サイコロジスト101

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健康心理学、生理心理学、ストマネを学びましょう!

生理心理学実習を発案

2012-04-30 10:39:50 | Weblog
私のゼミは生理心理学と健康心理学を専攻したい学生さんが集まります(そのハズ)。

で、これまで新生理心理学2巻の応用編を読みながら、健康心理学に活かせる生理心理学の研究を探索して4年生になるという仕掛けをしてきました。

せも生理心理学って、なんらかの実体験がないとイメージできませんよね。

そこで、3年ほど前から2年のプレ演習か3年ゼミで脳波や心電図の測定実習を組み込もうとしているのですが、時間がかかる。

何らかの実習を入れたいとおもっていたところ、今年少しアイデアが。

先週のゼミで、大脳の模型をつかって脳のパーツ組み立てなどをしてもらいました。

教科書に掲載されている、ブロードマンの脳地図番号をみながら、ああこれが視覚17野か、これは脳下垂体、大脳基底核・・・とすんなり若者には理解されたようです。

本を読みながら、脳の記載がある度に、この大脳模型をばらすといいのではという意見を頂戴したいと思います。

また、脳波、血圧、心電図測定なども本を読みながら実施してみようかとおもった次第。

生理心理学の授業をしている先生がた、どんなアイデアおもちなのか意見共有したいところです。

そしていよいよ明後日は生理心理学会in北海道大学初日のシンポジウム。

生理心理学のオリジン宮田洋先生にこのあたりの話を少しだけでもしてもらおうとおもっています。

2012/04/30・記

PGS-125記念写真

2012-04-29 04:21:38 | Weblog
4月28日(土)は素晴らしい一日となりました。

PGS-125で、千葉県さくらサポートの小澤美代子先生と、福島県いわき市の養護教諭グループから吉田綾子先生がおいでくださり、東日本大震災でのとりくみについてお話頂きました。

小澤先生のグループは、1年間にわたってほぼ毎週3日間石巻の某小学校でボランティア。

吉田先生たちは、3校でほぼ同時に、担任教諭によるストレスマネジメント教育の授業を展開。

写真は出席者で撮った記念写真。

先に帰られたかたがいて、全員とはなりませんでしたが、いい記念になりました。

次回PGS-126は、6月2日(土)と決定しました。

2012/04/29・記

7年めの事故現場

2012-04-26 20:41:58 | Weblog
昨日4月25日は、JR西日本にとって忘れることのできない事故から7年の日。

慰霊式に参列しましたが、参列する遺族が少なく感じました。

7年たつとだんだん来る人が減るんですね。

もっとも昨年は、私も仕事が重なったので参列を控えたのですが、今年は7年の節目とおもって出席したのでした。

昨夜の夕刊や今朝の新聞に詳しく報道されていましたが、7年たつと人々は徐々に冷静になってきているようです。

JR西日本の社長さんのお詫びは極めて控えめでゆっくりとした口調。

国土交通大臣の挨拶も、現在のご自分の状況に触れず、監督官庁の長として云々と極めて管理的。

いつになく淡々とした式でした。

そして事故現場への献花。

マスコミのカメラから参列者を護るためか、方々に真っ白い壁が。

マンションの爪痕は加工・修復工事がなされ、お地蔵様が据え付けられた地下駐車場もまるで礼拝堂。

どことなく淡々とし、感情を落とした慰霊式でした。

2012/04/26・記


PGS研究会第125回定例研究会(PGS-125)のお知らせ

2012-04-22 20:59:47 | Weblog
東北大震災から1年1ヶ月と10日がたちました。

今週の土曜日開催の、ストマネ教育研究会(PGS)125回定例会では、東北被災地の現状を、二人の先生からうかがうよい機会にしたいと考えています。

いつものメンバーに加え、震災ストマネに興味をおもちのかた、被災地の現状をおしりになりたいかた、ストマネ教育をお考えのかたなどにもご参加いただければとおもいます。

          2012/04/22・記

ストレスマネジメント教育実践研究会
 第125回定例研究会(PGS-125)

日時 2012年4月28日(土) 13時~17時
  その後、18時から懇志会予定
場所 大阪人間科学大学庄屋学舎 A棟 A707教室


テーマ「東日本大震災とストレスマネジメント」

1 自己紹介

2 PGS研究会の活動:自分を知ろうチェックリストをつかった震災ストマネ教育について」
   山田冨美雄

3 特別ゲストによる被災地の現状とストマネ教育

  宮城県石巻市立A小学校に1年通われ、震災ストマネ教育をなさった先生
   千葉さくらサポート代表、小澤美代子先生

  福島県いわき市内の中学校1校、小学校2校の震災ストマネ教育をなさった先生
   いわき市立小川小学校養護教諭 吉田綾子先生
   (福島県いわき市立小玉小学校養護教諭 野部恭子先生)

