サイコロジスト101

旧J&PホットラインSIG101opMr.髭が運営。
健康心理学、生理心理学、ストマネを学びましょう!

2月の記録7:卒論発表会&追い出しコンパ

2010-02-28 20:27:38 | Weblog
2月26日(金曜日)

4年生の卒論は1月22日が締め切りでした。

みんな、それで終わったと思ってはいませんでした。

1月後の26日に一人15分の口頭発表&質疑応答があることを知っていたからです。

午後3時、B401教室の机は、3年次生の手によってコの字型に並べ替えられていました。

発表抄録集の印刷、製本を4年次生が力を合わせて行いました。

3年次生の発表会進行は、7月のテーマ発表会、11月の中間発表会で培ったノウハウが活き順調そのもの。

発表態度は皆素晴らしく、3年次生や院生からは厳しい質問もありましたが、無難に切り抜けましたね。

立派な発表会となりました。

すべて終了の後、記念の花束を頂戴しました。まだ自宅に持ち帰れていませんが、研究室を美しく飾ってくれています。

また、電波で調整してくれる柱時計をゼミ生たちから頂戴しました。ありがとう。

卒業式の日には、私から、優秀卒論発表者賞をさしあげることになっているので、楽しみにしておいてください。

3年次生主催の追い出しコンパは上新庄の焼き鳥のお店で2時間ばっちし。

院生も参加した会場は25名の熱気で真夏のようでした。

雨の中上新庄駅で10時半頃撮った記念写真は皆晴れがましく楽しい表情ですね。

ようがんばった4年生!

来年がんばれ3年生!

2010/02/28・記




2月の記録6:岡村先生歓送会

2010-02-28 20:20:43 | Weblog
2月25日(木曜日)

社会福祉学科介護コースの岡村先生が退職されるというので、私が座長をつとめる公開講座小委員会で歓送会を梅田のベトナム料理の店で開催しました。

岡村先生とは、私がいまの大学に勤めた最初の年だったでしょうか、高校まわりがいっしょになり、楽しい先生だなとおもったのが最初の出逢いでした。

以後、禁煙ワーキンググループでごいっしょさせていただき、大学内禁煙化プロジェクトのリーダ的存在として尊敬しておりました。

また公開講座小委員会が主担となる、地域学術交流サロンでも、常に束ね役となっていただき、楽しく会の運営を続けてきました。

4月からは自由の身として、ピースボートに乗って世界各地を旅するのだとか。

また、地域の人々が気軽に立ち寄れる場を提供し、心地よい人間関係作りを広めて行かれるとのこと。

とってもホットな岡村先生!

長い間の教員生活ごくろうさまでした。

2010/02/28・記



2月の記録5:結婚30周年

2010-02-28 20:12:04 | Weblog
2月24日(水)

結婚記念日のこの日、30年目の節目なので何か記念にとおもいつつ、結局バラの花束に。

なんとか30本あったでしょうか。真っ赤なバラとピンクのバラで花束を作ってもらい、記念写真をとりました。

夕食は豪華な弁当。

1980年の2月24日は寒い日曜日でした。

あれから30年か~と感慨にふけりつつ、お互い年を重ねた苦労をねぎらい合いました。

娘も帰ってきていて、祝ってくれました。

なぜかケーキではなく、御座候でパーティとなりました。

なお30周年記念に3月14-16と箱根に2泊3日の家族旅行をすることになりました。

休暇をとりますので、この3日間だけは仕事を入れないでください>all

2010/02/28・記

2月の記録4:河内長野ボランティアフェスタ

2010-02-28 20:05:06 | Weblog
2月21日(日)

