サイコロジスト101

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健康心理学、生理心理学、ストマネを学びましょう!

ストマネ15:ジェンダーとソーシャルサポート

2010-07-30 03:33:56 | Weblog
本日7月30日開講のストレスマネジメントの授業で使う資料です。

今年度のストマネ最終講義は、ストレス緩衝要因の3回目。

ジェンダーアイデンティティの観点からお話しします。

心の中の男性性、女性性というジェンダーアイデンティティのありかた次第で、ストレスに強い柔軟な認知を備えた人になれます。

それは、心理的両性具有!!

時には男性らしくいきいきと、快活に、そして勇気をもって大胆に。

そしてまた時には女性らしくしとやかに、静かに、穏やかに、ひっそりと。

これら2つの考え方を、TPOに合わせて使い分けることがどうもストマネにうまく働くようです。

人の世話にはならん!という男性も、時には人の世話になってみてください。

柔軟に、しなやかに・・・・


2010/07/30・記



健康心理学2010年度のまとめ

2010-07-27 21:40:55 | Weblog
本日の健康心理学は15回目となり、今年度のまとめとなりました。

4つの観点からお話をしました。

まず、QOLが健康心理学の介入のゴールであること。

次に、EBPのための評価に健康関連QOLを使った事例をお話しました。

3つめの話題は自殺が多いこと、うつ病が増えていることから、精神病へのチャレンジが必要だというお話。

そして最後が人口げ減少することを、婚姻数の減少との関係でお話しました。

来週試験なので、まとめをしておいてください。

2010/07/27・山田

大学院生たちの七夕飾りに何が書かれていたか

2010-07-26 20:51:33 | Weblog
大学院生たちがつくった七夕飾りの話は7月6日にアップロードしました。

では、いったい何を書き、望みをたくしたのでしょう。

匿名性を保ちつつ以下にアップし、私のコメントをいれます。

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心理の国家資格がなりますように ふ/ さすが、期待というか希望ですものね

素敵な彼ができますように   み/ できればというより作りなさい

幸せになれますように!!お願いします  か/ 何が幸せか言って御覧なさい。きっとかないます。

メガネでも雨にぬれない開発を ?/ 意味不明。わかる表現じゃないと伝わらないよ。

修了できますように。益々Happyになれますように 河/ 二つのお願いは叶うかしら?

楽しい毎日が過ごせますように! T/ 毎日が楽しかったら最高ですね。

実験、分析をミスなくこなす う/ それはきちんとやれば叶うことでしょ

いいことがたくさんありますように こ/ いいこととは何ぞや。分からんこと祈るなあ

修士論文の計画がきっちり立てられますように☆ ま/ 立てるものかしらね。

病んでる人が早く元気になりますように ?/ 万人の願いです

この大学院で身も心もたくましく変身できますように こ/ 変身いるかな?

パパからのプレゼントたちにかこまれたい り/ たちの意味がわからん

素敵な奈良旅行をlong agoと う/ 奈良ってどこでした?

無事に卒業できますように。あと、稼げるようになりますように み/ 稼げるかどうかは時の運

ステキな出会いがありますように ち/ それはあります。師との出会いじゃないの?

大和奈良 世界をつなぐ 国となれ いつかは世界の標準時刻 な/ あんなあ・・・

勉強が全てうまくいきますように あ/ それはたいへんな願いです。全てですか?

サマージャンボ一億当てて豪遊したい CO/ 豪遊は奈良でか?

ここまでは去年並み。以下に、ある先生からの質問が。

次の問いに答えよ(1 知らない、2 聞いたことがある 3 勉強したことがある 4 適用したことがある):z-検定、t-検定、分散分析、単回帰分析、重回帰分析、ロジスティック回帰分析、主成分分析、因子分析、MANOVA、判別分析 か/ 知らない&使えない人が多いので叶えてやってください



いやー、みなさんごくろうさまでした。

もう20日過ぎたのでササは捨てさせていただきます。

彦星と織姫はきっとあなたがたの願いを叶えてくれることでしょう(希望)!!

