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健康心理学、生理心理学、ストマネを学びましょう!

健康心理学2010年6月29日:療養健康心理学

2010-06-30 01:58:35 | Weblog
2010年6月29日開講の健康心理学:療養健康心理学で使用した資料です。

病気になってしまった患者さんのための健康心理学を療養健康心理学と呼びましょう。

療養場面で健康心理学の専門家が心すべきカタカナ用語で示されるテーマについてお話ししました。

セルフケアが第一。

コンプライアンスとアドヒアランスの区別も大切です。

違いを説明できるように用語を理解してください。

インフォームドコンセントとセカンドオピニオンはけっこう理解してもらえていましたね。

臓器移植や人工臓器など、医療技術の進歩は人々を疾病から救う大切なことです。

人工肛門をとりつけた生活をおくる人について考えてみましたね。

高度医療技術の進歩は、術前とはまったく違うライフスタイルをとることになります。

想定外の苦労を経験するわけです。

セルフケア行動がうまくできるか、生涯にわたって継続できるかというセルフエフィカシーの確立が大切です。

最新医療を受ける患者は、納得したうえで最新医療を受けたいものです。

健康心理学の専門家にとって重要なカタカナ用語、理解してもらえましたか?

2010/06/30・記

PGS107のご案内

2010-06-29 10:46:00 | Weblog
今週の土曜日2時から本学庄屋学者7F大学院演習室で開催のPGS研究会のご案内です。

今回で通算107回めのPGS研究会は、投石先生による講演がめだま。

ストレスが原因となってうつ病になるのは、どんな脳内過程によるものかを語ってもらいます。

また、併せて、そのような方法でうつを予防し、症状を軽減させることができるかを話いたければとおもいます。

喫煙も関係しているかもしれません。

脳内神経新生がキーワードです。

興味ある方は、連絡ください。


2010/06/29・記

表彰式

2010-06-29 10:42:26 | Weblog
2010年6月28日の医療のヘルスプロモーション授業開始時のこと。

女性の禁煙を勧めるポスター優秀作表彰式をおこないました。

2班と5班の作品が優秀作となった経緯はすでにこのblogで記載しましたね。

健康支援センタースタッフの植村さんから、両班の全員に表彰状と記念品が手渡されました。

おめでとうございます。

なおこれら作品は、学内においてカラーコピーなどして各所に掲示することにします。

2010/06/29・記

音声から喜怒哀楽

2010-06-29 10:32:02 | Weblog
先週の金曜日のことでした。

株式会社AGIの光吉社長が大学を訪れ、音声による感情分析ソフトのデモをしてくれました。

おもしろいかたで、奇抜なアイデアいっぱいの話題でした。

普通に話している話声をマイクで拾い、ほぼ即座に4色で感情を表示するというもの。

ゲームソフトにもなっているものですが、会話時の声をこのソフトでどの程度解析し、実態を合っているかの精度が問題でしょうと申しました。

卒論生の実験で確かることも可能ですが、とりあえずはこのソフトを使ってみなければ何もわかりませんね。

大学院の研究室をわずか5分で見学されわずか1時間半で帰られました。

その日の午後、疲労研究会のシンポジウムで発表されるとのことでした。

2010/06/29・記

医療のヘルスプロモーション6月28日

2010-06-28 03:32:40 | Weblog
6月28日開講の医療のヘルスプロモーションで使用する資料です。

心臓発作について学びます。

心臓の筋肉に血液を補給している冠状動脈に血栓がつまって閉塞し、心筋梗塞になると心臓が停止します。

すぐに応急措置をとらないと死んでしまいます。

AEDの使い方も学んでおくといいので、簡単に紹介します。

AEDとは心臓に電気ショックを流す装置で、誰にでも簡単に使えます。

40年前なら確実に心臓発作で亡くなっていた命が、AEDのおかげで助かることが多くなってきました。

駅や公共施設には必ず設置してあるので見かけた人も多いでしょう。大学にも設置していますよ。

できたら、心臓発作を起こさないように普段から気をつけておくことが重要です。

