サイコロジスト101

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新型コロナウィルスを機に会議を短くする

2020-03-03 17:14:15 | Weblog
新型コロナウィルス騒動下で考えた。
1月15日に我が国で最初の罹患者が確認されてから1月半がたちました。
私の勤める大学でも、卒業式が中止となり、予定されていたイベントが次々と中止。
目に見えない小さなウィルスが対象なので、感染経路を遮断する感染予防しか手がありません。
電車通勤の身には、マスクをしてできるだけ人の少ない車両に乗ることが唯一の予防策です。
そんな最中でも、会議をしなくてはならない。
短時間に、手短に会議を終えたいと考えています。
どうしたらよいでしょう。
コロナ危機に乗じて、会議をボイコットできれば・・・。
それができないのでいい方略を考えます。
事前にメールや電話で会議の要旨を伝えておくのです。
、会議の流れを事前に示すわけです。
会議では、結論への導入と、挙手による判断を仰ぎます。
喋りはじめると止まらないし、ウィルス保有者だったら、吐く息が怖い。
挙手だけで済む。
そんな会議だったら、5分で終わります。
コロナウィルス騒動にかかわらず、この手で会議は短く終えたいものです。

国会で政府は、概ねそのような方略で臨んでいるのでしょうか?
せめて重要案件だけでも・・・と期待しています。

2020・03・03


公認心理師カリキュラム素案(叩き台)が出ました。

2016-12-09 20:34:11 | Weblog
公認心理師カリキュラム素案(叩き台)が出ました。
ほぼ想定の範囲。
とはいえ、画期的なことも含まれています。
公認心理師養成をめざす心理学系大学、ならびに大学院担当者はこの資料を穴があくほど読み込んでおく必要がありますね。
さきほど来、関係者と意見交換を行いました。
基本的には、卒業時に到達すべき目標を定めて、そこを達成できるようなカリキュラムを含む教育全体をデザイン、作成、文書化する教育法:Outcome-based educationによるもの。
私なりにみた要点は
1 学部教育で知識を学ぶので国家試験の問題は概ね学部教育の中から出される。
2 大学院教育で技術を修得するので国家試験では実場面で必要とされる具体的な問題解決能力が試される。
という大まかなところ。
呈示されている大学(学部)での科目名(叩き台)はこれまで出されてきた各種案とは違うもので、どちらかというと学術会議・日心案に近い。
まず第一に「公認心理師概論」が初めて出てきた科目名。
構造は理解可能。
A 心理学基礎科目
①公認心理師概論
②心理学概論
③心理学研究法(統計法を含む)
B 心理学発展科目
(基礎心理学)
④認知・知覚心理学
⑤学習・言語心理学
⑥感情・人格心理学
⑦神経生理・生理心理学
⑧社会・集団心理学
⑨発達心理学
⑩障害児(者)心理学
⑪心理検査法
⑫心理学的支援法
(応用心理学)
⑬健康・医療心理学
⑭福祉心理学
⑮教育心理学
⑯司法心理学(犯罪心理学を含む)
⑰産業心理学
(心理学関連科目)
⑱人体の構造と機能及び疾病
⑲精神疾患とその治療
⑳関係行政論★
C 実習演習科目
㉑心理演習★
㉒心理実習★★
概ね1科目2単位(30時間)が目安。
★:6単位(90時間)
★★:6単位(270時間)
 すべて必修として56単位。
すごい分量です。また実習が270時間というので長い。
なおここには「臨床心理学」という科目名はない。おそらく臨床心理学というのは応用心理学と同義で使われることが想定できる上位概念。
各科目に含まれる内容についても詳細が掲載されています。
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000145469.html
さ、次回12月22日(木)の審議ではどのような意見が出されるんでしょう。各学会、関係者は注目すべき時となるかも知れません。

公認心理師のカリキュラム

2016-12-02 03:38:55 | Weblog
東京で、M先生と食事会をもつことができました。
長く心理職の国家資格を実現するために苦労してこられたM先生のこと、どのような心境か尋ねました。