2010/7/26 記





心理学概論14:社会心理学

2010-07-26 14:03:35 | Weblog
本日開講の心理学概論で使用した資料です。

東大のサイトからDLした、平均顔をつかった実験をしましたね。

プロレスラーって、だいたいわかりましたね。

研究者顔というのがむつかしかったようです。

銀行員も女性をイメージした人がやけに多かったようですが、銀行に勤めているのは窓口にいる女性だけではありません。

社会心理学というからには、一人のこころの世界を科学するのじゃなくて、二人以上の関係をどう認知し、態度をつくり、働きかけるかが大切。

今日はそのなかでも、人をどうわたしたちは認知しているのかを勉強しました。

セルフself=自己

といいかえるとわかりづらくなるかもしれないんですが、自覚し考えているあなた自身があなた自身のことを自己というわけです。

一人の人間が自分のことをかんがえるとき、自己を考える。

一人の人間が自分のことを他人にどう示したいか、どう働きかけたいかと考えるとき、社会心理学が生まれます。

一人の人間が、別の人に対してどのような印象を与えるか、どうしたら効率よくいいイメージを与えることができるか。そんなことも、学びましたね。

態度をどう作るか、変容させるかについてのABXモデルやバランス理論は50年も前の話題ではありますが、今でも通用する社会心理学理論です。

人間関係に悩んだとき、あなたをA、別の人をBとして、二人の関係を大切にしたいとおもったとき、第三のXさんへの態度がきまります。

バランス理論に似たものが、フェスティンガーの認知的不協和理論。

タバコをやめたいけどやめられない人がいたとして、この理論を用いて、どうしたらやめることができるか考えてみてください。

来週はいよいよまとめ。再来週は試験。がんばってノート整理しましょう。

2010/7/26・記


7月16日ストマネ13:タフネス性格

2010-07-23 02:45:20 | Weblog
7月16日開講のストレスマネジメントで使った資料です。

13回目にあたるこの日は、ストレス緩衝要因の勉強スタート。

まずはタフネス性格と呼ばれるコバサの3Cについて勉強しました。

コミットメント、コントロール、そしてチャレンジの3要素が大切です。

なかでもコントロールについては、LOC(Locus of Control)とう概念が重要です。

あらゆる森羅万象が、自分の思うとおり、想定内の出来事であり、なんとなれば自己制御可能だという信念がある人はタフですよね。

あらゆるコントロール感が手の内にあるという信念。これがLOCです。

さらにストレスに関連した性格として、タイプA行動パターンを学びました。

タイプAという行動パターンの人は、40歳になろうとするころ、心臓発作を起こすリスクが高いという。

タイプAといういらちで、強引で、競争心が強く攻撃的な生き方はみるからにストレッスフル。

一方その真逆のタイプBはそうした心臓発作リスクは低い。

フリードマンとローゼンマンという二人の心臓内科医が名付けたタイプAという性格の人、40歳を超えるまでにタイプBになれるよう変えたほうがいいですよ。

がんにやりやすい性格:タイプCも覚えておいてください。

感情を抑制する特徴をもつタイプCは気をつけましょう。

こうした性格とストレスと病気との関係は、これからますます重要な考え方につながります。

2010/07/23・記



地域の健康づくり

2010-07-22 02:36:09 | Weblog
7月20日開講の健康心理学で使った資料です。

この日は今年度開講「健康心理学」14回目の授業。