心筋梗塞の原因となる血管の閉塞状況(狭心症症状)は、手術や投薬で治療することが必要です。

バイパス術やカテーテル術などが発達しています。

これらの手術をおこなった後は、日常の社会生活に復帰するためのリハビリテーションが行われます。

これを心臓リハビリテーション(心リハ)と呼び、心臓再発作リスク改善のための切り札とされています。

心リハでは、運動療法や食事指導のほか、カウンセリングなどのプログラムが組まれています。

喫煙者への禁煙指導は最重要課題です。

では。

2010/06/28・記






心理学概論20100628感覚知覚2

2010-06-28 03:26:34 | Weblog
2010年6月28日開講の心理学概論「感覚知覚2」で使用する資料です。

まず、錯視の続きを体験してもらいます。

ついで、視覚以外の感覚について学びます。

5感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、皮膚感覚)の学習です。

各感覚に固有の適刺激は何でしょう。

さて、刺激の物理的強度と心理的感覚量とは比例しません。

物理的刺激量が少ないときには、微量な刺激変化で心理量は大きく変化したと感じるのに、刺激量が強くなるにつれて、刺激変化量が大きくならないと心理量は変化したと感じません。

これはウェーバー・フェヒナーの法則といいます。しっかり学びましょう。

皮膚感覚については、痛み感覚というまか不思議な感覚も学びましょう。

2010/06/28・記

6月25日のストマネはリラクセーション

2010-06-28 03:14:22 | Weblog
6月25日開講のストレスマネジメントで使用した資料です。

この日は、ストレスマネジメントの基本技法である、リラクセーションを学んでもらいました。

配布した資料は、2000年に大阪府で制作した青少年のためのストレスマネジメント教育プログラム5部作のうちの4番目。

 山田冨美雄 適切な対処法を学ぶ(1)リラクセーション。青少年指導者のためのマニュアル集 3.ストレスに負けないたくましい力を育む. E. ストレスマネジメントプログラム 1 大阪府生活文化部青少年課, ( 2000年8月).

をつかいました。

呼吸法の練習をたっぷりしましたね。

お腹を大きくふくらませて息を吸います。横隔膜を下に動かせて胸郭を広げて肺に空気をとりこみます。

お腹を小さくして息をはきます。横隔膜を上に動かせて胸郭を狭め、肺から空気を押し出すわけ。

このような腹式呼吸をゆっくり、しかも吐く息に注意を集中するのがこつです。

そして、顔、肩、腕、腹、足をいっせいに緊張させて10-20秒。

一気に力を抜いてリラックス感を体験します。

それにあわせてG線上のアリアを4分46秒流しつつ、自律訓練法の第一公式をつかって自己暗示をかけました。

「気持ちがおちついている」

「右の腕がだらーんと重たい」

という台詞をなんども吐く息に合わせてとなえることで、だんだん気持ちがおちついてリラックスできるようになります。

一週間練習してくださいといいましたね。

朝、昼、晩の1日3回、練習してください。

右腕が重くなったかどうかを5段階で回答して評価しましょう。

今週の金曜日に成果を聞きます。

2010/06/28・記





健康心理学6/22資料

2010-06-24 07:22:37 | Weblog
6月22日開講の健康心理学でつかった資料です。

この日は自殺予防がテーマ。

インターネットにはたくさんの自殺関連サイトがあります。

警察庁や厚生労働省関連のサイトから集めた資料をまとめたものです。

9/10は自殺予防の日。テロの前日ですね。

で、この授業をしていた日、広島のマツダ工場敷地内で暴走自動車が人をはね、1人が亡くなるという事件が発生。

昨日の新聞では、「秋葉原の事件を真似した」、「誰でもよかった」という自暴自棄の証言が公に。

こういう事件の犯人は、死刑にして欲しかったというのです。自殺と同じですね。

こうした事件だけではなく、一人静かに自死する人もいます。

懸命に生き抜いている病苦と闘っている人がいることを少しでも考えて欲しいとおもうのは私だけでしょうか。

自殺は防止可能です。

必ずサインがあります。

みなさん、知り合いに、もう一歩近づいて気配を感じたら一声かけましょう。後悔する前にね。

2010/06/24・記






禁煙啓発ポスター投票結果発表!