懇親会
 蕎麦たつ(予定)

追記
 被災地の現状をお聞きする貴重な機会になるとおもいます。
 お知り合いの方で参加される方についても事前にお知らせいただければ資料準備の都合もあり、助かります。
 

ーーーーーーーー以下を返事ください。
 出欠ご連絡
ーーーーーーーー
1 お名前 (          )
2 ご所属 (          )
3 PGS125に 出席する 欠席する
4 懇親会に 参加する 欠席する

 なお懇親会は、4000円程度を予定しています。

奇跡の人はすごい

2012-04-22 01:39:45 | Weblog
The Miracle Worker 奇跡の人:ヘレンケラー物語(1962)はやはり凄い映画です。

アン・サリバン先生とヘレンケラーとの熱い教育バトルが描かれたこの映画、もう4年続けてK大学看護新入生と鑑賞しています。

2歳の頃の熱病で聴覚・視覚を失うシーンではじまり、テーブルマナーを教えようとするバトルは息をのみます。

2週間でヘレンに言葉の存在を、指文字で単語を綴り、教えようとする2人だけの格闘も壮絶。

家族団欒でまたぞろマナーを失したヘレンを躾けようとするサリバンと、それを擁護する甥。

そして劇的なWaterのシーン。

最後は言葉を知り、意味を知ったヘレンが母と父を指文字で語る。サリバン先生に信愛を示す。

すべてのモノに名前があり、名前を呼べばなにかがおこることを学んだヘレン。

教えるサリバンの熱血教師バンクロフトはすごい。また盲ろう唖を演じるヘレン役パティデュークもすごい演技。

モノクロで早口のきつめの英語に日本語字幕つきなので、若者には苦手かとおもいましたが、映像だけでストーリーはおよそわかる。

なんど見ても感動しました。

ところでタイトルの奇跡の人=Miracle workerなので、ヘレンが主役でなくサリバン先生が主役。

調べたら1962年の作品だそうで、サリバン役のバンクロフトは1962年のアカデミー主演女優賞、ヘレン役のパティデューク同助演女優賞。

ちなみにバンクロフトは、あの卒業のミセスロビンソン役だったことを思い出しました。随分雰囲気ちがういます。

U-Tubeでも公開されていました。
The Miracle Worker
http://www.youtube.com/watch?v=556xz3Mw7rw

またヘレンケラーとサリバン先生の映像もありました。
http://www.youtube.com/watch?v=Gv1uLfF35Uw&feature=player_embedded#!
お二人の肉声が聞けます。

2012/04/22・記

4月20日(金)のつぶやき

2012-04-21 01:37:10 | Weblog
01:05 from gooBlog production
岡田山の桜 goo.gl/sHv8l

01:08 from gooBlog production
遠目の桜 blog.goo.ne.jp/fumio-yamada/e…

01:38 from gooBlog production
DT談義inにんにく屋with芹沢せんせい blog.goo.ne.jp/fumio-yamada/e…

09:24 from gooBlog production
DTの芹沢先生と会食 goo.gl/8qH1F

10:03 from gooBlog production
新・新生理心理学 blog.goo.ne.jp/fumio-yamada/e…

by fumio_yamada60 on Twitter

今日からのゼミスタートに思う新・新生理心理学

2012-04-20 09:42:18 | Weblog
ゼミ選択の騒動を終え、今週最初の心理学演習がスタートしました。

わが山田ゼミもしかり、本日20日金曜4限、2時45分スタートします。

まずは自己紹介からはじまるでしょう。

そして、私のMacBook Airをまわして、自分で写真撮影。

全員の顔写真をまとめましょう。

これからのゼミの進行は、新生理心理学IIの輪読から。

生理心理学をもちいた応用研究のしかたがまとめてある本で、1997年発刊。

まだ私が40歳代で編集幹事をした力作で、執筆者も当時油が乗りきっていた人たちばかり。

内容が少し古くなっているのですが、骨子はまったく今も変わりません。

この本、II巻なのに最初に出版されました。

先日お亡くなりになった故柿木庄二先生主担編集。

急いで出版したのもあって、校正が行き届いていないところがありますが、なにごともスピードや!と辣腕振るわれた時を思い出します。

翌年98年2月出版のI巻では私も執筆しています。

生理心理学の指標のアウトラインをやさしく解説する3章「生理指標の見取り図」p24-35。

この章はプレ演習の教材にしました。今週は声を出して読みましたね。

また16章「瞬目活動」p266-279は田多英興先生、福田恭介と共著。まばたきの心理学の要約章。

私の分担箇所は2節3EOG法、4EMG法(p.271-272)、3節「3つの瞬目」1「随意性瞬目」、2「反射性瞬目」(p.274-276).