テーマは、表記のように「地域の健康づくりのための健康心理学」

コミュニティ健康心理学といってもいいでしょう。

町や村といった小学校、あるいは中学校区単位の地域全体の健康を考えましょう。

病気をしないといった身体的な健康だけでなく、地域に住まう人々の活気や安心といった生活の質を考えましょう。

こうした考え方は、地域づくりの基本テーマでもあります。

町内会、自治会、子ども会、老人会といった地域の人の集まりで議論されることですね。

自治体からは、こうした地域のための僅かな予算が配分され、ボランティアとして地域の人が実行しています。

活気のある元気な町。

いったいどんな要素がつまった町なのでしょう。

私は、美しい町、安全な町、活気ある町が3要素ではないかとおもっています。

美化、防災防犯、そして地域活性化。

そうした観点から、地域で犯罪が起こらないような工夫を考えています。

歩きタバコを防止する条例を作り、ポイ捨てタバコ一掃のための地域全体の取り組み。

たとえば、スクールゾーンやお年寄り・障がいをもつ人々が行き交う通路は緑化と季節の花をあしらった環境づくりをします。

クリーンアップ作戦として、美化につとめます。

路上の掃除やポイ捨てたばこ、ごみの回収は徹底すべきことでしょう。

美化を啓発するポスターの掲示や、ビラの配布も定期的、組織的にしましょう。

犯罪の元を絶つために、防犯灯を設置し、防犯カメラを配備します。

監視役は複数必要でしょう。警察官、青少年指導員、自治会防犯部、ボランティア組織などで組織的に活動しましょう。

防犯灯は、犯罪抑止効果が期待される青色LED(+白色LED)への付け替えを実験的にはじめてみましょう。

防犯カメラは、リアルタイム映像をインターネットで誰もがチェックできるような仕組みも必要でしょう。

今日のような真夏日は、昼間からアスファルトは灼熱地獄。水まきを奨励し、行き交う人々にも涼しい気分を分かち合います。

登下校時には、子どもの見守り隊として高齢者ばかりではなく、大学生や主夫・主婦も参加してほしいものです。

地域の安全は、地域の結束力で実現したいものです。

こうした観点から、福山大学教授平信二先生と私達との共同研究「青白LED防犯灯の犯罪抑止効果に関する研究」について、お話しました。

個人の健康は、地域の健康と同時に達成したいものです。

防災という視点については、今回は触れることができませんでした。

次回は最終回として、まとめの講義をします。

2010/07/22・記




香川大学FD参加

2010-07-18 02:28:19 | Weblog
6月12日のことでした。

香川大学医学部の看護学科の先生方のお誘いで、FD研修会に参加させていただきました。

科研などの外部資金を取得するためのFD活動とかで、私なりのノウハウをお話させてもらいました。

国立大学は研究費が大幅にカットされ、外部資金をいかに調達するかが命綱となっています。

そこで、日頃看護教育に時間を奪われがちな先生がたが、あらたな研究テーマを考え、大型研究費を採択してもらえるためのストラテジーを錬ろうということになった次第。

基盤研究SやAなどの大型科研費は、1人の力で獲得できる代物ではありません。

集団で組織的になされなくてはなりません。

限られた期間の中で、確実に成果が得られるテーマに絞らなくてはなりません。

研究費の使途が、研究課題に沿った具体的な費用として計上されなくてはなりません。

当初予定の2時間半はあっという間に過ぎ、熱い質疑応答が続きました。

そういえば今年は私の科研基盤研究Bも最終年。

ぼちぼち報告書作成の準備をはじめなくてはなりません。

ふー


2010/07/18・記


 