2010-06-22 11:10:11 | Weblog
5月の世界禁煙デーに合わせた企画、禁煙啓発ポスターの投票結果を発表します。

描かれたポスターは16枚。

応募作品を健康心理学の授業中、ならびに健康支援センター前に貼りだして投票を行ってもらいました。

その結果、優秀作品として2点が選ばれました。

来週の医療のヘルスプロモーションの授業中に、作品制作グループに対して表彰状ならびに景品贈呈を行います。

若い人たちの新鮮な感性を感じました。


2010/06/22・記

医療のヘルスプロモーション受講生の提案

2010-06-22 10:53:56 | Weblog
医療のヘルスプロモーションでは、グループワークを行っています。

昨日の授業では、先週開講の授業で紹介した難病患者さまへのQOL向上をめざしたストレスマネジメント教室の話題から、せっかくいいプログラムなのに、なんで継続参加する人が少ないのだろうかについてのグループ討論の結果を発表してもらいました。

そして、各グループごとに提案事項、改良提案をしてもらいました。

事業内容の見直し、事業仕分けですね。

で、具体的な修正提案、各グループの案を実行するにあたって必要亜予算の計算などを文書にして提出してもらいました。

まだまだ素人学生のアイデアですから、具体の提案事項にはなっていませんが、まとめると添付の資料のような案が出来ました。

保健師や医師にはなかなか気づかないアイデアが入っていて少し嬉しくおもいました。

医療のヘルスプロモーションは、健康心理士がなすべき課題をグループワークで模擬練習することです。

どんどんアイデアを煮詰めてください。

そして、できたら、参考資料を読み、関連論文を読み、今最も緊急性の高いテーマの解決策に柔軟な若い頭をつかってチャレンジして欲しいですね。

2010/06/22記

p.s.
来週は、心臓発作の予防、治療、リハに健康心理学がどう貢献できるかを話題にします。

心理学概論20100621感覚知覚1

2010-06-22 10:25:48 | Weblog
昨日開講の心理学概論(20100621)感覚知覚1で使用した資料です。

図版は著作物なのでこういう場での掲載には制限があるのですが、これだけ小さな画像にしたので問題はないでしょう。

多くの教科書などからのコピーです。

私たちが周りの世界を理解すること(知覚)の話でしたね。

さて、知覚はどのような順路で成立するんでしたっけ。

1 感覚器官に外界から物理・科学的な刺激(適刺激といいました)が入ります。

2 感覚器官の感覚受容器から、神経信号が出て、知覚神経を経て脳の一次処理領域に伝達されます。

3 このあたりが、心理学では感覚記憶って呼ぶところ。

4 次いで、二次処理領域、記憶領域、連合領域などに信号が伝わり、外界の刺激の同定が行われます。解釈されるわけ。

見えの世界、すなわち視覚に問題を絞って話をしたのが昨日でしたね。

視覚では、1の適刺激は380nm(ナノ・メートル)から720nmまでの波長帯域の電磁波。

それより短いあるいは長い波長はみえません。紫外線、赤外線のたぐいです。

視覚の2は、目。目の構造はカメラに例えられますので勉強しておいてください。レンズもあれば絞りもシャッターもあります。

そしてフィルムにあたるのが網膜。視細胞には2種類あって、錐体細胞と桿体細胞。昨日の授業では錐体細胞の話しかしなかったんですが、カラーフィルムです。RGBの3原色に敏感な3種類の錐体細胞がカラー視を実現しています。

デジタルカメラのカラーCCDと同じようなものですね。(もっとも、CCDのほうが人間の網膜を真似したわけだけど)