おそらく感無量といったところかと思いきや、いや、まだまだこれからが正念場との感想。
カリキュラムがどのような方向に向かうのかという私の不安とも一致したようです。

これまで医療現場で心理職が働いてきた長い歴史をみると、色々な苦労がみえてきます。
M先生も然り。N大学病院精神科で心理職として働いてこられました。
大学の教員列に就かれてからしか私は知らなかったのだけれど、それまでは大変だったようです。
国家資格のない身分で、病院臨床の場で医療職に就くというのは並大抵のことではありません。
おそらくどこの病院でも、心理職といえば事務職、補助業務としての扱いだったとおもいます。

私のことを言えば、大学院に合格が決まってからの2年弱、兵庫県にある某精神科病院の心理士として末席を汚していました。
1970年代半ばのことで、そのときの報酬は1日5000円ほどだったと記憶しています。
週1度精神病の患者さんと接することができ、ロールシャッハテストやバウムテスト、クレペリン検査や知能検査など、あらゆる心理検査ができる実習の場。
お金を払うのではなく、お給料がもらえるというので、とても充実した病院勤務を過ごすことができました。
バイト感覚と言ってしまえばそれまでですが、家庭教師が1日5000円程度だった時代。奨学金をもらいながらの優雅な院生ライフ。
就職先にしようとは思わなかったけれど、看護師や栄養士の方と話をすれば、ああこんな毎日も悪くはないかなと思っていたものでした。

医局では同年配の研修医と仕事の話やら研究の話で楽しく過ごしていました。
大学院での研究テーマは精神生理学。眼輪筋反射の実験を始めたところだったので、医学部生理学教室や神経内科教室で研究生をしているドクターとは話が合いました。脳波筋電図学会(当時)では、医師も心理職も分け隔てなく、学術研究者として扱ってもらえました。
なので病院でも同じような感覚で、他職種と話をしていた私でした。ところが給料はというと夜勤するドクターの日給は5万円。ナンと私の10倍というのには驚きました。国家資格というのは凄い、というか、病院では医師はアルバイトでも凄い待遇であることを知った次第。

M先生は大学以来ずっと大学病院精神科で勤務されていたとか。おそらく待遇についてはご不満も多かったのではとおもいます。
そんな彼も大学准教授に昇進されたというので祝杯を捧げました。
医学部病院で心理職が准教授になるというのはまず日本では希有なこと。一般教養の教員ならまだしも、臨床講座ですからね。

国家資格公認心理師の法律はできました。M先生などの苦労があっての成果です。
後は制度として本格的に稼働し、立法の精神の下に運用がなされる話を祝杯の肴にしたことはいうまでもありません。
多くの病院心理職のみなさん、公認心理師制度をしっかりしたものにしていきたいものです。

2016/12/02







7月2日(土)~坂野雄二先生がやってくる~

2016-06-10 15:38:25 | Weblog

興味ある方、参加登録お願いします。

来週15日に読売新聞紙上で広告出します。
広告記事そのものは今出せませんが、内容のみ開示します。

第一弾 「ポジティブサイコロジーで変わる心理臨床」

日時:7月2日(土)14時~16時

場所:ホテルアウィーナ大阪(上本町六丁目)4F金剛
http://www.awina-osaka.com

第1部 
 講演「認知行動療法:こころの病の予防から治療まで」
 講師:坂野雄二先生(北海道医療大学名誉教授)
 内容:認知行動療法(CBT)を、うつ病から心身症にいたる多くの患者さまに適用し、多くの心理臨床家を育てた坂野先生に、公認心理師制度が始まろうとする今、心理臨床のこれまでとこれからを語って頂きます。

第2部 シンポジウム「強みを活かす臨床心理学」
 シンポジスト:心理科学部教授
   山田冨美雄、島井哲志、櫻井秀雄、柏木雄次郎
 指定討論:坂野雄二先生
 司会:関根友実さん