大阪府看護協会研修でストマネ短冊

2010-07-18 02:20:08 | Weblog
7月7日、大阪府看護協会の主催で、ストレスマネジメント研修を行いました。

その中で、ストレスコーピングを学ぶセッションを七夕にからめて短冊作りをしてもらいました。

グループワークとして、病院内で発生したストレッサ、そのときのストレス反応、そしてどのように対処したかを1枚の紙に書いて討論してもらいました。

さらに、コーピングのところだけを色とりどりの短冊に書き抜き、

積極問題焦点型対処
積極情動焦点型対処
消極的回避型対処

の3つに分類して3本の笹に吊りわけてもらったという次第。

笹は教育部長が自宅から持参してくださいました。

110名もの受講者が書き連ねた病院でのストレッサとそれへの対処法が110種類集まりました。

グループワークは活気を高めます。

具体的なストレッサを垣間見ることができました。

2010/07/18・記


七夕飾りに寄せて

2010-07-18 02:13:35 | Weblog
今年の七夕はあいにくの天気で、天野川がみえませんでした。

その前日、7月6日火曜日、大学院生たちが思いをこめた短冊を、笹につるしておりました。

修論研究の危機的状況を察してか、なにやら緊張気味の願いというか祈りがたくさんつるされました。

一つ一つの紹介は後日追加で書くとして、この連休の合間にも研究に時をかけていることでしょう。

幸い今夜は最高の天気。

昼間が快晴で、真夏なみの暑さだっただけに、天野川の彦星と織り姫も逢い引きできたのでは?

明日は鹿児島に日帰りの出張です。

ストレスマネジメント学会の常任理事会で、2年ぶりに山中先生と会います。

元気な笑顔がみえるか楽しみです。まるで彦星と織り姫のような久々の顔併せです。

2010/07/17・記


医療のヘルスプロモーション100712代替療法

2010-07-13 04:16:24 | Weblog
2010/07/12開講の医療のヘルスプロモーションでは、代替療法について勉強しました。

西洋流の科学主義に基づく現代医学では残念ながら完治困難とされる病気はたくさんあります。

こうした慢性疾患あるいは難病とされる病には、現代医療はまったくお手上げなのでしょうか?

実は、伝統的医学、あるいは民間療法と呼ばれる者の中に、解法があるかもしれないと多くの医療従事者が実用化を試みているのです。

中にはどうみても怪しげなものもあるのですが、鍼灸やマッサージ・指圧などの伝統療法は医療保険の対象となる場合もあるくらい身近です。

ところが、保険がきかない場合、出費が大変。

どのような解決方法があるかをグループワークで考えてもらいましたね。

いざというとき、貴方も必要とする代替医療をもっと気軽に、手軽に、安価に利用できる術を考えましょう。

来週は授業がありませんので、2週間かけて、第三の医療保険制度を考えてください。

では。

2010/07/13・記


代替医療の分類

1)伝統的療法、民間療法:中国医学(漢方薬、鍼灸、気功)、インド医学(アーユルヴェーダ、ヨーガ)、チベット医学、ユニナ医学(アラビア医学)、原住民の療法(アメリカ、ラテンアメリカ)


2)西洋医学に対抗した新しい医療
:カイロプラティック療法、オステオパチー療法、ホメオパチー



3)心理療法(サイコセラピー)
:精神療法、半断食法、自然療法、手かざし療法、自律訓練法、催眠療法、サイモントン療法、バイオフィードバック療法、カウンセリング療法、リラクセーション療法、ヘラーワーク、アロマテラピー、スピリチュアル、ヒーリング、呼吸法、瞑想、ヨーガ、祈祷療法、芸術療法、音楽療法、ダンス療法、絵画療法、笑い療法、ユーモア療法、イメージ療法、温泉療法、足浴療法、下半身浴療法



4)食事療法
:玄米食療法、青汁療法、ワカメ、コンブ療法、ゲルソン療法、自然葉法、医聖会栄養療法、ニンジンジュース療法、マイクロビォティック、メイ牛山式果物、野菜療法、甲田式小食療法、体質別健康法、森下式自然医学療法、パイウォーター、ビタミン療法、ビタミンA、ビタミンB17、ビタミンB15、ビタミンC、ビタミンE



5)健康食品療法
:朝鮮ニンジン、霊芝、プロポリス、純水米酢、SOD強化食品、AHCC、アガリスク、アラビノキシラン、メシマコブ、キチン、キトサン、乳酸菌生産物質、肝臓末、サメ軟骨エキス、GCP(アミノアップ化学)、姫マツタケ、ウミヘビエキス、フコダイン、タヒボ茶、マイタケ、ウコン、セレニウム酵母、KC-2