網膜のから視神経が脳に向かって伸びていますが、網膜の中心部分から右の網膜(左視野担当)と左の網膜(右視野担当)では経路が異なるので注意しましょう。

右網膜からの視神経は、脳の底部で交叉して(視神経交叉)、右目からも左目からもすべて大脳の右半球に向かう。左網膜からの視神経は、左半球に向かう。

外側膝状体を経るルートと、上丘を経るルートがありますが、行き着くとろこは大脳の後頭葉視覚担当領域(ブロードマンの脳地図の17野)に到達します。これが視覚の一次処理中枢。

視覚の段階3、いわゆる感覚とよばれるのは、視覚17野でおこっていることでしょうか。

そして即座に脳梁を経て左右網膜からの情報が相互に転送され、数ミリ秒ほど遅れれはしますがこれで左右視野情報が揃います。

視覚の段階4、いわゆる知覚はここから先です。すぐ知覚の領域や、記憶を担当するところ、前頭連合野などとネットワークを経て情報転送をした結果、「誰それさんが近づいている」とか「UFOらしき移動体がある!」などと認知するわけです。

私たちの心というのは便利に出来ていて、ほんの少し一瞥しただけで人の顔がわかったり、表情がよみとれますね。進化の過程で、人の顔、目の表情などに特化した視知覚が発達したものと考えられています。

空に浮いている入道雲をみて、怖い顔の親父を思い出したり、塀の上の猫よけペットボトルが人の気配と感じたことがみなさんにもあったのでは?

こうした高度な視知覚機能は、ときに無いものを見たり、あるものをみのがしたり、ちがったように見えたりさせます。

こうした錯視について、たくさんのデモをし、体験してもらいました。

来週はこの続きと、聴覚、味覚、嗅覚、皮膚感覚などのいわゆる5感について学びます。

予習しっかりしておいてください。

2010/06/22・記

ストマネ100618資料

2010-06-19 01:12:59 | Weblog
2010年6月18日開催のストレスマネジメントで使用した資料です。

A.エリスの論理療法から、ABCDEテクニックを紹介しました。

また、認知行動療法から10の歪んだ認知についても学びました。

そして、あたりまえに考える練習帳をつかった練習をしました。

30こ、自分が人から思われたいということを書きましたね。

そして、それを実現するためにどんな努力をしているかも書いてもらいました。

いつもその努力が報われるかどうかも判断してもらったのですが、あまり実現性のないものもあるようです。

たったこれだけの練習でしたが、多くのかたが、考え方の変化に気づいていました。

来週は、リラクセーションの一回目です。

楽しみに。

2010/06/19・記


健康心理学6月15日の資料

2010-06-17 11:02:34 | Weblog
6月15日開講の健康心理学でつかった資料です。

この日は、交通事故防止をテーマとしてお話しました。

日本の交通事故の歴史を検討しましたが、覚えていますか?

戦後ずっと事故は増加。ところが1970年を境に低下。

事故数は3割カット、負傷者数は4割カット、そして死者数は半分になりました。

ところがまた1980年頃から増加に転じます。そして2001年から徐々に減少。

こうした事故の増加、減少という変化には、必ず何か要因が隠されていましたね。

事故をおこす人の心理について学んだことは、他の事故防止にも役立ちます。

勉強しておいてください。そして、車の運転をする人は要注意。

2010/06/17・記

2010年6月14日医療のHp資料

2010-06-17 10:57:23 | Weblog
2010年6月14日開講の医療のヘルスプロモーションでつかった資料です。

ただし、写真類は削除しておりますのであしからず。

授業中のリアリティは、オープンにはできません。

難病とは何か、わかってもらえましたか?

ストレスマネジメントを学んでもらって、QOLを向上してもらおうという取り組みの紹介でした。

ただ、月に1回保健所にきてもらうという方法に幾分問題もあったかとおもいます。

グループワークでは、どうしたら継続参加してもらえるかを検討してもらいましたね。

その結果は次のメッセージで。

2010/06/17・記