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今日からのゼミスタートに思う新・新生理心理学

2012-04-20 09:42:18 | Weblog
ゼミ選択の騒動を終え、今週最初の心理学演習がスタートしました。

わが山田ゼミもしかり、本日20日金曜4限、2時45分スタートします。

まずは自己紹介からはじまるでしょう。

そして、私のMacBook Airをまわして、自分で写真撮影。

全員の顔写真をまとめましょう。

これからのゼミの進行は、新生理心理学IIの輪読から。

生理心理学をもちいた応用研究のしかたがまとめてある本で、1997年発刊。

まだ私が40歳代で編集幹事をした力作で、執筆者も当時油が乗りきっていた人たちばかり。

内容が少し古くなっているのですが、骨子はまったく今も変わりません。

この本、II巻なのに最初に出版されました。

先日お亡くなりになった故柿木庄二先生主担編集。

急いで出版したのもあって、校正が行き届いていないところがありますが、なにごともスピードや!と辣腕振るわれた時を思い出します。

翌年98年2月出版のI巻では私も執筆しています。

生理心理学の指標のアウトラインをやさしく解説する3章「生理指標の見取り図」p24-35。

この章はプレ演習の教材にしました。今週は声を出して読みましたね。

また16章「瞬目活動」p266-279は田多英興先生、福田恭介と共著。まばたきの心理学の要約章。

私の分担箇所は2節3EOG法、4EMG法(p.271-272)、3節「3つの瞬目」1「随意性瞬目」、2「反射性瞬目」(p.274-276).

また17章「免疫系・内分泌系指標」p.280-289も書きました。これは、PNI研究の紹介文としてはなかなかだと自負していました。

さらに座談会・あとがきにかえてで「生理心理学のなりたちから今後の進むべき方向を語る」の司会約をしています(p309-318).

先日久しぶりに通読してみたんですが、宮田先生と藤沢先生が自由にお話になっています。

現在お二人ともアラ80でお元気。北海道の生理心理学会ではなんと、宮田先生かつぎだして30年前の生理心理学会創設当時のお話をしていただきます。

98年10月刊の第3巻「新しい生理心理学の展望」は、21世紀の生理心理学を予見して若手が主に執筆。

私は1章「心的負荷の生理心理学的研究」(pp2-11)と4章「精神神経免疫学的研究」(pp32-49)を執筆しています。.

また、座談会・あとがきにかえてで、「これからの生理心理学の今後の進むべき方向を語る」(pp289-297)の司会をしています.

わずか2年で3巻をまとめるというすごい作業をこなした当時のことが懐かしい。

ぼちぼち、現代版の新新生理心理学を編むことが必要になってくるでしょう。

新生理心理学の編集幹事であった、今アラ60の私たちの役目かもしれません。

北海道の学会で囁いてみようかとおもっています。


2012/04/20・記



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