河内長野市のボランティア団体が総出でフェスティバルを開催しました。

私はなぜか、家内の陰謀というか、日頃地域活動に精を出さないのはいけないという諫めなのか、朝から引っ張り出されました。

ま、珈琲を立てていればいいからという軽いノリで参加したのですが・・・・

なんと、朝の10時から午後4時までの6時間、KIKS3Fの会議室入り口に無料珈琲提供コーナーを設けてサービス提供しておりました。

珈琲豆2.5kg、お湯40-50リットルつかい、紙コップ450杯分をドリップ&サーブさせていただきました。

休む間もなく6時間珈琲たてたのははじめて。

おかげで足はぱんぱん。くたくたになりました。

ふー、しんどかった

写真はそのコーナー

2010/02/28・記




2月の記録3:禁煙支援法研究会

2010-02-28 19:46:23 | Weblog
2月19日金曜日

この日は朝から研究三昧となりました。

午前中、同志社女子大の小切間さんがおみえになり、小学校での食育活動のおもしろい取り組みを教えてもらいました。

なんと、朝食を自分で作ろうというプロジェクト。

ほんとにそんなこと、できるのかしらとおもったのですが、確かにできているようです。続くかどうかが問題ですが。

で、共同研究として4月以降、とりくんでみようかということになりました。

午後、早稲田大学の竹中先生を招いての禁煙支援法研究会を開催。小切間先生も参加くださいました。

竹中先生からは、禁煙支援を含めた生活習慣を変容させるためのソーシャルマーケッティングのお話をしてもらいました。

また、院生のかたとの共同研究から、携帯電話を介した喫煙衝動研究についての興味深い研究、個人をターゲットとした動機づけ面接の理論と実際とを話してもらいました。

健康支援センタースタッフの植村君はもとより、院生たち、卒論生たちも大いに刺激を受けたようでした。

写真は竹中先生講演中の姿。


2010/02/28・記

2月の記録2:PGS-103&新年会

2010-02-28 19:41:03 | Weblog
2月6日土曜日

PGS-103を開催。

山崎先生に来ていただいて、性犯罪者のためのストレスマネジメント教育介入プログラムを紹介してもらいました。

性犯罪者に対する再犯防止プログラムは、認知行動療法の枠組みをつかったもの。

これにストレスマネジメントスキルを身に付けてもらうためのプログラムを追加してもらおうというわけです。

ドラッグや喫煙防止のプログラムと幾分似たところがあります。

禁煙した人が喫煙再発するのを防ぐためのプログラムと似たところがあります。

とってもいい話を聞けたとメンバー一同、おおいに勉強させてもらいました。

研究会後には、新年会を梅田の沖縄料理の店で開催。

楽しい一時を過ごせました。写真はその記念。

2010/02/28記

2月の記録1:石井君旅立つ

2010-02-28 19:33:24 | Weblog
2月2日月曜日。

関西鍼灸短期大学時代の教え子さんの石井くんが渡米することになり、旧知が集まって河豚鍋パーティをしました。

鍼灸師として開業しながら、生理学の勉強を続け、兵庫医大で網膜の細胞の組織学的・生理学的研究で博士号を昨秋取得。

今月半ばからYale大学でポスドク研究者として1年間がんばるというのです。

おもえば何名か鍼灸師の教え子さんがいますが、医学博士の学位をとったのは彼一人でしょうか。

米国での生活はたいへんだろうけれど、身体をたいせつに、そしていい人間関係を築いてきてほしいとおもいます。

このblogの存在も知っているだろうから、ときおりは覗いてください。

2月のいい記念日となりました。

2010/02/28記

瞬く間に2月もおわり

2010-02-28 18:57:28 | Weblog
2月28日(日)

