただきました。

それにつけても、05年設置前後の犯罪発生数の減少はすごいですね。

なんでまた青色防犯灯を設置しただけで昼間の犯罪も含めて減少したのでしょうね。

1)青色LED照明自体が薄気味悪くて近づきがたいからか

2)青色は夜の目でみると大変目立つ色だから犯罪者にとって近づきがたいから

3)変わったことをしたので、周辺住民がことさらその地区を見張るようになったから犯罪しづらくなったから

のどれでしょうね。

いずれにしても、犯罪が減るのはすばらしいことで、地域のQOLを高めました。

健康心理学のゴールはこのように、個人の健康だけでなく、地域全体の健康度やQOLを高めることであり、そのための働きかけこそが健康心理学的介入と呼ぶにふさわしいものなのです。

2009/07/21記