12月4日開講の生理心理学で使用した資料です。
ただし、写真類は著作権等の理由から掲載しておりません。
また、すでに使った資料類も授業では使用しましたが、割愛しました。
「快適性」を付加価値としたもの作りから、「感動を生む」を新たな付加価値としたもの作りコンセプトわかってもらいましたか?
資源のない日本が、経済的に自立して世界のなかで生きていく戦略は、資源を輸入し、加工し、付加価値をつけて世界中に販路を求めることだと近代日本の船出にあたって政府首脳が決めたこと。
今、そのコンセプトが生きているとして、感動をうむ、我が国にしかできないもの作りこそ大切にしたいというのが私の願い。
生理心理学の立場から、これを実現するには、「感動」を身体の反応から計測する技術を作り上げることだとおもいます。
そこで、感動を心、行動、身体の3面から計測しようとかんがえたわけです。
ちなみに論文になっていますので、必要な方は原著にあたってください。
原著
山田冨美雄 ・江川 猛
モノ作りコンセプトとしての「感動」の生理心理学的測定
生理心理学と精神生理学,2006, 24(1), 49-56. (2006年8月)
関連学会発表
山田冨美雄・田中邦彦・高橋隆宜
プチ感動を生むモノづくり:生理心理学的感動評価の試み
日本生理人類学会第57回大会、2007年10月21日、福岡(九州大学西新プラザ)(日本生理人類学会誌, 2007, 12 (2), 140-141.)
2009/12/05・記