6)薬用、香料植物(ハーブ)療法:
アロマセラピー、アロエベラ、野菊の花、ドクダミ、オオハンゴウソウ、ショウガの根、イチョウの葉抽出液、アメリカマンサク、黄色ギシギシ



7)用手(手技)療法:指圧療法、マッサージ療法、リフレクソロジー、足もみ、ビワの葉温圧療法



8)電気療法:ブルー光治療、人工光照射、電気鍼、電磁場治療法、遠赤外線療法、電気刺激と磁気刺激、微細エネルギー、光線療法、波動療法



9)薬理学的療法:オゾン療法、MKKヨード療法、細胞療法、アミグダリン療法、Ge-132療法、キレーション療法、ゲルマニウム療法、代謝治療法


10)免疫療法:飲尿療法、クレスチン療法、ヒシバニール(OK482)療法、クレスチン(PSK)療法、インターフェロン療法、インターロイキン療法、ATK(自己腫瘍細胞障害)療法、自律神経免疫療法、新免疫(AHCC)療法、インターロイキン12療法、免疫監視療法、新リンパ球療法、丸山ワクチン療法、蓮見ワクチン療法、胸腺療法


11)解毒療法:CDA-II、膵臓酵素、排泄療法、コーヒー浣腸、活性酸素抑制酵素、月見草油、亜麻仁油、天仙丸、天仙液、里芋パスタ、生姜湿布

心理学概論13:動機づけと覚醒水準

2010-07-13 03:47:16 | Weblog
7月12日開講の心理学概論13:動機づけと覚醒水準でつかった資料です。

出張のため事前にアップロードする間がなく、遅くなりました。

選挙開票速報やその後の解説・討論などを見ていて、政治家になろうとする人の行動を駆り立てるものはいったい何だろうとおもったりしています。

国のありかたを憂い、かくあるべきと思う信念があり、具体的に何かしたいことがあるという候補には迫力があります。

一方、担ぎ出されたタレント候補など典型でしょうが、当初はとってつけたような政策論や思いを訴えるものの、選挙期間中に徐々に本物になっていく人と、変わらない人がいます。

どっちにしても、候補者としての行動を駆り立てていた動機が、当選後も継続していればいいのですが、党人になってしまうと当初の動機は薄れ、ただの政治屋さんに落ちこぼれていくのでは投票した人に失礼ですよね。

さて、そんな選挙騒動が明けたこの日、動機づけの話をしました。

事ほど左様に、人間の行動には、それを駆り立てる何かがあるとおもいたいものです。

入学したてのころの皆さんも然り。どんな動機によって授業に出席していたのでしょうか?そして今、授業出席行動を駆り立てているものは何に変貌したのでしょうか?

動機の機能的自律性 (functional autonomy)という概念があります。これはG.W.オールポート(Allport,1937)によるもので、行動Aを駆り立てていた動機が、時間がたつにつれて機能的に自律していき、当初とはまったく違った動機によって行動Aが支えられているという話です。

心理学とは何かを極めるために心理学概論の授業に出席していたあなたたち。

動機は心理学を極めたいという学問成就だったわけです。

それが、3ヶ月たつうちにどう変化したでしょう。とりあえず出席しておかないと単位とれないかも、といった出席行動とそれを駆り立てる脅迫的な不安が動機になっている人がいるかもしれません。