定員200名。
申し込みは、メールで。
psysci@tamateyama.ac.jp
メールの中では、
①お名前、②ご所属、③アドレス(連絡先)、④7月2日、と入力の後、この記事をお知りになったのがBLOGか、facebookか、twitterか、mixiかをお書きください。


安原一式ロL24mmつけて

2015-02-06 03:47:13 | Weblog
この安原一式というカメラ。
昨年一冊の本を読んでから欲しくなった。
キョーセラでコンタックスを設計していた安原さんが一念発起して退社し独立。
立ち上げたのが安原製作所。
中国の製造工場使って、フィルムカメラで、レンジファインダーで、ライカLマウントのカメラを限定生産。
1998年というから、デジカメ技術が徐々に育まれつつある時期。
世はまだフィルムカメラ。日本のお家芸、一眼レフカメラも徐々に変貌を遂げつつある時期。
オートフォーカスは当たり前になって、フィルムの自動巻き上げ機能もついて、シャッターを押せばカシャ・シューっとうるさかった。
そんなとき、時代を逆行するかのような、カメラ作って売れるの?と誰もが疑問に思ったらしい(私はその時知らない)。
受注生産方式で注文とったら売れ行き好調。ところが中国の工場ラインはていたらく。なかなか仕上がらない。
ライカに似た風情で、ライカのLマウントレンズが使えるというので魅力あり。ニッチで成功。
なんとか注文分売り切ったまではよかったのだが、会社は倒産したそうです。
その訳は、たぶん、フォクトレンダーというドイツのカメラの名前を買い取って、Lマウントレンズがつかえるレンジファインダーカメラが出たからだとか。
もう18年も前のカメラだけど、手触りがいい。

いかにも金属の匂いがする。
音がいい。静かなシャッター音。
ライカの高価なレンズはないけれど、Canonの交換レンズで十分。
正月4日、初めて撮影を試みた。
フィルム入れて撮影。ところが巻き戻しのときに失敗。
裏蓋を不用意にオープンしてしまいフィルムは感光。
まだ撮影する機会がないが、この日曜日にでも散歩にでかけて1本くらい撮りたいものである。

2015年2月6日 記


2015年の年賀状です

2015-02-06 03:18:37 | Weblog
今年ご挨拶できなかったみなさま、 よろしくおねがいします。
今頃になって、なんですが、これというのもこの1年ほど、GOOのBLOG御無沙汰だったから。
facebookが便利で、要領の限界もなかったので、BLOGの必要性を感じなかったんですね。
久しぶりに使ってみて、少しは使いやすくなっているので、長い文章などはこちらにアップしておこうかとおもっています。
ごらんになった皆様、どうぞよろしく。

2015年2月6日 山田冨美雄


姪っ子の子3歳!

2014-10-27 02:51:56 | Weblog
可愛いものです。
姪の子が3歳で七五三。
我が娘の時は、写真館に行って着物きせてもらい、お化粧して、はいポーズ。
私は自分のカメラで何枚か撮らせてもらっただけ。
あれから21年。姪の子の七五三に立ち会うことができました。
場所は羽曳野の誉田神社。
いい記念になりました。

2014/10/27・記

21回まばたき研究会

2013-03-25 04:19:48 | Weblog
21回まばたき研究会


すばらしい研究会でした。
研究発表もさることながら、講演がおもしろかった。

初日最後には、今大会長の宇津木成介先生の講演。

二日目は大阪大学の中野珠実先生による講演。

いずれも、まばたき研究者にとって、インパクトのあるものとなりました。

内容については、別の機会に紹介します。

なおまばたき研究会は今回の研究会で21回、22年目となりました。
また日本心理学会まばたき研究部会として活動して11年目ともなりました。

ぼちぼちこれまでの成果をまとめてみようとおもいます。
まずは今秋北海道で開催の日本心理学会でシンポジウムを企画することになりました。

こうご期待!

2013/03/25・山田冨美雄