二月は逃げるという諺のとおり、逃げるように過ぎ去りました。

試験の採点をし、学務に専念し、そして2月こそはと禁煙サポート研究に少し時間をとられている隙に二月は逃げ去りました。

バンクーバーオリンピックももう最終。真央ちゃんはりっぱな銀メダルでした。

いろいろ書きたいことあるけれど、二月は逃げ去りました。

ぼちぼち新学期に向けて、体制をきりかえなくてはとおもっています。

公の研究会としては、まずは3月6日(土)のPGS104です。

李先生による禁煙のツボ講演は諸事情により延期となりましたので、通常の研究会となりそうです。

そのかわりといってはなんですが、ストレスマネジメントと鍼灸というテーマで私と村上先生とでお話することになるかも。

鍼灸OSAKAという雑誌がありまして、そのストレスマネジメント特集号に寄稿することになったので、ゲラをみてもらおうという趣向です。

そうそう、その特集号には、2月11日に森ノ宮の大阪鍼灸学園専門学校で、ストレスマネジメントをテーマとした対談も掲載されます。

鍼や灸などの東洋医学とストレスマネジメント教育介入との接点について、私の考えを述べました。

締め切り原稿が数ある中で、急遽この仕事をしあげようとしているのですが、禁煙治療・禁煙サポートに鍼が活かせるなら活かしたいとおもったからです。

原稿仕上がるのは今週末くらいでしょうか・・・・

3月はたまった原稿しあげること、確定申告すること、禁煙サポート研究中間まとめとストマネによる禁煙サポート冊子つくることなどが課題。

がんばりましょう。

2010/02/28・記





片山中学校から職業体験

2010-02-06 09:21:49 | Weblog
2月5日金曜日午後、吹田市片山中学校の生徒さん5名が本学で職業体験。

健康支援センターで、いろいろ体験してもらいました。

元気溌剌の女子生徒さんばかりで、健康支援センタースタッフならびに大学院生と楽しく時を過ごしてもらいました。

私は3時過ぎからの10分ほど、健康支援センター主催の禁煙プロジェクトの話などをさせてもらいました。

体験のお仕事は、大学の健康支援センターとしての地味な方面、来週2月9日火曜日実施の健康診断のおりにおこなうアンケート用紙のホチキス留めのお手伝いをしてもらいました。

また、間接喫煙被害に遭っていないかを調べるために、呼気中COの測定をおこないました。

結果は全員0ppm。間接喫煙被害はうけていないようで安心。

健康増進法25条に従って、公共施設では間接喫煙をなくすための基本的考え方も教えました。

反応よく、話を聞いてくれました。中学生って、喫煙開始の時期です。こういう時期に、きっちり禁煙教育しておくことは本当に大切だと実感しました。

写真は、大学を出る前に撮った記念写真です。

2010/02/06・記

心理学研究法最終回資料

2010-02-01 15:49:27 | Weblog
ファイルを入れ替えました。

学生さんからの指摘で、3枚目のスライド中の文字訂正をしただけです。

ーーーーーーーーーーではがんばってDLして勉強してください!



心理学研究法も本日が最終回。

実験計画法の話の2回目となります。

医学や薬学の分野はもちろん、臨床心理学の技法が他と比べてどれくらい有効かを実証するためには、実験計画法がもちいられています。

本日の話はまさにその点について極めつけのキーワードが出てきます。

無作為に被験者をグループに割り当てる作業が一番大切です。

患者さんをランダムに、新薬投与群と偽薬群(既存の薬群)とに割り当てるわけです。

新薬が本当に有効だとわかっているのなら、全員に新薬を与えたいところですが、まだ有効性が実証されていない段階では、ランダムに、さいころを振るようにして両軍に患者さんを割り当てます。

統制群に割り当てられたら、なんだか損をしたように感じますね。

そのあたりも、治験の前に十分説明を受け、承諾書にサインしたうえで協力してもらうわけ。

ちなみに、こうした作業を、インフォームドコンセントといいます。informed consent。

実験や治療についての方針を、医師や実験者が患者や被験者に正しく説明します。

そして、患者や被験者は正しく情報を得た(伝えられた)と納得した上で、治療や実験を受けいれます。

もっというと、病院や大学研究機関に設置されている研究倫理委員会に研究計画を提出し、許可を得た研究においてのみ、RCTを用いた治験は行われるべきです。

つぎに、RTCの下位概念として、二重盲件法とカウンターバランスについて説明します。

実験計画の目的を十分理解してください。そのうえで、こうした用語の使い方を勉強してください。

患者は一般に、権威ある医師の治療をうけたほうが、そうでない医師によるよりも治りやすいのです。

薬は、最新の科学の粋の結晶である新薬で、その薬効が注目されている場合のほうが、そうでない既存の薬よりも効きやすいのです。

薬を処方する側も、その薬が新薬で、期待が高いほど、そうでない既存の薬を処方するときよりも自信に満ちているのか、結果はよろしいようです。

こうした薬や治療法の真の効き目以外のバイアスを極力抑えたうえで、有効性を偽薬や既存の薬と比較するのが実験計画法に基づいた実証法なのです。

カウンターバランスについては、2年前期で学ぶ実験実習のおりにしっかり学び直してください。

では、来週の試験がんばってください!


2010/02/01・山田冨美雄