また17章「免疫系・内分泌系指標」p.280-289も書きました。これは、PNI研究の紹介文としてはなかなかだと自負していました。

さらに座談会・あとがきにかえてで「生理心理学のなりたちから今後の進むべき方向を語る」の司会約をしています(p309-318).

先日久しぶりに通読してみたんですが、宮田先生と藤沢先生が自由にお話になっています。

現在お二人ともアラ80でお元気。北海道の生理心理学会ではなんと、宮田先生かつぎだして30年前の生理心理学会創設当時のお話をしていただきます。

98年10月刊の第3巻「新しい生理心理学の展望」は、21世紀の生理心理学を予見して若手が主に執筆。

私は1章「心的負荷の生理心理学的研究」(pp2-11)と4章「精神神経免疫学的研究」(pp32-49)を執筆しています。.

また、座談会・あとがきにかえてで、「これからの生理心理学の今後の進むべき方向を語る」(pp289-297)の司会をしています.

わずか2年で3巻をまとめるというすごい作業をこなした当時のことが懐かしい。

ぼちぼち、現代版の新新生理心理学を編むことが必要になってくるでしょう。

新生理心理学の編集幹事であった、今アラ60の私たちの役目かもしれません。

北海道の学会で囁いてみようかとおもっています。


2012/04/20・記



久しぶりに芹沢先生とDT談義

2012-04-20 01:08:56 | Weblog
4月18日の夕方、神戸にんにく屋梅田店で、ダイバージョナルセラピー協会理事長の芹沢先生と会食をしました。

ゼミ生の福本くんが卒論でお世話になったお礼。そして、彼の就職祝い。

野田先生とも別件でお会いする必要があったので、急遽合流。

驚いたことに、芹沢先生と野田先生とは17-8年来の知り合い。

こころの健康総合センターに関する取材を野田先生が芹沢先生から受けたのがはじめとか。

私はその数年後、梅田で開催の講演会で芹沢先生とお話したのがきっかけ。

2001~2年には、ダイバージョナルセラピーの本拠地オーストラリアのブリスベンを見学。

そんな古い話をi-photoでながめて、若かりし頃を回顧。

認知症をわずらう高齢者を受け入れている施設がよりよくなるための前向きな話もしましたね。

ニーズに合わせ、必要なサービスを提供すべきだと、まるで若者のように盛り上がりました。

クイーンズランド工科大学のイアン・リングスが行ったダイバージョナルセラピスト125名の感情労働調査のお話は目から鱗。

ぜひ共同研究しようかという話まで発展しました。

ガーリックトースト、野菜サラダ、あっさり風味の白ワインはワタリガニのスパゲティにあいました。

オーストラリア産赤ワインは、サイコロステーキやチーズにぴったり。

大阪市立大の大学院で転倒の研究をする高橋くんも合流し、楽しい一時となりました。

で、なんでか、主役の一人福本君が2時間遅れての参加。

仕事が本格的にはじまって、いきいきした若者の顔をみて元気が蘇りました。

ニンニクのおかげかもしれませんが。


2012/04/20・記

神戸女学院中庭の桜は満開だった

2012-04-20 01:01:02 | Weblog
遠くから見る桜は見栄えがとてもいい。

もう街中の桜はすっかり花びらを落としてしまったのに、岡田山は違った。

そう、神戸女学院大学の中庭に咲く桜。満開でした。

すがすがしい春の風に揺られ、心地よい薫りを漂わせていました。

あまりに見栄えがいいので近づいてみました。

みてびっくり。花びらよりも大きな葉っぱ。

近づかなければよかった。

桜って、人の気配のようです。


2012/04/20・記

大学院新歓inたこ一

2012-04-17 09:55:00 | Weblog
昨夜は大学院の新入生歓迎会。

正雀たこ一での開催となりました。

看護師として、保健師として、健康心理学を極めたいという強いごあいさつ。

これには教員一同大感激。

M2のみなさんもがんばって修論しあげましょう。

そういえば人間科学概論A「臨床生理心理学」では、GreenbergのComprehensive Stress Managementのchapter 1を中心に、大学教員のストレス、看護師のストレス、医療人のストレスなど議論。

関西国際大学の中山誠先生も飛び入り参加してもらい、科捜研のポリグラファーから大学教授に転身したときのストレスについてお話いただきました。

私のことを、ストレスを感じない人と評した中山先生、まちがってますよ。

私は常にストレスを感じています。ただ、よいストレスを多く感じているのです。

よいストレス、悪いストレス。コルチゾール排出に伴う身体の変化を脳がどうラベル付けるかの話です。

でもストレス=コルチゾールは必要に応じて適量だといいんですが、過剰=継続は病気の元。

そんな話をしばらく勉強してもらいます。

ほんとに心理学を学んでほしい看護師、保健師の院生でした。


2012/04/17・記