あるいは友達と話がしたいから、教室にやってきたって人もいるようですね。

というわけで、動機について学びました。

教科書通りの順でお話しましたので、わからないことがあったらテキスト参照。

よく読むと分かってきます。ノートをとりながら読み、わからない用語は辞書で調べ、と言う具合に4月の清らかで崇高な志に戻って試験勉強してください。

試験でよいパフォーマンスを出そうとおもったら、試験勉強する時間帯を試験が行われる時間帯に会わせましょう。

では。来週はお休みですが、ノート整理に時間をかけてください。

2010/07/13・記


ストマネ100709アクティベーション

2010-07-09 21:42:49 | Weblog
本日2010年7月9日開講のストレスマネジメントの授業で使用した資料です。

今日は、ストレス状態のときに、血中を漂っているコルチゾールやアドレナリンを消費する方法を学びました。

リラクセーションという技法は、アドレナリンたっぷりの交感神経系が興奮した状態を、副交感神経系の力をかりて抑えること。

本日学んだアクティベーションという技法は、コルチゾールを本来の目的である筋運動によって消費しようという考えです。

15分間歩くことで、およそ若者ならコルチゾールを減少させることができます。

高齢者では、逆にコルチゾールが増加することもあるという実験結果をお話しましたね。

笑うこともコルチゾールを消費することにつながりやすいことが確かめられました。喜劇を見た後では顕著にコルチゾールが減少し、20分後には逆に増加しましたね。

一方、涙を流すような悲しい映画や腹をたてたり恐怖におののく映画などをみると、コルチゾールが増加し続けました。

お涙頂戴ものの映画は、ストレスをため、後を引きます。

15分ほどマイペースで歩くことがいいとして、庄屋近辺を楽しく歩くためにどのような工夫がありえるでしょうか?

そんなことを書いてもらいましたね。

来週からはストレス緩衝要因の話です。

2010/07/09・記

ヘルスカウンセリング

2010-07-09 10:08:30 | Weblog
7月6日開講の健康心理学で使用した資料です。

この日は、健康心理士が実際におこなう業務の練習をしました。

健康問題をテーマとして、人とお話をする練習です。

病院でも、保健施設でも、町の集会所やお店でも役立ちます。

お年寄りとお話するなら、いろんなテーマがあるけれど中でも健康問題は必ず興味を示してもらえますね。

というわけで、面接、インタビューの基本を学んでもらいました。

カール・ロジャースのカウンセリング技法から入りました。

うなづき、あいづちをうち、アイコンタクトを使うという基本技術。

それにオウム返し法もありえます。

楽しく歓談というだけではなく、積極的にお話を伺うという姿勢が大切です。

話の内容を理解することも大切ですが、どんな感情、どんな気分、気持ちなのかを的確にわかってあげて言葉で確認することこそ大切。

私が師匠の山崎正先生からおそわったのは、「感情の反射」というキーワード。

えらそうに来談者の内容を説き明かす賢い聞き手はいらない。

たっぷりと聞いてくれて、内容だけでなく、感情まで理解してくれる(共感してくれる)人にこそ、来談者は心を開くのです。

カウンセラーはぺらぺらしゃべるな。

沈黙に耐える自然な態度を学べとよく言われたものです。

私が自律訓練法を学んだ木下功先生がモデルです。

来談者には、ふむふむとかあーんーとか、なにやらわけのわからない言葉を返していました。

聞き上手は話し上手じゃないんです。

2010/07/09・記


医療のhp:行動医学的アプローチ

2010-07-09 10:00:23 | Weblog
7月5日月曜日開講の医療のヘルスプロモーションで使用した資料です。

慢性疾患の患者さんを対象とした医療でいかに健康心理学的アプローチ(行動医学的アプローチ)が必要かをお話しました。

ライフスタイルを変えるためのアプローチは、脅しや強制ではたちゆきません。

あくまでも、その人に併せ、その人の考え方や価値観を理解したうえで、その人にとって最善の仕方でライフスタイルを変えてもらいます。

こうしたアプローチで必要な医療担当者の資質は、医療者として上から目線ではなく、患者さん自身を理解しようという患者目線。

いわば、お客様あいての真心接客に近いものかもしれません。

かといって、患者に迎合しきるわけではありません。いっしょに解決法を考える視点といえましょうか。

こうしたアプローチは、認知行動療法でいうところの問題解決療法でしょうか。

実際に医療現場で、糖尿病患者を対象としたライフスタイル変容を主眼としたアプローチで成功している事例をインターネットからDLさせていただいて資料としています。

国保藤沢町病院の事例を紹介させてもらっています。

次回は代替医療について考えましょう。

では。

2010/07/09・記